京都大学同学会選挙 大森委員長ら79%で信任 全学団結し当局の妨害破り

週刊『前進』06頁(2637号04面01)(2014/06/23)


京都大学同学会選挙
 大森委員長ら79%で信任
 全学団結し当局の妨害破り

(写真 圧倒的な信任多数で再選された大森委員長【左】と作部書記長)

(写真 選挙期間中、キャンパスで訴える纐纈副委員長【左】と大森君)

無責任な妨害勢力を打倒

 6月17日、京都大学全学自治会同学会2014年度中央執行委員会予備選挙の開票が行われ、大森靖之委員長候補(薬学部)を先頭とする候補者団が信任多数で再選された。6月4日から2週間の投票期間で、総投票数1416票、有効投票数1233票のうち968票の信任票を得て79%の圧倒的多数で信任された。安倍の「大学改革」の本格化と真っ向から対決する中央執行委員会が誕生した。そしてこれは、法大文化連盟委員長・武田雄飛丸君起訴と沖大自治会委員長・赤嶺知晃君処分への巨大な反撃だ。
 今選挙戦は「12年の再建から2年の同学会運動の総括を力に変える選挙」として重要な位置を持っていた。2年間の闘いの総括をスローガンにまとめ、内容的・運動的に前進をかちとった選挙戦となった。
 今選挙戦は昨年まで同学会運動に敵対してきた学内勢力を一掃する中でかちとられた。大学当局と一部学生は、昨年までは同学会に対し「告示」や「声明」を立て続けに発表し、運動を妨害してきた。しかし、昨年末の総長選挙廃止反対闘争の中で、やはり学生の全学的団結組織が必要であること、その建設に向かっている唯一の自治組織として同学会中執があることが誰の目にも明らかとなった。「誰が京大に責任をとるのか」が鮮明になる中で、無責任な学内勢力は学生の怒りの前に登場できなくなり、事実上打倒された。
 京大生は大森候補者団の二つのスローガン「TOEFL義務化反対! 大学の主人公は学生だ!」「全学集会で学生の力を示し、大学自治を復権しよう!」に注目。多くの支持が集まった。
 「TOEFL(英語能力測定テスト)義務化」は「グローバル人材育成戦略」の下に学生を屈服させる政策として京大当局が今春導入した。「土曜日に大学でTOEFLを受験しろ」「しなければ英語単位を認定しない」という脅しに対し、当該の新入生のみならず上回生や英語教員からも怒りの声が上がった。選挙戦でその声を一つに束ね、「グローバル人材育成」の背景にある安倍政権とブルジョアジーの意思を全面的に暴き闘われた。新入生自身が投票を呼びかけたり、非常勤の外国人英語教員がクラスで学生に投票を呼びかけるなど感動的決起が起こった。
 「全学集会の実現」は、現在進められている総長選挙と対決するスローガンだ。京大当局とブルジョアジーは昨年、総長選挙廃止と現総長・松本紘の任期延長を打ち出したが、年末の同学会中央執行委員会の呼びかけた本部棟内座り込み闘争など学内の広範な怒りで粉砕された。しかし、「(学内)意向投票」を「意向調査」と言い換え、学外候補枠を2人から3人に増やすなど弱々しい策動を続けていた。
 国立大法人化=教育の民営化に絶対反対せず、「学内民主主義」が「守られた」ことだけで総長選挙継続を称賛する一部のあり方に対し、「大学の主人公は学生だ!」と当局に学生の意志を宣言する全学集会の実現を呼びかけたスローガンは、まさに「京大から革命を!」のスローガンだ。

安倍の「大学改革」粉砕へ

 今選挙の勝利は全国学生運動をさらに前進させる。京大同学会は、法大闘争を闘い抜いてきた全国学生の闘いによって日帝の大学支配の最大の矛盾点として京大が焦点化する中、「社会と隔絶された自由の地」を描くえせ「リベラル」勢力をのりこえて再建された。その勝利は広島大、沖縄大の学生自治会再建へと発展し、法政大での自治会再建へ上りつめようとしている。そうしたうねりへの反動として法大・武田君起訴や沖大・赤嶺君処分がある。京大生と全国学生は弾圧粉砕・早期奪還・処分撤回へ思いを一つに立ち上がろう!
 「反対勢力から責任勢力へ」を掲げた昨年度の中執が、当局との非和解性と闘う学生の団結した力への確信に燃え、安倍の「大学改革」との対決の必要性と展望を示した。全国学生は広大自治会選挙の勝利から8・6ヒロシマ、8・17大集会、そして9月全学連大会に攻め上ろう! 
(マル学同中核派・京大支部)

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