紹介 『ソリダリティ』第10号 マル青労同10年の集大成

週刊『前進』08頁(2627号03面04)(2014/04/07)


紹介
 『ソリダリティ』第10号
 マル青労同10年の集大成


 3月、マルクス主義青年労働者同盟より『Solidarity〔ソリダリティ〕』第10号が刊行された。
 マル青労同に結集する仲間は、都知事選決戦を頂点にこの1〜3月を最先頭で闘いぬいてきた。安倍政権による解雇自由と民営化・総非正規職化の新自由主義攻撃に対して、国鉄決戦を軸に職場で資本と非和解的に闘い、14春闘を牽引(けんいん)している。これはマル青労同第10回大会でつくり出した団結の力によるものだ。それが『ソリダリティ』第10号に凝縮している。ぜひ青年労働者の組織化に活用して欲しい。

階級攻防の最先端

 第10号の冒頭は第10回大会の報告だ。大会総括・議案・来賓あいさつはもとより、討論・感想も惜しげもなく掲載されている。JRにおける外注化阻止・被曝労働拒否の闘い、自治労4・26ストライキ闘争、ブラック企業と闘う非正規職労働者の報告......。職場で階級的労働組合を組織する一つひとつの実践が、最先端の階級攻防として闘われている。なかでも国鉄10万筆署名と地区党建設の実践は、実に教訓に富んでいる。
 第10回大会は、階級的労働運動の創成に挑戦してきたマル青労同10年間の闘いの集大成として結実している。この地平は、現代革命への挑戦―都知事選決戦を闘いぬく力の源泉となった。それは、生き生きと14年の展望を語った青年労働者座談会、大会総括の結語に示されている。

「闘いは進む」も掲載

 『前進』連載の「闘いは進む―青年の職場から―」の投稿が、1年分まとめて掲載された。全国の青年の闘いの息吹が伝わってくる。これを読んで、「闘いは進む」を意欲的に執筆して欲しい。
 また学習講座として「『資本論』―労働過程と価値増殖過程―」も収録されている。現場の青年労働者が、学習会資料のレジュメを基にして作成したものだ。「難解さ」はなく、青年労働者ならではの視点で書かれた労作だ。
 「労働運動の力で革命やろう」という決意と熱意があれば誰でもマル青労同に加盟できる。巻末のマル青労同の規約を読んでマル青労同に結集しよう。地区党の仲間は、『ソリダリティ』を活用して、マル青労同1000人建設へともに闘おう。

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