7・13三里塚現地デモへ 「第3滑走路」計画粉砕しよう

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週刊『前進』08頁(2639号07面05)(2014/07/07)


7・13三里塚現地デモへ
 「第3滑走路」計画粉砕しよう

(写真 高裁包囲デモの先頭で歩く市東さんと反対同盟【6月25日】)


 三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける7・13緊急現地闘争に結集しよう。集会場は3月全国集会と同じ、花植木センター横の天神峰・市東孝雄さんの畑だ。ここから出発し、「第3滑走路」予定地域をデモする。
 国家権力の暴力で農民の農地を奪いながら進められてきた成田空港建設は、反対同盟の48年にわたる不屈の闘い、動労千葉を始め連帯し共闘する労働者・学生・人民の闘いによって決定的に阻止されてきた。成田は、国際化した羽田との競争にも敗退し、頼みの綱のLCC(格安航空)も破綻し、永久に完成しない欠陥空港としてのみじめな姿をさらしている。
 その没落一途の成田空港に、暫定滑走路に平行してすぐ横に「3本目を造る」というとんでもない計画が、国土交通省によってぶち上げられた。
 早朝から深夜まで大型ジェット機の騒音が生活を脅かし、周辺住民の怒りが今すでに高まっている時に、またしても周囲の土地を見境なく収奪し、地形を破壊し、滑走路を無理やり造って、飛行機を危険を顧みずひっきりなしに飛ばし、殺人的騒音をもっとまき散らすというのだ。これがそのまま実行されたら、東峰地区は丸ごとつぶされ、隣接する地域も大々的な移転を強制される。
 安倍政権の「成長戦略」が行き詰まっている中で、「首都圏空港機能強化」をうたって出されたこの計画には、なんら整合性も合理性もない。だが、日帝はこうした巨大プロジェクトに、体制的延命をかけてのめり込もうとしているのだ。
 住民の怒りと結合し、計画段階で「第3」を粉々に粉砕しよう!
 そして7・13は、市東さん農地裁判控訴審闘争と一つの闘いだ。成田をここまで破綻に追い込んできた反対同盟と市東さんの不屈の闘いを、何とかしてつぶしたいというあせり、あがきが、この「第3滑走路」だ。
 だが、「私はこの地で農業を続ける。TPPを許さず、福島、沖縄と連帯し闘う」と宣言する市東さんの闘魂は、こんな攻撃で微動だにしない。周辺地域からの市東さんへの支持は、新滑走路計画への怒りとともにますます高まっている。
 6月25日の農地裁判控訴審第2回弁論で東京高裁・貝阿彌誠裁判長は、弁護団の控訴理由書陳述の内容に圧倒されながら、「現時点での主張は尽きたのか」とたびたび述べて、早期結審へのもくろみを表した。
 これを根底から打ち砕くために、7・13に駆けつけ、反対同盟とともに闘おう。農地を守る3万人署名を一層推進しよう。次回10月8日の第3回弁論、そして10・12三里塚全国総決起集会の連続する闘いへ向け、この夏が本当に三里塚の正念場だ。市東さんの農地を絶対に守り抜こう!

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◎団結街道裁判
 7月8日(火)午前10時30分 千葉地裁

集団的自衛権阻止、「第3滑走路」計画粉砕! 市東さんの農地守れ
 7・13三里塚緊急現地闘争
 7月13日(日)午後2時 市東さんの畑
 花植木センター横
 主催/三里塚芝山連合空港反対同盟

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