〝安倍倒せ〟学生の怒り

週刊『前進』06頁(2641号06面02)(2014/07/21)


〝安倍倒せ〟学生の怒り

7・15東北大学 閣議決定に抗議のデモ

 東北大学学生自治会は7月15日昼休み、東北大学川内北キャンパスで「集団的自衛権反対!7・15東北大デモ」を行い、7・1閣議決定への反撃の狼煙(のろし)をあげました。(写真


 冒頭、司会の全学連副委員長・石田真弓君がマイクを握り、「7・1閣議決定弾劾!」のシュプレヒコールを行いました。続いて集会基調に立った学生自治会の青野弘明委員長は、「戦争反対とは安倍打倒だ!」「これから大学は戦争に協力させられていく。学生は大学から戦争を止めよう!」と熱烈にアピール。そして学生自治会執行部が発言に立ち、閣議決定を強行した安倍政権を弾劾し、これからの闘いに向けて決意表明をしました。
 東京から駆けつけた全学連の坂野陽平書記長は「全学連大会に結集しよう!」と全東北大生へ熱烈なアピールを行いました。最後に、司会から集会宣言が読み上げられました。

(写真 7・15東北大デモを呼びかけた東北大学学生自治会の執行部。中央が青野弘明委員長)

 東北大学では、学生の間で集団的自衛権をめぐる議論が活発化しています。集会中も多くの学生が足を止めて発言に耳を傾け、講義棟の窓や渡り廊下からも多くの学生が注目していました。『前進』も多くの学生に持ち込まれました。
 反戦運動は学生運動の一丁目一番地だ! 8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ、8・13武田君裁判、8・17大集会から全学連大会に向かって、東北大学生自治会は執行部一丸となって走り抜けます!
(東北大・A)

7・16京都大学 同学会主催で学内集会

(写真 京都大学同学会の主催で開かれた昼休み集会【7月16日 京大吉田キャンパス】)

 7月16日、京都大学で同学会中央執行委員会の呼びかける学内集会とTOEFL試験義務化に関する申入書の提出行動が闘われました。
 集会では、まず同学会中央執行委員長の大森靖之君が提出行動に至った経緯を説明し、「おかしいことに『おかしい』と怒ろう。新総長は『経営協議会とは闘えない』と言う。資本の競争のためのグローバル人材育成について議論を巻き起こそう」と訴えました。
 続いて、斎藤郁真全学連委員長が「7・1閣議決定に対して多くの大学で抗議行動がかちとられている。全学連大会へ集まろう」とアピール。学生寮の学生は「当局による寮自治会との交渉拒否と対決し、全学的な団結をつくりたい」と発言。1回生も「戦争に反対できる自治会をつくろう」と訴えました。
 集会後、国際高等教育院の窓口へ申入書を提出。当局の職員は昨年出された「同学会を認めない」とする告示を理由に受け取りを拒否しましたが、多くの学生に気おされて最終的には受け取らざるをえませんでした。
 集会と申入れ行動は学生の注目を集め、立ち止まって熱心に訴えを聞く学生の姿も多く見られました。
(京大・H)

7・16沖縄大学 当局弾劾し団結固める

 7月16日、沖縄大学学生自治会は「集団的自衛権絶対反対! 辺野古新基地建設とめよう! 赤嶺君への処分撤回! 7・16沖大反戦集会」を開催しました。沖大当局は、またしても教室使用を不許可にしてきました。昼休み、赤嶺知晃委員長が当局を徹底弾劾し、盛島琢允副委員長とともに集会への参加を呼びかけました。
 夕方の集会は、始めに赤嶺委員長が基調提起。「学生自治会の闘いは、外向けには『戦争反対』と言いながら、学内で学生の決起を弾圧する沖大・仲地体制の正体を暴き出し前進してきた。処分はこれに対する脅しと分断。執行部が崩れずに闘っているのが重要だ。堤防決壊まであと一歩だ。8・6広島―8・9長崎闘争、8・17大集会、9月全学連大会へ集まろう。不当逮捕された学生を取り戻そう」
 続いて自治会執行委員が辺野古闘争の歴史と赤嶺処分の不当性を訴える特別報告。最後に全体で「赤嶺君・武田君と団結して立ち上がろう。辺野古新基地建設阻止、安倍政権打倒の巨大なうねりをつくり出そう」の集会決議案を採択し、夏秋の決戦へ団結をうち固めました。
(沖縄・U)

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