沖縄大学でキャンパス集会 自治会建設をめざし学生数百人と合流

週刊『前進』06頁(2633号05面02)(2014/05/26)


沖縄大学でキャンパス集会
 自治会建設をめざし学生数百人と合流

(写真 当局の妨害をはねのけキャンパスに響き渡る赤嶺君の演説に多くの沖大生が聞き入る【5月19日 那覇市】)


 「復帰42年」の5月19日、沖縄大から歴史を変える挑戦が始まりました!
 「沖縄大学学生自治会復活会」が呼びかける「沖大生の力で戦争とめよう!
 キャンパス集会」が開かれ、当局の反動を打ち破り、全学を巻き込む大高揚の中で、全国学生も一体となって闘いとられました。
 「復活会」は、昨年から赤嶺知晃君(法経2)を先頭とした沖大生有志で結成され、サークル回りやビラまき、講演会など多くの行動を積み重ねてきました。この決起に恐怖した沖大当局は親を使った恫喝など分断を行う一方、学生には一切知らせずに学内規則を改悪し、今年4月からビラまきを全面禁止し、教官らは「過激派にかかわるな」などとネガティブキャンペーンを続けてきました。そして「公開要求書」の受け取りすら拒む沖大当局の横暴に怒り、沖大生は16日、キャンパス中央でマイクを使って集会を行いました。
 そして迎えた19日、朝から10人以上の職員が正門付近に立ち、門前を監視し、昼休みが近づくと、正門・裏門ともにキャンパスに入るすべての学生に学生証のチェックを行ってきたのです。
 全国学生の部隊が正門に登場すると、総動員された弾圧教授・職員が「学外者は出て行け」などと口汚くののしりながら詰めかけてきました。数百人の学生が続々集まり、その状況を大注目しています。
 赤嶺君の圧倒的なアジテーションが始まりました。「沖大の現実を絶対に変えたいと立ち上がりました。学費が高すぎて、学生の4人に1人が沖大を去らなくちゃいけない。バイト漬けでまともに勉強できない。大学は突然規則を変えてビラまきを禁止し、申入書を受け取りもしない。こんな状態で『戦争反対』なんて言えるのか! みんなで声をあげて自治会をつくり、沖大を変えよう! 沖大から戦争・基地建設をとめよう!」
 多くの学生が演説に真剣に聞き入る中、弾圧教授があらかじめ動員した一部の学生に「帰れ」コールをさせて赤嶺君の演説を妨害させました。自ら手をたたいてリズムをとり絶叫する弾圧教授の姿にこそ、「リベラル」と言われてきた沖大の正体がすべて示されています。赤嶺君は一歩も引かず、沖大生も誰も帰ろうとしません。集会を破壊できないことにあせり、赤嶺君にフリスビーを投げつけた「労働法」専攻教授のおぞましい姿!
 自治会復活会の仲間は沖大生に心の底から訴えて、堂々と集会をかちとりました。弾圧教授に怒り、これまで討論を続けてきた学友が飛び出して赤嶺君にガッツポーズを示しました!
 追い詰められた当局は顧問弁護士に演説させ、沖縄県警まで動員して集会を妨害しようとしました。しかし、赤嶺君に続き全国学友がアピールし「本土―沖縄」の分断を越えた連帯がかちとられ、集会は復活会の存在を全沖大生に知らしめ、大成功しました。
 沖大当局・仲地博学長体制による卑劣な集会破壊策動は破産し、沖大学生運動は沖大自治会再建への決定的な一歩を踏み出しました。(H)

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