金曜行動 川内原発再稼働許すな 規制委と安倍に怒り

週刊『前進』06頁(2642号04面04)(2014/07/28)


金曜行動
 川内原発再稼働許すな
 規制委と安倍に怒り

(写真 川内原発再稼働を容認した原子力規制委員会に怒りをたたきつけた【7月18日 首相官邸前】)

 7月18日金曜日、首相官邸前と国会前で恒例の反原発金曜行動が闘われた。この日は原子力規制委員会が16日に鹿児島県の九州電力川内原発1、2号機について、新規制基準を満たすと認める審査結果を発表したことを受け、規制委員会と安倍内閣への怒りの声があふれた。
 いつも来て発言している女性は、「規制委員会の田中委員長は『基準に適合してるかどうかを審査するだけで、安全とは言っていない。稼働させるかどうかも関与していない』と言いました。なんなんだ、この茶番劇は。田中委員長と政府のこの無責任な姿勢を糾弾する。委員長自ら安全と言えない川内原発の再稼働は絶対認められない」と、規制委員会と安倍内閣を徹底的に糾弾した。
 男性は、「規制委員会は審査に適合するかどうかを判断するだけで、安全については国が判断すると。国は国で事業者と地元が判断すると。じゃあ誰が一体責任を取るんだよ」と、安倍内閣の無責任さを弾劾した。
 この日は、東京電力が昨年福島第一原発で大型がれきを撤去した際にセシウムが付着した粉じんが舞い上がり、原発から20㌔以上も離れた南相馬市の水田で昨年秋収穫のコメから基準を超えるセシウムが検出された件で怒りの発言が相次いだ。
 双葉町から東京に避難している女性は、「南相馬のコメから大量のセシウムが出たんですよ。コメに付いているということは、もう野菜にも出ているのですよ。去年のコメを今になって発表しているのですよ。その時点でなんで発表してくれなかったのでしょうか。私はそれが腹立たしい。安倍総理のうそつきにはもうこりごりです。安倍総理はもう絶対やめてくださいよ」と福島の怒りを爆発させ、安倍打倒を熱烈に訴えた。
 国会前で男性が、「あれだけ危ないものが飛んでいて肺に入って、それで安全なんですか。そういう状況で避難区域を解除しようというのがこの国です」と帰還を強制する国の策動を暴露した。
 川内原発の再稼働を絶対に阻止しよう。
(K)
このエントリーをはてなブックマークに追加