各地で国際婦人デー行動

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週刊『前進』06頁(2624号06面01)(2014/03/17)


各地で国際婦人デー行動

東京 原発・過労死許さない ドイツからも連帯の発言

(写真 「戦争止めよう。労働者階級として先頭で闘おう」。解放感あふれ銀座デモ【3月8日】)

 3月8日、「安倍は倒せる!私たちのデモが世界を変える!」と題しての2014年国際婦人デー東京行動が開催された。162人が参加して日比谷図書文化館での集会とデモが行われた。
 今年は、ドイツからゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟のケアスティン・ルーデックさんが参加。新自由主義の破綻のもとでウクライナ情勢を始め帝国主義強盗どもの争闘戦が戦争の危機をはらんで激化している。その中での闘いの交流は国際婦人デーの精神を発揮し、労働者階級の国際的連帯・団結をつくり出すものになった。
 司会を東京労組交流センター女性部の樫村美恵子さんが担った。婦人民主クラブ全国協議会代表の三浦正子さんが、「帝国主義の戦争を止めよう! 労働者階級として女性が生きるために先頭で闘おう」と高らかに開会を宣言した。
 共闘のアピールの初めに三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんが登壇。「軍事空港反対で48年。農地死守を掲げて反対同盟はいよいよ市東さん裁判で東京高裁に攻め上る闘いに入る」と3・23全国集会と3・26高裁闘争への結集を呼びかけた。星野暁子さんは都知事選後の文昭さんとの面会を報告。獄中で候補と一体で闘っていた文昭さんが面会室で2日間、暁子さん相手に「街頭演説」を行ったエピソードを語った。
 ドイツからの報告は40分にわたり、現地の核燃料廃棄物処分場建設反対闘争のスライドを上映しながら行われた。闘いの中での女性の役割の大きさが語られ、国家権力や原子力マフィアや原子力ムラとの闘いでは「国境を越えた団結連帯が必要!」と訴え、大きな拍手を受けた。
 基調報告は婦民全国協の川添望さんが行った。「新自由主義の破綻の中で安倍政権が女性の活用を成長戦略の中核と位置づけている今、女性労働者が国鉄決戦を先頭で担い階級的に闘っていくことがすべての労働者階級人民の未来を決める」と核心を突いた。さらに、「今日立ち上がっている一人ひとりの格闘の中に資本主義を倒し新しい社会を実現する力がある。けっして一人ではない。私たちは団結できる存在だ」と訴えた。職場で地域で闘い、決起した女性たちを大きく激励するものになった。

労災や解雇と闘う決意次々

 いよいよ職場・地域からの発言だ。郵政非正規で家族を養うために少しでも高い時給をと夜勤専門の職場で働き通勤途上の事故で労災になり、その後の雇い止めと闘っている女性の闘いを中部労組交流センターが報告した。
 続いて、労組をつぶす攻撃の中で資本により過労死させられた夫の労災認定を労組に入ってかちとって闘い始めた女性が発言に立ち、「会社には怒りがいっぱいです」と語った。資本の不当労働行為と真っ向から闘う医療職場からは、深刻な人員不足の中、命そのものが脅かされている現状が弾劾された。介護職場で解雇され撤回を求めて闘う報告でも、資本のパワハラ・セクハラと真っ向から闘う自身の存在そのものが職場の安全崩壊を弾劾していることが明らかにされた。
 ジェコー資本による解雇と闘う当該は、反動判決に屈せず粘り強く闘うことを表明。埼玉の教育労働者は「1年間で使い捨てる労働を押しつけるために激しいパワハラやいじめが横行する現場は許せない。がんばる」と決意を語った。
 三浦半島教組での激しい役員選挙戦攻防、横浜市の自治体職場の報告を神奈川労組交流センター事務局長の岩崎ゆかりさんが行った。最後に全学連書記長の坂野陽平さんが暴処法裁判での無罪確定を報告し、闘う決意を表明した。
 団結ガンバローで締めくくり、さっそくデモに出発。東電本店前を通り、銀座を行進する女性たちの「原発反対! 非正規職撤廃! 過労死許さん!」のデモに、街行く人びとが一緒にコールしたり、手を振ったり、デモを背景に写真を撮りに来るなど解放感に満ちていた。(婦民全国協事務局長・鶴田ひさ子)

大阪 闘う力は現場に 婦民福島支部長が講演

 

