2010年代革命勝利に向け革共同への圧倒的なカンパを

週刊『前進』06頁(2642号03面03)(2014/07/28)


2010年代革命勝利に向け革共同への圧倒的なカンパを


 7月20、27日、革共同は全国で政治集会を開催し、新たな革命党の姿を日本と世界の労働者階級の前に登場させ、圧倒的・感動的に成功させました。運営の中心に青年労働者・学生が立ち、すさまじい迫力と解放感あふれる集会を実現しました。労働者階級自己解放の力が横溢(おういつ)し、すべての労働者人民を獲得する展望を明々と示しました。
 2010年代中期階級決戦の火ぶたは切られました。プロレタリア革命を切り開く革命党=革共同に巨大な規模の闘争資金カンパを集中して下さい。

非人間的な政治の継続

 7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定の背景にはすさまじい日帝の危機があります。1千兆円を超える借金を抱え、脱落帝国主義に転落した支配階級は「このままでは資本主義は終わりだ」と、7・1の暴挙に訴えてきました。
 広範な人びとが「今、声を上げなければ」「子どもたちが戦争に行かされる」「次は徴兵制だ」と、怒りの行動に立ち上がっています。こんなことが許されていいのかと、誰もが感じ始めています。
 「自衛のため」と言えば「個別的、集団的、集団安全保障のすべてで武力行使ができる」とは何たるペテンでしょう。「自衛の範囲」は無限に拡大されます。安倍首相は14日の衆院予算委員会で「機雷による中東・ホルムズ海峡の封鎖は日本経済に打撃を与え、多くの中小企業が被害を受ける」から武力行使の対象だと表明しました。7・1閣議決定は無制限の侵略戦争の道を開いたのです。
 帝国主義の侵略戦争は、99%の労働者人民に対する生活破壊であり殺戮(さつりく)です。安倍が言う「国民を守るため」などは大うそです。労働者人民が職場や地域で生きることさえできない現実、福島第一原発事故避難者への賠償打ち切り、帰還強制の棄民政策を見れば明らかです。安倍と資本家が行う戦争は「命より金もうけ」の非人間的な政治の継続であり、延長です。

拠点建設で安倍倒そう

 なぜ、こんなことが許されるのか。野党と連合が全面屈服し、われ先にと協力しているからです。
 連合は〝集団的自衛権行使にも原発再稼働にも反対ではない、賛成だ〟と、職場で怒りの噴出を抑えることに全力を挙げています。
 安倍の戦争政治と闘う道は、革命的拠点を圧倒的につくり出す中にあります。社会の主人公である労働者が階級として自覚し、職場で労働組合をつくり、その中で団結のすばらしさをつかみ取り、階級的労働運動を展開することです。同時に、「労働者に国境はない。万国の労働者は団結せよ」を実践する国際連帯闘争の豊かな発展の中にあります。
 革命勝利の方針は、〈国鉄闘争、改憲阻止・反原発、革命的選挙闘争〉の3大決戦です。革共同は2月の都知事選と6月の杉並区議補選闘争を新たな選挙闘争として闘いました。その中で、郵政労働者が、不当なスキルダウン評価を理由にした賃金大幅切り下げに怒り労働組合を結成し、当局の謝罪と賃下げ撤回をかちとりました。ものすごい勝利です。

革命切り開く国鉄決戦

 さらに、青年労働者・学生を先頭に、改憲阻止・反原発闘争を職場とキャンパスで、官邸前・国会前で噴き上がる数万、数十万の怒りと固く結びついて闘ってきました。
 労働組合として真っ向から「集団的自衛権行使の閣議決定弾劾」を発した動労千葉、動労水戸のアピールは全国の労働者人民に勇気と共感を広げています。国鉄分割・民営化攻撃のはるか前から、あらゆる組合破壊攻撃を団結の力ではね返し勝利してきた最強の労働者部隊が最前線で闘っています。反合理化・運転保安闘争を基本路線に、労働組合としてJR資本と激突し、一歩もひかないどころか、今やJR体制の崩壊をつくり出し勝利し続けているのです。
 とりわけ今年前半の闘いで、動労千葉はついにJR本体と外注先の千葉鉄道サービスに組合組織を拡大しました。あらゆる壁を越えて一体となった闘いを実現しています。
 動労水戸は、常磐線竜田延伸に対して被曝労働拒否の3波のストライキを打ち抜き、職場の労働者や、原発直近で日々格闘する福島県民の怒りと結合しました。「動労水戸の評判はうなぎ登りです」と言う職場の乗務員。いわきの仮設住宅では動労水戸を知らない人はいません。ある楢葉町の方は「私たちは電車に乗りません。乗務員の方が可哀想だ」と言いました。被曝労働拒否の闘いは戦争反対・軍事輸送拒否の闘いそのものです。
 時代認識と路線で日々武装し、資本との攻防の最前線で、革命党と労働組合が一体となって戦略的に闘い勝利する。ここにプロレタリア革命勝利への道があります。
 すべての『前進』読者の皆さん、「こんなことを許してたまるか!」の思いを、圧倒的な革共同へのカンパで具体化してください。職場や地域の方に呼びかけてください。今こそ、私たちの党を強力につくり上げる時です。皆さんの根底からの決起をお願いします。
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