第3滑走路計画粉砕 ! 農地死守 ! 7・13三里塚デモに立とう

発行日:

週刊『前進』06頁(2638号04面03)(2014/06/30)


第3滑走路計画粉砕 ! 農地死守 !
 7・13三里塚デモに立とう

(写真  国交省の報告から想定される「第3滑走路」の位置。①案と②案が提示されている。B滑走路は南か北に千メートル延長する)

反対同盟へ許せぬ攻撃

 反対同盟から、第3滑走路粉砕を掲げた緊急闘争が呼びかけられた(別掲)。6・25控訴審闘争に続いて7月13日、第3滑走路粉砕に立とう!
 第3滑走路など計画すること自体、断じて許すことはできない。
 6月6日に国交省有識者会議でまとめられた羽田・成田空港の国際線増便・拡大案は、まず2020年東京オリンピックまでに飛行制限の区域・時間の緩和、運行の技術的高度化などによって、年間で羽田を3・9万回、成田を4万回増やすというものだ。そして2020年以降、羽田5本目、成田3本目の滑走路を増設するという。さらに暫定B滑走路を1000㍍延長する3500㍍化を掲げている。
 農民・住民を見下した48年前の閣議決定とその後の機動隊暴力による空港建設で、どれだけ多くの血が流れ、逮捕者を出す事態になったと思っているのか。騒音下で、どれほど多くの住民が今この時、騒音地獄に苦しんでいると思っているのか。「命より金もうけ」の新自由主義政策そのものだ。
 有識者会議が現行滑走路の東側に計画したいという二通りの滑走路案は概要しか示されていない。しかし、総工費1200億円で工期4年とうたっているように、すでに具体的な検討に踏み込んでいることは明らかだ。想定される滑走路は、4桁を超える住民が立ち退きや大騒音を強制される大問題である。
 だが、現時点で第3滑走路ができる展望などない。なによりも反対同盟の存在である。反対同盟をはじめとする東峰地区住民の家や畑がある。現行滑走路のすぐ東にある開拓組合道路など、多数の拠点がある。断じて滑走路などできない。
 周辺住民も突然の計画に怒りながら、半世紀にわたって国策を打ち破る闘いをつぶさに見てきたがゆえに「できっこない」と思っている。「もし、本当にやるなら絶対に許さない」という声が次々と寄せられている。
 それを百も承知で出された第3滑走路計画とは、何としても反対同盟と周辺地域をつぶすということだ。
 成田市の商工関係者らでつくる成田空港対策協議会は5月29日に総会を開き、「3本目の滑走路実現へ向けての活動」とともに「B滑走路を3500㍍にする活動を継続」し、「成田市東峰地区の未買収地については、解決の期限を東京五輪の2020年にすべき」と掲げた(朝日新聞5・30付)。2020年までに反対同盟をつぶせ、東峰をなくしてしまえと叫んでいるのだ。
 反対同盟をつぶさない限り、一歩も先に進まない。市東さんの農地決戦勝利こそ第3滑走路を粉砕する道なのである。

安倍打倒の先端的闘い

 安倍政権の成長戦略が行きづまり危機に陥っている中で首都圏空港強化は成長戦略の要である。
 なぜ3500㍍なのか。成田空港が軍事空港だからである。成田空港は朝鮮有事の際に米兵50万人を受け入れる兵站(へいたん)・出撃拠点として位置づけられている。4000㍍滑走路が使えなくなった時、代わりになる長い滑走路が必要なのだ。
 帝国主義間・大国間の争闘戦が軍事化・戦争化する中で、安倍にとって改憲・戦争体制づくりは待ったなしである。なんとしても反対運動をつぶし、空港機能を強化しなければ帝国主義としての生き残りはない。労働運動を解体し、総翼賛化する攻撃と一体だ。
 第3滑走路粉砕は、安倍の改憲・戦争攻撃を直撃する闘いである。三里塚は福島・沖縄の怒りと結びつき、安倍ののど元に突き刺さる人民の抵抗拠点である。国鉄決戦を基軸とした階級的労働運動の前進、反原発と改憲・戦争阻止の闘い、プロレタリア革命を切り開く権力闘争としての選挙戦、この3大決戦の重要な柱として三里塚農地決戦はせり上がった。7・13闘争はその第一歩だ。
 階級的労働運動の力で農地決戦勝利を切り開く闘いは、第3滑走路反対に立ち上がる北総農民との新たな労農連帯を展望できる闘いだ。労働者に対して「残業代ゼロ」という攻撃をかける一方で、安倍政権はTPP、農業委員会解体、農協解体攻撃といった画歴史的な農民圧殺攻撃をしかけてきている。労働者と農民が団結して闘うことが求められるこの時、連帯して安倍打倒を闘う水路がここにある。プロレタリア革命に向けた労農同盟の形成へ、大きな展望を持って闘おう。

市東さん農地決戦勝利を

 新たな決戦に突入した三里塚闘争において、最大の焦点はやはり市東さんの農地決戦であり、控訴審闘争勝利である。
 周辺破壊・騒音拡大を阻止する最前線の闘いとして市東さんの農地決戦がある。市東さんの農地を守る闘いと周辺に住む人たちの生活は文字通り一体であり、騒音下周辺住民の決起で、農地決戦は地域ぐるみの闘いになる。これと階級的労働運動が結びついて闘うならば、第3滑走路を計画段階でつぶしてしまうことはまったく可能だ。3万人署名推進と周辺地域組織化のチャンスに転化しよう。7・13闘争であらためて市東さんの農地を守り抜く決意を打ち固めよう。
 農地裁判控訴審闘争に断固勝利しよう。3万人署名の貫徹はそれを切り開く力である。6月25日の口頭弁論にあわせた2回目の提出行動で、署名は1万3154筆に達した。反対同盟パンフとDVD「三里塚大地の乱2014」を活用し、さらなる3万人署名の前進と農地取り上げ反対のうねりをつくり出そう。
 青年労働者や学生を再び戦場に送らせない! 戦争反対・軍事空港粉砕を貫いてきた三里塚闘争の真価を発揮する時だ。7・6関空反対闘争と一体で、東西両軍事空港を粉砕しよう。
 とりわけ青年労働者・学生の結集を訴えたい。7・13闘争の爆発から、安倍の改憲・戦争攻撃粉砕へ攻め上ろう。
〔白川賢治〕
このエントリーをはてなブックマークに追加