金曜行動 安倍に怒りのコール 再稼働反対の発言続く

週刊『前進』06頁(2644号05面05)(2014/08/18)


金曜行動
 安倍に怒りのコール
 再稼働反対の発言続く

(写真 広島、長崎の闘いともつながり「核も原発も反対!」と声を上げた【8月8日 首相官邸前】)

 8・6ヒロシマ、8・9ナガサキの闘いが集団的自衛権行使と原発再稼働を狙う安倍を痛撃する中、8月8日、首相官邸前、国会前でも怒りの金曜行動が行われた。
 「原発やめろ!」「再稼働するな!」。午後6時、抗議行動が始まった。夕方になっても衰えぬ猛暑を振り払い、激しいコールが続いた。
 官邸前では年配の男性が「原発から出る放射能は人間を殺します。原発がないと電気が足りなくなると言ってきたが、これは真っ赤なうそです。『安全』もうそ、すべてうそです。私たちは原発はいらない。原発をやめろ!」と叫んだ。
 国会前では千葉県市川市から参加した男性が「3・11以降、南相馬市を中心にボランティアに行っています。再稼働が無謀なことは現地を見れば明白です。事故から3年5カ月近くなりますが、まったく人の住める状況ではない。しかも、13万人近くが全国に避難している。家族がばらばらになって生活している。仮設住宅では年配の人たちが希望のない生活を送らざるをえない」と弾劾し、「再稼働なんかさせない。全国の原発をただちに廃炉にさせよう!」と語った。
 三重県から参加した男性は「三重県では50年ほど前に、中部電力が三重県の芦浜に原発を造ろうとものすごい札束攻勢をかけました。しかし、県民が37年間闘って建設をやめさせました。この6月に、この闘いを一緒に担った仲間たちとドイツに行き、関係者と懇談している中で、『日本の闘いはものすごい。今、原発は一基も動いていない』と励まされました。私たちは、もっともっと闘って絶対に原発を再稼働させない!」と宣言した。
(H)

8・1金曜行動でも弾劾の声

 8月1日にも首相官邸前と国会前で金曜行動が行われ、北は青森県から南は佐賀県まで全国の人びとが駆けつけた。
 官邸前でスピーチが始まった。佐賀県からは玄海原発訴訟の原告団の女性7人が参加し「川内原発が今年の秋にも再稼働するのではないかという中で、次は佐賀の玄海原発ではないかと大変不安を抱えています。そこに、こともあろうに先月22日に武田防衛副大臣がやって来て佐賀空港にオスプレイを配備すると発表しました。本当に驚きでした。そして怒っています」と、7・1閣議決定のもとでの原発再稼働攻撃と戦争への動きを激しく弾劾した。
 青森県六ケ所村にある日本原燃の核燃料再処理工場に質問書を提出して来た男性は高レベル廃液の危険性を訴え、茨城県東海村の再処理工場には六ケ所の2倍もの高レベル廃液が存在するとその危険性を訴えた。
(K)
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