国鉄集会全国各地で 11・2日比谷へ猛ダッシュ

週刊『前進』06頁(2652号02面01)(2014/10/13)


国鉄集会全国各地で
 11・2日比谷へ猛ダッシュ

 11・2全国労働者総決起集会に向けて、全国32カ所で国鉄集会がうなりをあげて開催されています。国鉄決戦を基軸に、国鉄解雇撤回10万筆署名を推進し、職場・地域で組織拡大の展望をつかみ、「動労総連合を全国に」の大方針のもと、11・2大結集へ突き進んでいます。各地区集会の詳しい報告は、前進速報版ブログを参照してください。(編集局)

東京西部 鈴コン勝利にわく 国鉄全国運動・杉並を結成

(写真 鈴コン分会の吉本伸幸書記長が9月30日に東京高裁で鈴木資本に解雇撤回・職場復帰を確約させる勝利和解を強制したと報告【10月2日 杉並区】)

 10月2日、「戦争と民営化絶対反対/東京西部集会」が100人近い参加で大成功した。
 呼びかけ団体を代表して東京西部ユニオン委員長で鈴木コンクリート工業分会の解雇当該の吉本伸幸さんが、解雇撤回・原職復帰の原則を1ミリも曲げずに闘い東京高裁で職場復帰の勝利和解を資本に強制したと報告。鈴コン闘争支援共闘会議呼びかけ人代表の花輪不二男さんも「膨大な非正規職をなくす新たな闘いの出発点にしよう」と熱くアピールした。
 解雇撤回・JR復帰署名呼びかけ人の下山房雄さんが「国鉄闘争で労働組合をよみがえらせたい。現場組合員は闘いを求めている。問題は指導部だ」と提起した。
 10・1ストに立った動労千葉の田中康宏委員長が講演し、「外注化の結果、安全は崩壊の危機にある。青年もベテランも、正規・非正規も、本体も外注先もすべての労働者の先頭に立つ闘いが求められた。7・1閣議決定で情勢は一変した。職場も地域も労働組合が中心となって守る。国鉄解雇撤回闘争と外注化・非正規職化との闘いで敵を追いつめている。11・2集会の大結集を」と熱く語った。
 地域の労働組合の闘いの報告、自治体、民間、郵政労働者の決意表明を受け、東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長が「本集会をもって国鉄闘争全国運動・杉並を結成します」と宣言した。
(東京西部ユニオン・YS)

千葉 組織拡大へ手応え 10・1ストの息吹を受け

(写真 国鉄決戦のアピールに続き、決意表明で整理解雇と闘う民間の労働者、郵政、自治体、医療、ちば合同労組の仲間が登壇【10月5日 千葉市】)

 激しい豪雨の中、10月5日に「安倍打倒!ちば労働者集会」を130人の大結集で打ちぬいた。
 ちば合同労組と動労千葉の青年部の司会で始まり、動労千葉の田中康宏委員長が国鉄分割・民営化から10・1ストにいたる闘いの歴史と意義を熱く語った。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが最高裁闘争の論点を丁寧に提起。動労千葉争議団の中村仁さんが1047名解雇撤回闘争の決意と11・2集会の大結集を訴えた。動労千葉幕張支部は10・1ストライキの息吹を報告した。
 圧巻だったのは、新たな労働組合をつくりあげた闘いの報告だ。CTS(千葉鉄道サービス)清掃から動労千葉に新規加入した3人が「仲間を増やして職場の現実を変えていきたい」と力強いアピール。ちば合同労組の組合員が新分会の結成に向けて決意表明した。
 熱い拍手で迎えられた三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんは農地を守る決意を語った。
 国鉄決戦が中心に据わり、職場から闘う労働組合をつくり出す労働者集会として大成功した。
(ちば合同労組・K)

神奈川 労働運動の一変へ 多くの青年を集めて熱気

(写真 集会で青年が演奏。曲目は「ソリダリティ」のロックバージョンと、「POWER TO THE PEOPLE」【10月4日 横浜市】)

 10月4日、「安倍打倒!戦争と民営化、非正規化と対決する10・4神奈川国鉄集会」が131人の結集で行われた。
 国鉄闘争全国運動・神奈川の二本柳実事務局長が「この集会は神奈川の労働運動を11・2日比谷大結集で一変させる『新たな闘い』への跳躍台です」と基調報告。
 動労千葉の田中康宏委員長が特別アピールで「動労千葉は10・1ストを通して勝利の展望をつかんだ。7・1で労働者階級が反撃に転じる情勢を迎えている。最高裁決戦に勝利し、闘う労働組合を再生する全体の動きを一つにまとめたい。それが11・2集会だ」と力強く訴えた。闘う国労原告団の成田昭雄さんが再度11・2集会への結集を呼びかけ、まとめで国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが10万署名の達成を呼びかけた。
 新しい人たちが決起し、多くの青年が結集し、熱気と活気のある集会となった。
(国鉄闘争全国運動・神奈川)

