5月市議選必勝へ団結 泉佐野住民集会 労組を軸に民営化と対決

週刊『前進』06頁(2625号03面03)(2014/03/24)


 5月市議選必勝へ団結
 泉佐野住民集会
 労組を軸に民営化と対決

(写真 「許さん!千代松市長 取り戻そう誇りと団結を! 住民集会」が150人の参加で大成功【3月9日 泉佐野市内】)

 3月9日、泉佐野市内で「許さん!千代松市長 取り戻そう誇りと団結を!住民集会」が150人の参加で大成功しました。主催は関西新空港絶対反対泉州住民の会と関西労組交流センターです。
 関西合同労組の仲間の司会で、全日建連帯労働組合関西生コン支部の武谷新吾さん、全国水平同盟の岡邨洋さん、八尾北医療センター労働組合の灰垣美佐子さん、婦人民主クラブ全国協議会・関西ブロックの山本美知子さんが連帯のあいさつ。
 泉州住民の会代表で泉佐野市議の国賀祥司さんが5月市議選必勝の決意を述べました。「空港に反対して30年、財政破綻ののりきりのために住民と労働者・市職員を犠牲にするやり方に反対し、労働者の立場に立って闘い続けてきた」。千代松市長は、ゴミ収集や図書館、保育所、さらに学童保育や窓口業務まで民営化し「職員500人を首にして100人にしようとしている。民営化はJR北海道や川崎駅事故のように命と安全の崩壊につながる。非正規職化、長時間労働、パワハラ、過労死など新自由主義が奪ったすべてを取り返す闘いをやろう。橋下大阪市長は現場労働者の闘いで辞任に追い込んだ。千代松はもっと弱い。労働者住民が団結すれば倒せる。安倍、橋下、千代松を串刺しに、命より金、改憲と戦争の政治を止めよう」と訴えました。
 「千代松ゆるさん!アピール」で、泉州住民の会の小林順子さんは「安倍の戦争政治と泉州で対決しているのが住民の会と国賀議員。5月市議選8期目必勝を」と発言。Nさんは「国賀さんとのつながりは戦争反対。安倍の靖国参拝、河野談話の撤回は、戦争をやりたいからだ。千代松も同じだ。市の幹部職員を自衛隊に行かせ研修させたことは許さない。民営化は何一つ良いことはない。千代松市長を引きずり下ろそう」と訴えました。
 大会決議を上げて参加した関西合同労組泉州支部の黒瀬博匡委員長が、「公務員も民間も労働者はひとつだ。非正規職撤廃。不当な解雇を許さない」と訴え、関合労に結集した2人の女性労働者を紹介。Aさんは「22年間働いた会社で雇い止め攻撃を受けた。国賀さんと関西合同労組は親身になって行動してくれ、撤回させました。私と同じことがたくさん起こっている」と語りました。関空島の機内食工場で退職強要を受け解雇撤回を闘ったBさんは「同僚が雇い止めを言われ、上司に撤回を申し入れて3カ月延長させた。組合に誘う」と発言。障害児を持つCさんは「子どもは清掃では最低賃金、作業所ではわずかな給料で働いている。私もスーパーで最低賃金で働いているが近く閉店で失業する。障害者を安い賃金で働かせ危険な仕事に駆り出す障害者総合支援法はよくない」と訴えました。
 橋下打倒実行委の中心で闘う大阪市教組の仲間が橋下を辞任に追い込んだ闘いを報告し、「労働組合をよみがえらせ、とどめを刺す。市議選に勝利し、千代松・橋下を打倒しよう」とアピール。市職員の怒りのメッセージ、こども園反対の保護者からのメッセージが紹介され、会場から元高校教員が「戦争は子や孫に残してはならない。泉佐野を破壊する千代松許さん」と発言しました。
 最後に泉州住民の会の井上敏幸さんが「千代松市長との決戦として5月国賀さんの当選をみんなの力でかちとろう」と閉会あいさつをしました。
 新自由主義攻撃は、生きるため、子や孫のため闘う労働者を次々生み出しています。関空の地元で国賀議員と泉州住民の会、関西合同労組を軸に28年間市議選を闘い労働者住民と結びつく中で、あらゆる水路から立ち上がる人びとと団結を広げ労組拠点建設、婦人民主クラブ全国協支部建設、プロ独―ソビエト建設を展望した大地区党への飛躍は必ずできると確信させる集会でした。
(革共同泉州地区委員会)

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