反対同盟 一斉行動と記者会見 〝農地死守〟の決意を表す

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週刊『前進』06頁(2625号06面03)(2014/03/24)


 反対同盟
 一斉行動と記者会見
 〝農地死守〟の決意を表す


 3月16日、三里塚反対同盟と支援連は月例となった空港周辺地域への一斉行動を行い、さらに記者会見を開いて3・23全国集会と26日の農地裁判控訴審弁論への意気込みを表した。(写真
 午前9時、天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合して打ち合わせ。農地取り上げに反対する署名はこの時点の集約で6150筆と確認された。市東さんが「出足は好調だが今後も、一筆一筆を大事に3万へ向けて集め、東京高裁の貝阿弥裁判長に突きつけよう」と、全員の奮起を促した。萩原富夫さんは、「3・23集会まであと1週間。これまでより幅広い交流を目指し、集会も工夫をこらした。たくさんの人に声をかけて、大結集を実現しよう」と訴えた。
 この日発行された「反対同盟ニュース」第6号の内容は、3月26日の第1次提出に向けた署名への協力を呼びかけ、また自民党成田空港推進議連による「3本目の滑走路」要求を弾劾し、反対同盟の3・11反原発福島行動への参加報告など盛りだくさんだ。このニュースと署名用紙を携えて、全員が空港周辺の担当地域に散っていった。
 夕方の集約で、この日163筆の署名が集まったことが確認された。それぞれが一軒一軒を訪ねて対話を積み重ね、「足で稼いだ」数字だ。
 午後3時からは、同じく市東さん宅の離れで反対同盟の記者会見が行われ、北原鉱治事務局長、市東さん、萩原さん、伊藤信晴さん、太郎良陽一さんが出席し、10社以上の新聞・マスコミ関係者が参加した。北原さんのあいさつに続き、萩原さんが、3・23集会を「霞が関に攻め上ろう!」のスローガンのもと、反原発闘争、沖縄基地反対闘争、反TPP闘争などと合流し連帯する闘いとしてかちとる方向性を示し、さらに26日の高裁弁論闘争のスケジュールなどを明らかにした。
 萩原進事務局次長を失った試練をのりこえて前進する反対同盟に対し、組織体制、闘争方針、活動内容などについて記者から熱心な質問が続き、市東さんを始め全員が「農地死守」の決意を表しながら応答した。

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