広島を動労西日本の大拠点に

 10月4日、広島市西区民文化センターで広島国鉄闘争集会が開催され、65人が集まった。
 動労西日本の大江照己委員長が「動労総連合を全国に」「動労西日本の一大拠点を広島の地につくり出す」と決意を込めて基調報告。
 8・6ヒロシマをともに闘った韓国の仲間からの連帯アピールが紹介された。JR、医療、教育、自治体、福屋解雇撤回闘争などの各職場と広島大の学生からの報告と決意表明は、職場で組織拡大への足がかりをつかんだことを確信させた。

●岡山、徳島、香川で 国鉄地域集会を開催

 10月4日に香川、5日に岡山、徳島で国鉄集会が開催された。岡山、香川では動労西日本の山田和広書記長が、徳島では徳島医療福祉労組の青年が集会の中心に立った。動労千葉派の労働運動に確信をもち、反合・安全闘争を職場で貫き、「動労総連合を全国に」の方針のもと、11・2集会1万人結集へ団結を固めた。

陣形を広げて画期的な結集 東京北部集会に81人

 東京北部の集会は10月3日に行われ81人が集まった(写真)。鈴コン闘争支援共闘会議呼びかけ人である東京一般労組東京音楽大学分会の高橋浩さんが開会のあいさつをし、基調を精研労組の諸永政廣委員長が提起。動労千葉の繁沢敬一副委員長、動労水戸の池田学執行委員の発言を受け、動労千葉を支援する会・東京北部の訴え、鈴木コンクリート工業分会の勝利報告、自治体、郵政の労働者、一陽会労組、介護職場に組合を立ち上げた東京北部ユニオンアミーユ支部の発言が続いた。集会は国鉄闘争全国運動や鈴コン支援陣形などを集約し、画期的な陣形と結集でかちとられた。
東京東部の集会は10月3日に開かれ60人が結集。動労千葉新小岩地域班の佐藤正和さんと動労千葉に結集した千葉鉄道サービスの労働者に続き、解雇撤回・JR復帰署名呼びかけ人の下山房雄さん、鈴木コンクリート工業分会が発言し、学校や介護職場、東交、区職の仲間などが11・2への決意を表明した。
東京南部の集会は10月5日に行われ35人が集まった。動労千葉の山口世修執行委員が外注化された職場の実態を暴いて11・2への結集を訴え、下山房雄さんが署名拡大をアピール。国労、ス労自主、なんぶユニオン、教労、自治労、NAZEN品川、青年労働者が決意を述べた。
山梨の集会は10月4日、甲府市内で開かれた。主催は山梨合同労働組合と、とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会。動労千葉争議団の中村仁さんが人生をかけた闘いを語って11・2集会1万人結集を訴えた。1人が1人を絶対に集会に連れて行こうと誓い合った。
静岡の集会は10月4日、静岡市内で28人を集めて行われた。動労千葉の大竹哲治副委員長が講演した。ユニオンしずおかの山本委員長が基調を提案し、動労千葉を支援する会・静岡、民間、自治体、郵政の青年労働者、NAZENの仲間や当日の街頭宣伝で出会った青年の発言が続いた。
栃木の集会は10月4日、宇都宮市内で行われた。動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が講演し、動労千葉鉄建公団訴訟の地平と10・1ストの意義について提起した。参加者からは正規と非正規の分断を克服する現場の闘いが報告され、11・2への全力結集を確認した。

沖縄県知事選で安倍打倒を 沖縄労働者集会

 10月5日に豊見城市立中央公民館で沖縄労働者集会が25人の結集で行われた。国鉄闘争全国運動・沖縄と日本IBMビジネスサービス(IJBS)労組解雇撤回支援共闘会議が共催した。
 基調報告を富田晋IJBS労組委員長が行い、辺野古新基地建設阻止の方針を提起し、「11月沖縄県知事選に勝利し安倍政権を打倒しよう。そのためにも11・2集会への総決起を」と呼びかけた。(写真)
 北中城村議選の勝利の報告を沖縄中部合同労組副委員長の宮城盛光さんが行い、それに続いて職場からの生き生きとした闘いの報告を受け、沖縄の階級的労働運動派の前進を実感させた。

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