4・25―26ジェコー闘争へ! 派遣法改悪に絶対反対

週刊『前進』06頁(2628号03面02)(2014/04/14)


4・25―26ジェコー闘争へ!
 派遣法改悪に絶対反対

(写真 解雇を撤回しろ! 自治労ストと連帯し、ジェコー本社工場にデモ【13年4月26日 行田市】)


 4・25ジェコー本社弾劾包囲デモがJAM神奈川ジェコー労組から、労働者派遣法改悪反対4・26労働者総決起集会が同労組とさいたまユニオンから呼びかけられている。全力で結集しよう。
 08年リーマンショック直後に「派遣切り」が行われ、100万人の労働者が職を失い、寮から出され、路頭に放り出された。今や民営化と外注化の破綻が事故の続発となって爆発している。にもかかわらず安倍政権は限定正社員制度や派遣法改悪で全労働者を非正規職にしようとしている。
 アベノミクスの崩壊も時間の問題だ。より大規模な「派遣切り」は不可避だ。09年4月末のトヨタ系部品メーカー、ジェコーによる期間従業員全員解雇から5年目の4・25デモと4・26集会こそ、これを迎え撃つ闘いの発火点だ。非正規職撤廃を掲げ、派遣労働者を始めとする労働者の大反撃で派遣法改悪攻撃を打ち破ろう。
 ジェコー闘争とは何か。1970年代末からの闘う労組解体攻撃に抗して生き残ってきたJAM神奈川ジェコー労組が、2000年から導入された請負・派遣という非正規雇用労働者を組織し、正規職・非正規職が一体で開始した派遣法撤廃、非正規職撤廃の闘いである。
 ジェコー資本による国鉄分割・民営化と一体の工場閉鎖・解雇攻撃は、闘う労働運動を変質、解体する攻撃だった。労組は川崎事業所閉鎖・行田本社工場移管後、少数派から多数派への転換をかけた組織拡大戦に打って出た。05年、行田本社工場で派遣労働者を組合に組織し、正規職化を要求し闘った。偽装請負を告発し、派遣労働者の直接雇用をかちとった。
 だが、ジェコー資本は闘う労組が本社工場で組織を拡大することを阻止しようと、リーマンショックを機に08年10月末に高橋美和行田分会長を、09年4月末には奥山信子現分会長を始め約80人の期間従業員を全員解雇した。そして3カ月後には新たな派遣を導入する「血の入れ替え」の不当労働行為に走った。
 労組は解雇攻撃に2波のストライキ、工場の総務部前を6時間にわたって占拠する実力闘争を闘った。解雇後は解雇撤回の裁判闘争、門前闘争、地域ビラ入れ、労組支援要請行動などを今日まで闘い続けてきた。これは国鉄1047名解雇撤回闘争解体のための2010年4・9政治和解をのりこえる闘いと一体の闘いであった。そして地裁と高裁に不当労働行為を認定させた動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁決戦のただ中で、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会や小竹運輸労組、郵政非正規ユニオンとともに闘いの結集軸として立とうとしている。
 派遣法改悪阻止・安倍政権打倒へ、4・25―26闘争に結集しよう。

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期間従業員全員解雇から5年
ジェコー本社弾劾包囲デモ
 4月25日(金)午後4時30分 デモ開始
 ジェコー本社工場通用門(埼玉県行田市富士見1―4―1)
 主催 JAM神奈川ジェコー労働組合

もう生きていけない! 労働者派遣法改悪反対!
4・26労働者総決起集会
 4月26日(土)午後1時開場 1時30分開会
 東大宮コミュニティセンター第1・2集会室(JR宇都宮線東大宮駅西口1分)
 共催 JAM神奈川ジェコー労働組合/一般合同労組さいたまユニオン

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