団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』06頁(2650号06面05)(2014/09/29)


団結ひろば 投稿コーナー

山陰に動労西日本の旗を打ち立てよう! 動労千葉を支援する会・山陰 G・N

 9月14日、米子市文化ホールで米子国鉄闘争集会が行われた。
 開会あいさつに立った鷲見貢さん(共に闘う国労の会。元国労後藤車両所分会長)は、9・11郡山闘争に続き今こそ国労本部の裏切りを現場から打ち破り、外注化・非正規職化・民営化を粉砕し、全原発廃炉を闘い、動労総連合―動労西日本の旗をこの山陰に打ち立てようと訴えた。
 大江照己動労西日本委員長は、自分たちの職場からJRの安全破壊・被曝労働強制・団結破壊を打ち破る運転保安闘争を全力で闘う中に、労働者が主人公となって生きる時代の展望を切り開くことができると強調した。同時に7・1情勢下で画期的地平を切り開いた今夏8・6ヒロシマ闘争の成功の意義を明らかにした。続いて、動労西日本・山田和広書記長と国労米子・後藤車両所分会の仲間から、9・11郡工闘争の報告が行われ、集会は拍手と歓声で最高に盛り上がった。
 集会後半は、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人である鬼頭宏一さん(島根大学名誉教授)の講演を受けた。鬼頭さんは、今こそ日帝・安倍打倒―プロレタリア革命へ前進しようと熱烈に訴えた。
 最後に、動労千葉を支援する会・山陰の仲間が、国鉄決戦勝利・安倍打倒の11月1万人結集へ、決意を表明した。
 山陰では、地区をあげて国鉄・反原発を闘う中で、国鉄10万署名が労働組合などの協力を得て2400筆を突破した。この日の集会には新しい仲間も参加し、11月へ向けて新たな闘いの火ぶたが切られた。

国鉄分割・民営化の中での私の労働体験 小金井市 中竹 淳

 私は今年の4月から、JR東日本の関連会社、東日本環境アクセスに応募し採用された。なぜ応募したのか、その経緯は、私が以前、知り合いに独自に取材した結果、アクセスは低賃金で、肉体労働が主体で過酷であると......。私自身、JRの分割・民営化の実態を肌で知りたい思いが募り、生活の関係上、そのことを承知でアクセスに身を投じた。
 分割・民営化路線は新自由主義で、言わずもがな、利潤追求、効率化、競争原理の導入で個々の労働者の分断化である。「人間の命」は二の次、三の次で、そこには、人間の存在はない。
 私はアクセスにいる5カ月間、約12㌔痩せ、あばら骨が出た。私の仕事は約18㌔の机を担ぎセットしたり煙草の吸殻の清掃、駅ビルのフロア清掃、小学校の校庭規模のある屋上での観葉植物の散水、しかも炎天下で2時間半はかかる。1時間単価950円では割に合わぬと、炎天下手当を支給するよう社員に相談したところ、これがJR全体の賃金のカラクリだと説明を受けた。私自身、肉体がクタクタになり引き際時の、8月31日にアクセスを退職した。
 資本側の攻勢はすさまじく、非正規職、正規職問わず低賃金で使い捨てする。私たちの基本的人権、生存権を脅かしている。この状況をどう打破するか。
 今、資本主義は最後の段階(新自由主義)になり崩壊しつつあるのが世界情勢だ。資本家、政府が目指すのは格差社会を意識的に形成し戦争に邁進(まいしん)するのが最大の狙いと見る。裏を返せば労働者の団結が彼らにとって危機なのだ。今は戦争を阻止し、労働者が大同団結し安倍政権を倒し、革命を起こす以外、何があろうか。
 私は66歳、死んでも死にきれない思いが私の心の中に泡沫(ほうまつ)のごとく宿っている。

「A2―B―C」上映会に130人の大結集 江戸川区職 佐藤賢一

 「観ましたよ。涙が流れて、少し遅れたのですが無理して行って良かったです」「思った以上に感動した。子どもの健康よりカメラマンが学校の敷地に入ることを問題視する先生なんているの(怒)」(学校敷地内は除染されているものの、塀の外の放射線量は毎時34㍃シーベルト超。学校がそれを放置しながら撮影を問題にした)
 9月9日、タワーホール船堀(江戸川区)で行われた「NAZENえどがわ」と「放射能を考える下町ネットワーク」共催の「A2―B―C」上映会の感想だ。この自主上映会に遠くは子ども連れで三鷹から、松戸、世田谷からも参加があり130人も集まった。中には「国会前行動」参加が110回になった男性もいた。
 上映後、被曝労働反対の闘いを紹介した後、アンケートをお願いした。みんなの協力で大きな財産となった。懇親会には15人が参加し意見交換をした。とりわけ江戸川区で働く職員が二けた参加したことは大きな進展だ。「この映画は国会議員に見せるべきだ。3・11以降もう『金より命』の時代になったと思う」と言って司会者に声をかけてきた人もいた。
 次は10・3東部地域集会、そして11・2労働者総決起集会だ!

西郡強制執行の闘いと結合した星野闘争 徳島星野救援会 仙田哲也

 8月20日、八尾北・西郡では解放住宅追い出しの強制執行との「対決の日」でした。朝2回の抗議デモ、その後出勤。八尾北医療センターでは通常業務が行われていました。「国家暴力との激突の緊迫感」と「日常業務」が一つになった「職場の空気」。その中で星野救援絵画展が開かれていました。「星野闘争と八尾北・西郡闘争は一つ」と書かれています。
 午後、八尾北医療センターの一室に続々と医療労働者が集結。八尾北医療センター労組が主催して、星野暁子さんとの職場交流会の開始です。
「こういう形で職場で交流会をしてもらうのは、今まで、星野救援運動の中でもあまりなかったと思います」と暁子さん。労組がダイレクトに「職場の団結の柱に、国鉄闘争とならべて星野救援を位置づけていく」という松川救援運動を連想させる形になりました。
 夜には全国水平同盟西郡支部の皆さん、関西合同労組の皆さんが駆けつけて「星野さんと西郡がいかに一体か」を語る交流会になりました。
 強制執行との命がけの対決の中から、はからずも星野全証拠開示100万人署名運動にとって大きな希望・「熱と光」を生み出してくれました。

このエントリーをはてなブックマークに追加