星野さん解放2・9渋谷デモへ 都知事選を星野奪還の力に③

週刊『前進』08頁(2618号08面02)(2014/02/03)


 星野さん解放2・9渋谷デモへ
 都知事選を星野奪還の力に③

(写真 鈴木たつおさんを都知事にと訴える星野暁子さん)

 ファシストや日共との激突

 都知事選決戦は終盤に入り、いよいよ白熱の度を加えている。鈴木たつお候補の主張は怒れる全都民の心を激しくとらえている。都知事選決戦に一切を投入し、新自由主義攻撃の破綻の中で改憲と戦争に突進する極右・超反動の安倍政権を打倒し、現代革命の勝利を切り開こう。都知事選決戦は『現代革命への挑戦――革命的共産主義運動の50年』と「革共同政治局の2014年1・1アピール」に基づく革命への挑戦そのものだ。鈴木たつお氏を押し立てて、渾身(こんしん)の決起で闘い、2010年代中期大決戦の突破口を切り開こう。
 世界大恐慌と3・11情勢のもと、帝国主義の階級支配が破綻するなかで闘われる今回の都知事選は「1930年代型」の階級闘争の様相をもつ一大権力闘争に押し上げられた。フクシマの怒り、オキナワの怒り、青年労働者の怒りが燃え上がり、新自由主義・安倍政権への怒りが沸点に達している。労働者人民の怒りの決起に恐怖するスターリン主義や体制内勢力は、帝国主義の救済者としての姿をあらわにし、労働者階級の闘いの圧殺者として登場している。帝国主義国家権力はファシストの暴力を労働者階級に差し向けてきた。
 日帝・安倍政権と真っ向から対決し、ファシスト、スターリン主義との激突に勝ちぬき、2月9日の投票日に向かって火の玉となって闘おう。
 1千万都民を対象に100万人を獲得する都知事選決戦は、星野闘争勝利の全展望をかけた闘いである。昨年12・1星野全国集会で確立した「階級的労働運動を基軸に100万人規模の決起をかちとる」方針の実践そのものである。この都知事選決戦に勝利し、星野文昭同志奪還へ巨大な展望を切り開こう。その最大の鍵は証拠開示大運動である。
 昨年末の三者協議において、33枚の写真ネガの開示勧告をかちとった。これは、弁護団の闘いと一体となって繰り返したたきつけた東京高裁包囲デモや、全証拠開示大運動が東京高裁・東京高検をぎりぎりと追いつめてかちとった勝利である。この上に、検察がいまだに隠し持つすべての証拠を開示させよう。

 多くの弁護士が鈴木氏推薦

 全証拠開示大運動に賛同している弁護士の多くが都知事候補の鈴木たつお弁護士の推薦人になった。これは、全証拠開示大運動が国家権力と闘ってデッチあげを暴いていく力ある運動として巨大なものに発展することへの期待であり、同時に全証拠開示運動が広範な労働者人民と結びついてダイナミックに発展する可能性をもっていることを示している。
 全証拠開示を求める署名を全国で圧倒的に集めよう。この署名活動は、正義や人権を無視する新自由主義との闘いであり、闘う労働組合を再生させ、地区党を建設する闘いそのものである。
さらに、日帝・国家権力、徳島刑務所は、39年にわたる星野同志の不屈・非転向の闘いが労働者階級の怒りと結合することを恐れ、友人面会不許可、手紙の墨塗り、年賀状の定型文強制など外部交通権を侵害する攻撃を激化させている。また、暖房のない極寒の獄中で湯たんぽ、ポケットカイロを使わせないなど、「受刑者」の生命・健康・生活を顧みない攻撃を続けている。このなかで星野同志は日々、労働者階級との団結を築き、不屈に闘っている。
 1月18日、全国26番目となる「いわて星野さんを救う会」が結成された。昨年、北東北で最初の絵画展を盛岡で成功させた上で、「世論を盛り上げ、国家が星野さんを解放せざるを得なくなるまで運動を続けたい」と、救援会を立ち上げたのであり、すばらしい勝利である。
 18日には広島、26日にはみやぎで総会と集会が大成功した。動労水戸は19日、第32回定期大会で「国鉄決戦の勝利で、無実の星野文昭さんを取り戻す決議」を上げた。2014年冒頭からの大きな前進の上に、都知事選決戦を全力で闘い、巨大な飛躍をかちとろう。
さらに、2・9渋谷大デモを大爆発させよう。星野同志が1971年闘った渋谷の地に星野奪還の声をとどろかすのだ。都知事選投票日、その勝利と一つの闘いとして代々木公園ケヤキ並木に総結集し、デモにうって出よう。(連載おわり)
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【要項】2・9星野さん解放・渋谷大デモ
 2・9星野さん解放・渋谷大デモ
 2月9日(日)午後2時 集会
 午後3時20分 デモ出発
 代々木公園ケヤキ並木集合
 共催 全国労組交流センター/星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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