団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2621号06面01)(2014/02/24)


 団結ひろば 投稿コーナー

 手応え感じた選挙戦福島の怒りに共感が

 福島大 U

 東京で1万3千人の心をつかんだ! 鈴木たつおさんを都知事にできなかったのはとても残念ですが、ものすごい手応えを感じました。あっという間の17日間でした。
 私は街宣隊として都内を駆け回り、時にはマイクや宣伝カーのハンドルを握りました。候補者だけでなく、私たちも主体になった運動でした。鈴木さんや全国から駆けつけた労働者、学生の熱意のこもった演説は都内・全国に響きわたり、革命のうねりをつくり出したと確信します。全学連の団結も深まりました。
 特に、福島の怒りとしての「1千万の怒りでアベ倒そう」「全ての原発いますぐなくそう」「オリンピックやらない」を候補と一緒にあいまいさなく訴えることができ、東京の労働者から多くの共感を得られたことがうれしかった。オリンピックは福島切り捨てであり雇用破壊だという訴えに、人びとが足を止めて討論になることが多かったようです。みんな現状に怒っているけれども、どこに怒りをぶつけたらいいかわからない。そこに闘う軸が登場し、敵をはっきりさせて怒りを発した時に、みんなの怒りが解き放たれていったようでした。これだから今回の都知事選は楽しかった!
 次の主戦場は福島です。細川や宇都宮ら原発反対運動を条件闘争にする勢力や、労働者の決起を恐れて鈴木候補を宣伝しなかったブルジョアマスコミは、福島大で怒りの声をあげさせない当局と一緒です。都知事選と1・20福大行動を打ち抜いた全学連こそ福島現地でも福島の怒りと結びつき革命情勢をつかもう。

 選挙戦だがどんどん運動が前進する感覚

 富山大 J

 約3週間、街頭宣伝隊として闘いました。かちとった約1万3千票と労働者階級の団結は偉大な前進だと思います。
 労働者が本当に生き生きと闘えた選挙戦でした。労働者が主人公、労働者・労働運動の力で社会を変えようというストレートな訴えが本当に響いた選挙戦でした。
 特に、鈴コン社前で、鈴木たつおさんが都知事候補として鈴コン労働者とともに解雇撤回を訴え闘う姿は新鮮でした。労働者階級の闘いを軸にした選挙闘争ということが実感できた瞬間でした。労働者自身が自分たちのリーダー、候補として鈴木さんを押し立てることができるし、労働運動として自己解放的に選挙戦を闘いとれるんだなと思いました。
 現場で闘ってきた学生や労働者の応援演説は、1票をお願いする訴えではなく、自分たちのキャンパスや職場の闘いから怒りを共有しともに闘う仲間になろうという訴えであり、青年労働者の多くが立ち止まって話を聞いていきました。訴えを聞いて感動し労働組合に入る仲間も現れ、選挙戦であるにもかかわらず、どんどん運動が前進する感覚がありました。
 だからこそ、今回の1万3千の票は社会の根本からの変革を求める1万3千の票だったと思います。この都知事選挙の偉大な地平から6千万労働者階級の獲得へ! さらに大胆に挑戦しよう!

 安倍倒せ!の訴えが

 労働者に届く〝快感〟 M・I

 猛暑の中での昨年の山本太郎選挙は初体験で、ウグイスの台本に忠実に声を張り上げるのが精いっぱいだった。今回のスズタツ選挙は極寒だったが熱く充実していた。
 うそつきと金の亡者、その両方を兼ね備えた政治家がどうしてこれほど多いのか。そういう人間しか政治家になれないのか。選挙の度に半ばあきらめの気持ちで一番マシと思える候補者の名前をつづる作業の繰り返しだった。そんな私が初めて積極的に選んだ候補者は山本太郎。そして百パーセントの信頼と確信と希望をもって票を投じたのが鈴木たつおである。
 「原発は安全だ」などと真っ赤なうそをつき、福島の大事故の責任もとらずに再稼働を推し進めようとする政府。金もうけのためだけに会社を肥え太らせる資本家たち。何が「おもてなし」だ。立ちあがろう。社会は変えられる。みんなで安倍政権を倒そう。選挙カーの中でマイクを握り、思いをぶちまけた。無表情だった通行人が振り返る。寒さに身を縮めていた警備員がにやりとして片手をあげる。ワゴンカーの作業員たちが一斉に笑顔で手を振って返す。私の言葉の一粒が相手の心に届いた「カ・イ・カ・ン」の瞬間だった。
 鈴木氏が立候補したからみんながサポートしたのではない。私たちみんなの思いの集合体が鈴木たつおという存在なのだ! 再び「カ・イ・カ・ン」を味わえる機会を楽しみにしています。

 演説を聴いていた人に握手求められ感激

 沖縄大 D

 東京都知事選を鈴木たつお候補のボランティアスタッフとして担いました。マスコミが一切取り上げない中で選挙戦は苦しくなると思っていましたが、実際にやってみると楽しかった。
 ビラを受け取る人は「そんな候補がいたんだ」という反応なのですが、鈴木候補の訴えを聞くと「自分もそう思っていたが、なかなか言えなかった」とそれぞれ思いを語ってくれ、最終的に「鈴木たつおにする」という人が多くいました。
 特に印象に残っているのが、昔、日放労で組合長をやっていたおばあさんが政見放送で鈴木さんの訴えを聴いて感動し、駅前での演説を聞きに来てくれたことです。最初は宇都宮に入れるかどうか悩んでいたそうですが、鈴木さんの訴えを聞いて「この人しかいない」と確信したそうです。
 また、鈴木候補は辺野古基地建設絶対反対、オスプレイ撤去を訴えていた唯一の候補であり、私も沖縄から来た学生として応援演説をしました。「安倍の言う『オリンピックで雇用が増える』も解雇自由、非正規職化の攻撃」と弾劾し、「鈴木たつおさんを勝利させて本土と沖縄の労働者の団結をよみがえらせ、辺野古基地建設を阻止する闘いをしよう」と訴えました。演説を聴いていた男性が、「ありがとう」と握手を求めてきてくれました。うれしかった。「絶対反対」の怒りと結びつく都知事選を闘って、安倍政権の支配の崩壊と革命情勢を感じました。

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