 3月2日、大阪市のエルおおさかで、婦民全国協・関西ブロックと関西労組交流センター女性部が主催する国際婦人デー集会が開催され80人が集まりました(写真)。
 時代が集会スローガンを呼び寄せているともいうべき関西の国際婦人デー集会は、泉佐野市会議員の国賀祥司さん、全国水平同盟の佃久子さんの共闘からのあいさつで開始。佃さんは8家族への住宅明け渡しに対する不当判決に「絶対反対で闘う。だれもが安心して生きられる世の中をつくろう」と訴えました。
 大きな拍手に迎えられて、1月に結成された婦民全国協福島支部の支部長、高橋恭子さんが登壇。「高校卒業後、全労済に就職。そこで受けたさまざまな女性差別に対し、個人の問題ではなく組合の問題として、隣の労働者と団結して闘ってきた。この生きにくい時代に病気になった子どもの問題も根っこは同じ。3・11以降、私もフクシマの人びとも変わってきた。佐藤幸子さんをはじめ、反原発行動で多くの女性たちが声を上げ始めた。婦民の読者として長くいたが、この女性たちの立ち上がりを見て『つながりたい! つながらなければ!』と心から思い支部を結成。3年たったが何も変わっていない。それどころか放射能は目に見えず、現実について話せない状況がある。見通しのない仮設住宅での生活、20㍉シーベルトの帰村攻撃は放射能の中で生活しろということ。3・11をともに闘おう」と、事故から3年、支部結成に至った過程とそ の決意を自分の人生を通して熱く語りました。
 基調報告は婦民全国協・関西ブロック代表の山本美知子さん。「フクシマの怒りを結びつける要に婦民福島支部がある。国鉄解雇撤回訴訟の9・25判決は国家的不当労働行為を認めさせ『終わった』とされていた国鉄闘争をよみがえらせた。都知事選は労働運動をめぐる選挙、『革命の訴え』は労働者・民衆の胸に確実に届き結びついた。絶対反対の団結で橋下の労組破壊を打ち破った。国鉄闘争を軸に闘う労組をつくり、外注化・非正規職化に反対し、長時間・過労死労働と闘おう!」と訴えました。
 後半は「韓国ゼネストの闘い」のビデオ上映と訪韓闘争報告。八尾支部、泉佐野読者会、橋下の教育破壊・評価制度と闘う学校現場からの報告の後はフリートークです。
 非正規職の首切りと闘う豊中の保育労働者、病院の外注化攻撃と闘う医療労働者、任用替えと闘う奈良の市従労働者、社会保険病院の独法化攻撃と闘う全社労の労働者、婦民神戸支部の会員、八尾北医療センター労組、長時間・過労死攻撃と闘う教育労働者、京大で団結解体の大学改革と闘う学生。一つひとつの報告に現場労働者の中に闘う力があり、絶対反対で闘い労働組合を変える思いがあふれていました。
 まとめと行動提起は関西労組交流センター女性部長の東理恵さんでした。闘うエネルギーいっぱいの集会でした。

広島 福島と連帯して 安倍政権と真っ向対決

 3月1日、広島市中区の幟会館で、「福島と連帯して、安倍政権と真っ向対決!」を掲げて国際婦人デー広島行動が開催され、51人が参加しました。婦民全国協福島支部の高橋恭子支部長を迎えての集会後に市内中心部をデモ(写真)。「女性は金もうけの道具じゃない! 安倍の女性活用、お・こ・と・わ・り!」「女たちの団結大きな力! 労働組合つくって闘おう!」。元気なシュプレヒコールは、世代を超えた街行く女性の注目を大いに集めました。
 集会は婦民全国協広島支部の今川美恵子支部長が基調を提案。「安倍政権は『女性の活用』を成長戦略の中核と位置付け、女性の労働力を安く使い切ろうとしている。若年女性の貧困を『自己責任』と切り捨てる一方、安倍の応援団・NHK経営委員の長谷川三千子は『女性が家で子を産み育て、男性が妻と子を養うのが合理的』などと言う。怒りは沸騰している。安倍政権は一日も許せない。どうやって倒すのか。職場に労働組合をつくり、地域に婦民の団結を広げて闘えば勝てる。春闘を闘い、3・11福島へ結集しよう」と力強く呼びかけました。
 続いて高橋恭子さんが「3・11から3年―福島の現状と訴え」と題し、1時間にわたって講演を行いました。3・11をもってすべてが激変する中、子どもを守るために必死に立ち上がった福島のお母さんたちとともに文科省へ、経産省前へと奔走した日々。バッシングをはね返して建設されたふくしま共同診療所。被曝労働拒否に立ち上がった動労水戸や国労郡工支部の闘い。そして今年1月の婦民全国協福島支部結成。安倍政権と最前線で対決し団結を広げてきた福島の闘いの報告に参加者全員が感動し、3・11福島行動をともに闘う決意を固めました。
 意見表明では、NPO法人よもぎのアトリエの室本けい子さんが福島の保養の取り組みをアピールし、女性労働者が次々と発言。高陽第一診療所労組は「福島と連帯して内部被曝と闘い、新自由主義攻撃と労組が先頭で闘う」、広島連帯ユニオン草津病院支部は「使い捨ての駒のように働かせる合理化に絶対反対で闘い、組織拡大をかちとる」、広教組の仲間は「戦争と新自由主義教育と対決し、不起立処分撤回の人事委員会闘争を闘う」と述べました。   自治労や自治労連で闘う仲間からも職場で労組の闘いと婦民活動で団結を広げると自己解放性にあふれた発言が続きました。最後に広島連帯ユニオンで婦民広島支部の森実智恵美さんが閉会あいさつを行いました。
 日本共産党系の新婦人などは「国連が定めた3月8日の国際婦人デー」「女性の地位向上とエンパワーメントを求め」などと、女性の怒りと闘いを資本主義の枠内に押しとどめようとしています。しかし、これを吹き飛ばし、階級的労働運動の前進を切り開き始めていることを確信させる行動でした。(婦民全国協広島支部・伊豆ハルミ)

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