団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』08頁(2639号08面04)(2014/07/07)


団結ひろば 投稿コーナー

区議補選の地平から団結の力で安倍倒す 法政大学 T

 杉並区議補選で北島邦彦候補とともに街宣で闘いぬきました。
 石原環境大臣(杉並選出!)の「金目」発言や、都議会での女性への差別発言、そして何よりも集団的自衛権の行使容認が狙われる中での街頭は本当に怒りが渦巻いていました。北島候補の「アベを倒そう」の鮮明な提起、そして口先だけではなく、闘う労働組合をよみがえらせようという訴えは確実に大きな階級情勢を切り開いたと思います。
 「こんな人がいたんですね」「やっぱり現場で闘ってきた人は信頼できる」「いつも駅前で演説している方ですね」
 多くの共感と連帯を感じました。投票率が28・8%とめちゃめちゃに低い中で、北島候補が前回の選挙の3倍近く獲得した4332票は、まさしくこの大恐慌と戦争の時代に怒る労働者民衆の決起そのものであったと思います。
 選挙の翌日には首相官邸前で集団的自衛権行使の閣議決定に対し、4万人もの人びとが決起しました。北島候補の訴えが情勢と向き合ってきたことの手応えを感じるとともに、杉並区議補選では「アベを倒そう」「集団的自衛権反対」など一言も言わなかった既存の政党がそこに参加していて、「こうやって顔を使い分けて民衆の怒りを裏切ってきたんだな」とあらためて痛感しました。
 労働者民衆が本当に勝利していくために、私たち学生もキャンパスに学生自治会を復権していく中でこんな連中に恥をかかせ、団結の力で安倍政権を打倒していきます。ともに闘いましょう!

沖縄と本土の団結をつくり闘った選挙戦 沖縄大学 赤嶺知晃

 「たおそう! 安倍政権」を掲げて闘う北島邦彦さんを応援するために沖縄から杉並区議補欠選挙に駆けつけました。
 安倍政権は7月1日に集団的自衛権の行使を閣議決定するという暴挙に出ましたが、区議補選はまさにこの情勢と真っ向から激突するものとなりました!
 学生は朝から夜までビラまきや街頭宣伝を行いましたが、街頭での反応は日に日に良くなっていきました。これは、沖縄をはじめ全国で燃え上がる安倍政権への怒りと完全に一体のものであったと思います。
 選挙期間中は、沖縄大学学生自治会委員長として何度も演説させてもらいました。とくに、戦争、基地建設を進める安倍首相が沖縄戦の戦没者追悼式に出席したことを弾劾し、「あの悲惨な沖縄戦の血の教訓は『軍隊は住民を守らない』ということじゃないですか! 安倍首相は『日本人を守る』と言って集団的自衛権を認めようとしている、そんなものはすべてペテンだ」と訴えました。多くの道行く人が足を止め聞いてくれ、信号待ちをしているトラックの運転手さんも顔を出して聞いてくれました。
 ビラまき中に「なんで集団的自衛権反対なんだよ?」と話しかけてきたおじさんが、私が沖縄から来たと知ると「俺は昨日沖縄戦の番組を見たんだよ。沖縄戦を知ってるやつは集団的自衛権は反対だよな、がんばれよ」と言ってくれました。東京の労働者が思った以上に沖縄に思いを寄せていることを知りました。
 沖大では、「本土の人間は無関心だ」と分断をあおっている仲地博学長をはじめとした体制内教授たちが私に処分を下してきています。しかし、今回の選挙戦を通じて「安倍を倒す力は労働者の団結にある」と真っ向から訴えることが一番労働者・学生の胸を打つと実感しました。安倍政権と闘う本土と沖縄の団結をつくることができたと思います。
 沖大においても学生を分断するための私への処分を撤回させるために、学生自治会の団結を拡大して闘っていきます。

官邸前で青年が「殺されてたまるか」と怒り 東京 山本聡

 6月30日と7月1日の2日間にわたって、集団的自衛権行使の閣議決定に反対する首相官邸前行動に参加した。その場の熱気と高揚感もさることながら、参加者一人ひとりの怒り、真剣さ、そして張り詰めた表情が印象的だった。そして、若者の参加が多いこと。新自由主義のもとで最も痛めつけられ、戦争が起これば真っ先に戦場へ送られる青年世代が「このまま殺されてたまるか!」と声を上げ、膨大な規模で立ち上がり始めている。
 「集団的自衛権の行使にひとたび道を開いたら、拡大を防ぐ手立てはない」「近い将来、日本人が(戦争で)血を流す時代が来る。自衛隊の志願者は激減し、徴兵制を敷かざるを得なくなる」――朝日新聞6・25付朝刊に載ったインタビュー記事で、元防衛官僚がそう明言した。まさに集団的自衛権は徴兵制、つまり青年世代をまるごと戦場に送り出すことに直結しているのだ。
 「戦争か革命か」の時代。自衛隊員を含む多くの青年の怒りと危機感を、現実に戦争を止める力へと転化するために、何より求められているのは団結の力であり、青年が命を預けてともに闘える労働組合の登場だとあらためて実感した。

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