広島 チェルノブイリ事故28年 中電前で座り込み

週刊『前進』06頁(2632号04面04)(2014/05/19)


広島 チェルノブイリ事故28年
 中電前で座り込み


 チェルノブイリ原発事故から28年目の4月26日、広島連帯ユニオンとNAZENヒロシマの呼びかけで、中国電力本社前闘争を行いました。
 広島連帯ユニオンは結成以来毎年欠かさず、中国電力本社前でチェルノブイリ原発事故を弾劾する座り込みをしてきました。地域の労働組合とともに「電力労働者こそ原発反対で立ち上がろう」と中電労働者に訴えてきました。
 広島連帯ユニオン書記長の私が基調を提起しました。
 「チェルノブイリから140㌔メートル離れたコロステンで、普通に体育の授業ができる子どもたちはわずか4分の1と報じられています。コロステンは現在は毎時0・1㍃シーベルト。福島市より少し汚染がひどい程度のコロステンが、福島原発事故のこれから起こりうる影響を示唆しています。にもかかわらず安倍政権は健康被害を居直り、実際の被曝線量を隠してまで避難指示を解除して住民を帰還させ被曝させようとしています。ユニオンは、労働組合の団結で2人の労働者の解雇を撤回させました。労働組合が闘えば新自由主義攻撃は打ち破ることができます。原発を再稼働しないと成り立たないような『命より金』の社会も、絶対変えることができます。保養・避難と一体のふくしま共同診療所の闘い、労働組合として被曝労働拒否で闘う動労水戸の竜田延伸反対の闘いと連帯し、8・6ヒロシマの闘いを大成功させよう」
 反戦被爆者の会の中島健事務局長が「座り込みを始めた当時はまだ電産中国が健在で原発反対で闘っていた。闘う労働組合をよみがえらせよう」とアピール。星野文昭さんを取り戻す闘いの先頭に立っている増上昭典さんは「被爆した自分の家族のことを考えると、今の福島の帰還運動は許せない」と訴えました。
 座り込みの後、「原発再稼働阻止! 原発輸出反対! 安倍を倒そう」と訴えて、原爆ドームまでデモ行進を行いました(上の写真)。
 行動に先立って、連合メーデーの会場と繁華街で動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁署名を呼びかけ、198筆の署名が寄せられました。特に青年労働者が訴えに真剣に聞き入って署名に応じてくれました。6・8国鉄闘争全国運動の大集会までに10万筆の署名を集めきろう!
(広島連帯ユニオン 壹貫田康博)

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