4・25法大闘争に大結集を 新歓闘争 各大学で新入生と合流

週刊『前進』06頁(2629号05面01)(2014/04/21)


4・25法大闘争に大結集を
 新歓闘争 各大学で新入生と合流

 法大を先頭に全国各大学で新歓闘争が破竹の勢いで進んでいる。安倍政権の改憲・戦争・原発推進の攻撃に真っ向から立ち向かう学生運動と新入生とが、感動的に大合流する情勢が切り開かれている。新入生とともに4・25法大解放闘争(要項1面)に全国から大結集しよう。

田中優子総長と対決――法政大学

(写真 学生との対話を妨害する法大当局を武田委員長を先頭に文連が徹底追及【4月17日 外濠校舎前】)

 開講から1週間、弾圧教職員と対峙しての文化連盟・全学連の訴えに、新入生を始め、学生の注目が集まっています。
 法大当局はなんと、連日昼休みに警察権力を警備車両とともに配置。学内にも警察が入り込んでいます。オバマ訪日に合わせた治安弾圧です。
 さらに、暴処法裁判無罪をかちとった学生への謝罪と武田雄飛丸文連委員長の処分撤回を求める要望書を田中優子新総長の自宅に文連の学生が送るも、社会学部窓口に続いて自宅でも受け取りを拒否。エセ「リベラル」田中総長の本性は日々明らかとなっています。
 一方で法大と首都圏大学新入生の4・25集会参加が続々と決まっています。法大新入生の4・25アピールを紹介します。
 「法大といえばMARCH(明治、青学、立教、中央、法政の首都圏私立5大学の総称)の中の一つとしてイメージが強く、ネームバリューがある素晴らしい大学だと思っていました。ところが法大の説明会に参加した日の帰り際に、社会科学研究会の方々に話しかけられたのがきっかけで、印象が変わってきました。『3・14弾圧事件』の話を聞いた時には、この大学はおかしいんじゃないか、と斬新に思えるほどでした。なぜ学生を処分するのか、なぜ無罪になった学生に対して謝罪しないのか。当たり前のことをできない体制なのは大問題。このような実態を他大学の知人や友人にも教えたいと思いました」
 改憲・戦争・原発再稼働に突き進む安倍とオバマを許さず、法大生・全国学生の大結集で安倍・オバマ・田中優子を串刺しにして打倒しよう。
(法政大学・H)

福島と連帯し講演会―― 京都大学

(写真 ふくしま共同診療所の杉井医師と法大文連の武田委員長を招き新歓講演会が大成功【4月13日 京大】)

 京都大で自治会を軸とした新歓闘争が前進しています。松本紘総長は任期切れを前に昨年末、「任期延長」と「総長選廃止」を突然うち出し、それが同学会中央執行委員会が呼びかけた「本部棟座り込み」闘争で断念させられると、今度は「総長の国際公募」を新聞紙上で一方的に発表しました。学内外から「松本打倒」の怒りの声が上がり始めています。
 松本は4月7日の入学式式辞で「我ら日本人の姿」「日本人の矜持(きょうじ)」などと、「日本人」という言葉を繰り返しました。授業では必修科目の英語化が進められ、教員も学生も無意味な「英語での専門授業」を強制されています。これはJR東海名誉会長・葛西などの進める原発・鉄道・水道のパッケージ型インフラ輸出や安倍の集団的自衛権行使容認と一体の攻撃です。学生の回答は「グローバル人材育成戦略粉砕!」「安倍・葛西・松本打倒!」「自治会建設」です。
 新入生に「武田君の処分撤回署名」と「原発再稼働反対署名」を呼びかけ、数多く集まり、熱い討論が始まっています。『前進』が数十部も読まれています。
 4月13日には全学自治会同学会中央執行委員会と研究部会主催の新歓講演会が行われました。ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師と法大文化連盟の武田君がそれぞれの闘いを熱く語り、新入生も含めた40人が熱心に聞き入りました。マル学同主催の定例の『前進』学習会にも多くの新入生が集まり、学生寮では夜を徹した討論が行われ、4・25法大集会への参加も続々と決まっています。
 法大闘争の大爆発へ闘おう!
(京都大学・A)

自治会パンフに共感――東北大学

(写真 東北大の新歓講演会【4月15日】)

 東北大では4月1日の新入生健康診断から新歓が始まりました。学生自治会の執行部・書記局が団結して連日奮闘し、多くの新入生との結合が生まれています。
 今年の新歓闘争の特徴の一つは、宣伝戦が成功していることです。3日の入学式までに、1400部の自治会パンフが新入生に手渡されました。これが例年以上に読まれ、「若者の未来を奪う安倍政権を全国300万学生の行動で倒そう!」「大学のブラック企業化を許さず学生が主役の大学をつくろう!」(パンフの大見出し)の訴えの手応えを感じています。
 いま一つは、大学当局の「ネガティブキャンペーン」の無力化です。入学式後の当局主催のオリエンテーションで「自治会とはかかわるな」という中傷が行われたあとも、続々と私たちと新入生との討論が起こり「学生運動に興味がある」「学生自治は大事だ」という反応が出て、実際の結合も始まりました。
 資本主義・新自由主義が崩壊を開始する中で、社会変革の欲求が高まっています。新入生には、福島の子どもに甲状腺がんが多発している事実はほとんど知られていませんでした。しかし真実を暴露し、行動を呼びかけることが怒りと決起を生み出します。
 4月15日のふくしま共同診療所の杉井医師による新歓講演会(学生自治会主催)には飛び入りの新入生も参加し、交流を深めました。
 4月後半の新歓闘争を全力で闘い、4・25法大闘争に東北大から攻め上っていく決意です! 
(東北大学・I)

布施医師講演会開く―― 福島大学

 福島大に原発反対の大運動を巻き起こすべく、団結を固めながら元気よく活動しています。
 新入生の中には、避難生活の中で高校3年間を過ごした学生もいるでしょう。「3・11情勢」の中で、社会や自分の生き方を考えてきた学生たちです。4日の入学式では、その学生たちに「ともに立ち上がろう」と呼びかけました。
 16日には新歓講演会としてふくしま共同診療所医師の布施幸彦さんの講演会を行い、活発な議論になりました。戦後の学生自治会・医学連と先生ご自身の学生時代のお話が印象的でした。共同診療所が安倍政権による被曝隠しと闘えるのも、学生自治会の存在が大きいと感じました。
 今年就任した中井勝己学長は、入学式で「新入生に身につけてほしいこと」として「批判的な精神」と「人権感覚」をあげました。「現代社会に関心を持ち、それを疑ってかかる批判的姿勢を」「権利を主張できる学生に」と。しかし実際には、「署名、勧誘に絶対に応じないように」と新入生に圧力をかけ、原発反対運動を弾圧します。私たちが宣伝をすれば、学生課職員が門前にパイプイスを並べて監視――これが福島大当局の本性です。仲間が弾圧に負けずに立ち続けていることで、職員は内容的批判ができず「とにかく出ていきなさい」と力なく言うことしかできません。
 福大に闘う学生自治会を絶対につくり出します!
(福島大学・F)

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