4・25法大 封鎖粉砕し解放集会 田中新総長へ怒りのデモ

週刊『前進』06頁(2631号05面02)(2014/05/12)


4・25法大 封鎖粉砕し解放集会
 田中新総長へ怒りのデモ

(写真 申入書受け取りを拒否する当局を弾劾し学生たちが一斉に外濠校舎前に殺到した【4月25日】)

 4・25法大闘争は、法大当局―国家権力の弾圧態勢をぶち破って、法大生―全国学生の怒りの火柱をあげる感動的な闘いとなりました。
 法大当局は4月22日、「組織的業務妨害団体がデモを呼びかけているから当日は外濠門を封鎖する」という異例の予告メールを全法大生に流しました。しかし、文化連盟と法大生の怒りの高まりに恐怖した法大当局は、当日に封鎖を断念。「文化連盟が押している!」(サークル員の声)
 4・25当日、昼休み前から外濠校舎周辺は全国から駆けつけた学生と、集会に合流してきた数百の法大生で占拠され、解放空間となりました。
 12時40分、斎藤郁真全学連委員長の「学生注目!」のかけ声で、いよいよアピールが開始されました。文化連盟委員長・武田雄飛丸君が、「口先では脱原発、反秘密保護法、改憲反対を叫ぶ一方で、法大生に『デモに出るな』と恫喝する田中優子総長をぶっ飛ばそう!」と訴えました。 さらに首都圏の新入生が次々と「学祭を自由にやらせろ」「学生管理強化反対」「学生への弾圧は絶対に許せない」と全力でアピール。
 続いて文化連盟の学友が、外濠校舎前に居並ぶ教職員に、総長に宛てた申入書を手渡そうとしました。「無罪の学生に謝れ」「処分を撤回しろ」の声が一斉に高まります。しかし当局はまたもや受け取りを拒否し、制服警官と公安刑事に守られながら逃げる始末。田中新総長は、これで実に5回目の受け取り拒絶です。「申入書を受け取れ!」「警察は帰れ!」「田中総長は出てこい!」――法大生の怒りは沸点に達し、「もっと近くに行こう!」と、武田君たちのもとに押し寄せるように集まります。「外においでよ」と構内の友達に電話する法大生も! 法大生の大結集によって、弾圧を狙う国家権力の意図は完全に粉砕されました。
 午後1時半、いよいよデモに出発。 「デモに出よう!」の訴えに応えて、多くの法大生が続々と合流しました。「ビラを読んで来た」という新入生の女子学生グループは、昼休みの最初からデモの終わりまでフル参加しました。飛び入り参加した新入生は「これが公安警察か。許せない」と怒りを表明。サークル員グループも堂々とデモに合流しガッツポーズ。総長室前では、徹底的に弾劾の声を上げました。
 首都圏の新入生が「法大を解放するぞ」「処分を撤回しろ」と次々とデモコールに決起し、沿道からも「学生がんばれ」と熱い注目を浴び、解放感あふれるデモを貫徹しました。
 最後に武田君が、「4月就任以降の1カ月間で田中新総長の正体を完全に暴いた。全国の大学で闘いを拡大して、再び法大に集まろう」と熱烈な呼びかけで、締めくくりました。
 その後、文部科学省に「大学改革」反対の申入書提出行動を行い、一日行動を貫徹しました。
 法大闘争は3万法大生総決起と法大自治会建設、そして首都圏に巨大な学生運動をつくり出す新段階に突入しました。闘いはこれからです。法大生―全国学生は、闘う沖大生と連帯し、沖縄闘争に総決起します!
(法大・洞口朋子)
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