大阪教組 事務職雇い止めを許すな 教研集会で大反響

週刊『前進』06頁(2655号03面03)(2014/11/03)


大阪教組
 事務職雇い止めを許すな
 教研集会で大反響


 10月19日、日教組・大阪教組教育研究集会の「民主的学校づくりと教育条件整備」の分科会で「学校事務労働者122人への解雇攻撃を絶対に許さず闘おう!」と訴えました。拍手がわき、大きな支持をえました。
 教組執行部がこの重大な事実を知りながら組合員にも知らせない中で、私たちの訴えで初めて知った組合員がほとんどです。一様に驚きの表情とともに、これは黙っているわけにはいかないという気持ちが会場内を席巻(せっけん)しました。
 参加者に事実を知らせなければという強い気持ちで挙手し、「『大阪府・市122校の就学援助加配の算定方法が間違っていたから9月30日で雇い止め解雇』攻撃を行おうとした大阪府・市をどうして許せるでしょうか! 必要な人数だから加配としてかちとってきたのではないですか! 9月末までに多くの臨時主事(非正規の学校事務職労働者)を、他市や他職、産休・育休・病休の代替などとして配置転換を強行し、とりあえず大半の学校事務労働者の9月末雇い止めは回避したものの、「自主退職」などという形で職場を去らざるをえなかった人もいます。年度末の3月には再び首切りの攻撃が襲いかかります。非正規と正規、事務職と教員の分断を許さず、首切り絶対反対で闘いましょう! 一人の首切りも許さないために闘うのが労働組合の原点ではないですか!」と発言しました。
 続いてもう一人の教労部会の仲間も「9月30日で雇い止め解雇を言われた府・市122人の事務職の労働者は学校現場にとって必要だからかちとってきた人たちです。それが3月末で再び雇い止め解雇が行われようとしています。府・市教委に抗議に行くなど組合が闘う方針を出すべきです」と組合執行部を鋭く追及し、組合員にはともに闘うことを呼びかけました。
 私たちの迫力と会場の拍手に押されて司会の組合員も「大阪教組に取り組むように伝えます」と発言しました。現場の労働者は日々の多忙化や長時間労働、管理の強化などに対して怒りでいっぱいで、闘う方針を求めていることがここでも明らかになりました。
 教研が始まる1時間前と昼休みには会場入り口で6人が「学校事務職労働者への雇い止め解雇絶対反対!」を訴える教労ニュースをまき、700枚が吸い込まれるように組合員に渡されました。国鉄10万筆署名も行いました。若い教育労働者が次々と署名に応じてくれ、2時間あまりで105筆も集まりました。
 「(府・市122人の学校事務職労働者の)雇い止め解雇攻撃って初めて知りました」「それはひどいですね。頑張ってください」「(国鉄分割・民営化の時の)不当労働行為を認めさせたのはすごいですね」など、7・1情勢下で若い教育労働者の危機意識が満ちみちていることも感じました。
 この日の内外の闘いで、「学校事務職労働者への雇い止め解雇絶対反対!」の闘いの第一歩を大きく開くことができました。労組交流センター教労部会でこの問題を徹底的に討論してみんなで一致し、闘う方針を決めて臨(のぞ)んだことが重要でした。
 さらにこの問題は大阪府だけではなく、全国的に起こっている問題です。全国で闘っていきましょう。11・2全国労働者総決起集会、11・6〜8セシリーさんを関西に招いた日米労働者交流集会をかちとり、戦争と民営化、非正規職化の攻撃を打ち破り、闘う労働組合をよみがえらせるために全力で闘います。ともに闘いましょう。(関西労組交流センター・教育労働者部会 青山圭)
    ◇
11・6日米労働者交流集会
 とき・11月6日(木)午後6時半
 ところ・エルおおさか708
 主催・橋下打倒集会実行委員会

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