都知事選決戦の地平を固め国鉄・反原発決戦-14春闘を 2・16国鉄集会-3・11福島行動へ

週刊『前進』06頁(2619号02面01)(2014/02/10)


 都知事選決戦の地平を固め国鉄・反原発決戦-14春闘を
 2・16国鉄集会-3・11福島行動へ


 東京都知事選への鈴木候補の登場は、安倍政権と日帝ブルジョアジー・支配階級を震え上がらせ、労働者人民を限りなく勇気づけています。政府・権力とマスコミが翼賛政治と世論操作で鈴木候補を抹殺し抑え込もうとする攻撃を、選挙ポスター、公選はがき、街頭宣伝、電話作戦、そして選挙公報などを駆使し、労働者の団結を日々拡大して打ち破り、選挙戦を圧倒的に闘い抜いてきました。「労働者が社会を動かしている」という実感は、決起したすべての労働者人民のものです。

 新自由主義との闘い

 都知事選の闘いをもって始まった2010年代中期の壮大な階級決戦に向け、この2~3月、国鉄・反原発決戦を先頭に意気高く進撃しましょう。最高裁への新10万筆署名運動を猛然と推進し、2・16国鉄集会(東京・北海道・九州)への大結集をかちとりましょう。さらに2・23いわき集会と3・11反原発福島(郡山)集会・デモに決起し、安倍政権の原発再稼働を打ち破りましょう。都知事選で解き放たれた「生きさせろ!」の怒りを結集し、14春闘の爆発を闘いとりましょう。
 今都知事選決戦の意義は決定的です。
 第一に、それは、戦争・改憲に突進する安倍政権と崩壊し始めた新自由主義に激突し、その支配を打ち破ってプロレタリア革命勝利を切り開く闘いであり、2010年代中期階級決戦を押し開く一個の蜂起戦でした。
 大恐慌は産業も貿易も縮ませ、米帝の量的金融緩和の縮小が世界の株式市場を急落・暴落と乱高下にたたき込み、大企業救済のために政府財政は完全に破綻しています。
 「1%」のブルジョアジー・支配階級は、大恐慌を圧政・暴政、増税や戦争でのりきろうとしていますが、世界の労働者階級は今、労働組合を軸に団結し、反撃に立ち上がっています。昨年末から継続して激しく闘われている民主労総のパククネ打倒のゼネスト、切符売り場閉鎖による1千人の解雇に反対する英RMT(鉄道・海運運輸労組)などのロンドン地下鉄48時間スト(2月4~7日)が示すように、2012~13年の「国鉄決戦でプロレタリア世界革命を切り開こう」の闘いと国際連帯の発展は、革命情勢を完全に成熟させています。これに応えて革共同は都知事選への大挑戦を決断しました。
 私たちのこの決断と挑戦が今日の階級闘争の大焦点となり、新たな階級的力関係を生み出し、階級的労働運動派が闘いの主導権を奪取しています。連合東京が自民党推薦の舛添を支持し、今や労働運動に大分岐・流動が起きていることは、その表れです。都知事選決戦を全力で闘ったことに確信を深めて、さらに前進していきましょう。

 地域に労組拠点建設

 第二に、したがって都知事選決戦への決起は、階級的労働運動をさらに発展させ、地域に労組拠点を建設する闘いです。
 労働者は、極右ファシストの元都知事・石原が、時の首相を突き上げ、日本を戦争にもっていこうとしていたことに激しい怒りを覚えました。そして都知事選が「国政選挙」であることを熟知しています。だから、鈴木候補の「1千万人の怒りでアベ倒そう!」が鮮烈なリアリティーをもって労働者の魂をつかんだのです。
 労働者は選挙という大衆的な巨大なエネルギー解放の場で、国や企業、社・共など体制内勢力の「縛り」から自己を解き放ち、団結を拡大して闘い始めています。都知事選は1千万人の怒りと結びつき100万人を組織する、革命への巨大な権力戦です。
 そしてこの闘いの勝利は、階級的労働運動の発展、拠点建設、闘う労働組合権力の確立によってこそ圧倒的に可能になるのです。また逆に都知事選という大決戦を闘う中でこそ、体制内指導部の打倒も、労組拠点の爆発的建設も実現することができるのです。
 都知事選は全国6千万人の労働者階級に党派選択を迫る空前の階級決戦となりました。労組拠点建設は大衆行動と一体であり、日常的な不断の活動による細胞建設、『前進』1万人(数万人)読者網建設、階級のリーダー形成の闘いです。今こそ党と労働組合の一体的発展をかちとりましょう。

 闘う労働者党の登場

 第三に、今回の都知事選決戦の歴史的任務は、この闘いへの基礎をつくり、革命的な挑戦を可能にした国鉄決戦を勝利に向けて発展させ、それを基軸にして階級的労働運動をさらに前へ前へと進めていくことです。
 都知事選という革共同の歴史でも空前の挑戦はなぜ可能となりどう貫徹されたのか。
 今回の都知事選で起こったことは、敵の攻撃の激化による「あきらめ」や「失望」も、闘う労働者の党が登場し、鮮明な方針を提示して闘えば一変し、多くの人が展望をつかんで立ち上がるということです。実際に、告示日に約1万4千カ所の掲示板のほとんどすべてに鈴木候補のポスターが貼られ、さらに9万5千枚の公選はがきが書かれ、街頭や職場で「鈴木支持」を広げる一見地道な闘いが猛然と展開されました。この最強の団結と決起が敵を恐怖に陥れました。
 この基礎には『革共同50年史』発刊があり、「これが現代革命への挑戦か!」と感動的決起をも生んだのです。これこそ、2012年のJR外注化阻止決戦以来の「国鉄決戦でプロレタリア世界革命へ」の実践であり、その発展なのです。
 動労千葉が「一人の首切りも許さない」と立ち上がったことや、動労水戸が青年労働者の被曝労働は許さないとストに決起したのと同じ質で、都知事選に労働者は立ち上がりました。それは自らの人生をかけた感動的な決起でした。
 告示日のポスター貼りから始まって、職場全員を『前進』でオルグし、知人全員に手紙を書き、あるいは選挙資金をつくる。体制内指導部が投票を指示する候補をめぐって、労働者大衆と平場で論戦し、逆に獲得する。この闘いを継続していけば必ず自分の職場は拠点になる。労働者はこうしてリアルに勝利の実感をつかんでゆきました。またこれと一体で『前進』がさらに労働者の使える武器となり、活用されたことも決定的でした。
 権力奪取の勝利まで続く、プロレタリア革命へのあくなき挑戦が開始され、革命へのうねりがつくりだされたのです。

 1930年代こえる

 第四に、都知事選はスターリン主義と同時に極右ファシストと対決し、1930年代階級闘争の敗北をのりこえるものとして闘われました。NHK新会長・籾井(もみい)の就任記者会見とその後の一連の放言、経営委員・百田尚樹(作家)の田母神への応援演説、極右による朝日新聞社襲撃を賛美する長谷川三千子(埼玉大名誉教授)などは本当に許し難い。これに対し鈴木候補は、NHK前に登場してともに闘おうと訴え、真っ向から激突し闘いました。
 韓国・民主労総のゼネスト決起はすでにある意味で30年代をのりこえています。だからこそ今、世界革命を裏切り敗北させたスターリン主義の問題が決定的になっています。都知事選や毎日の職場におけるスターリン主義や社会民主主義との接近戦は、プロレタリア革命の勝利を切り開く価値創造的な闘いです。

 2~3月闘争へ進撃

 国鉄分割・民営化の不当労働行為を認定した9・25判決の地平から動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁決戦勝利に向け、東京、北海道、九州での2・16国鉄集会の大成功へ進撃しましょう。
 都知事選はまた、反原発闘争の路線的飛躍を大衆的規模で生み出しています。階級的労働運動の力で全原発廃炉も可能です。NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)を各地で組織し、2・23いわき闘争と3・11福島行動に向け総決起しましょう。
 都知事選決戦の全過程を貫いていたのは、過労死と「食べていけない」労働者の現実との闘いです。ここでつかんだ飛躍と勝利の実感を今こそ職場に還流し、14春闘の本番の闘いをやり抜こうではありませんか。
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