国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく 地方委員会から新年の決意(下) 北陸カクマル打倒に勝利し国鉄軸に労組・大学拠点を  革共同北陸地方委員会

週刊『前進』06頁(2665号04面04)(2015/01/19)


国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく
 地方委員会から新年の決意(下)
 北陸カクマル打倒に勝利し国鉄軸に労組・大学拠点を
 革共同北陸地方委員会


 集団的自衛権行使容認の7・1閣議決定をもって、安倍政権は戦争に決定的に踏み込んだ。労働者階級の階級意識を解体することができない中でのこの決断は、プロレタリア革命に転化するまたとないチャンスとなる。7・1情勢は、まさにプロレタリア革命の引き金を引いたのだ。
 この決定的情勢を呼び寄せたものこそ、革共同50年の闘いであり、動労千葉を先頭にした階級的労働組合運動の存在である。14年の闘いはそのことを鮮やかに示した。動労千葉鉄建公団訴訟における最高裁判決情勢は、国鉄分割・民営化反対闘争の正義性の前に完全に敵を追い詰めている。11月労働者集会はこの国鉄決戦における怒りを束ねて5700人の大結集を果たした。都知事選に始まり、衆院選で全面開花した革命的選挙闘争は、自民党への広範な怒りと決起を呼び覚まし、「新しい労働者の党をつくろう」という熱望を生み出している。そして京大における公安警察摘発を始めとした全学連の決起は、全国の怒れる青年・学生を激しく揺さぶり、勇気と希望を指し示した。
 全国のあらゆる闘いに北陸地方委員会も食らいつき先頭で闘ってきた。とりわけ北陸における14年決戦の最大の飛躍は、金沢の地で国鉄集会を成功させたことにある。長年にわたる反革命カクマルとの闘いに決着をつけて、勇躍飛躍しようと地方委員会が一体となって闘いを開始した。また、学生戦線も富山大学の監獄大学における抑圧体制を跳ね返して組織を拡大し、金沢大学の学生との合流を果たした。
 14年に切り開いた地平を踏まえ、15年は組織化の勝利に一切を集約して闘う決意だ。1〜3月は15年決戦全体を規定する闘いになる。何より「恐慌の中の恐慌」に突入した世界大恐慌情勢の中で、日帝は労働者階級への激しい攻撃に打って出てくる。それは動労千葉や動労水戸への激しい組織壊滅攻撃となって最先端で現れるであろうし、原発事故から4年を迎える福島の怒りを圧殺するために、原発再稼働を始めとした攻撃に踏み込んでくるだろう。
 この攻防に全力で勝ち抜き、機関紙『前進』を軸として組織建設に一切をかける。労組拠点建設と地区党建設を一体的に推し進め、党と労働組合の一体的建設に邁進(まいしん)する。
 北陸地方委員会は国鉄決戦を軸にして、さらに戦略的に金沢における闘いを前進させる。
 北陸では3月ダイ改における北陸新幹線開業によって北陸本線が第3セクター化される。そのことによって、JR労働者の多くが出向・転籍され、さらには一層の外注化が進み列車運行の安全が脅かされる。また特急などの廃止によって地域が分断され、地方切り捨ての憂き目にあうのは目に見えて明らかだ。将来的には採算が取れない枝線も切り捨てられる。こうしたJR労働者の不安と怒りと結びついて、「動労総連合を全国に」の闘いを担いぬき、公務員決戦を始め4大産別に大胆に踏み込み、北陸の労働運動の責任勢力になる決意だ。
 学生戦線の闘いを発展させ、日本階級闘争の最先頭に富山大学や金沢大学の旗を打ち立てる決意である。金沢大学では、利権団体と化したカクマルが党派性を押し隠し、学長と手をつないで学生の決起をねじ伏せている。当局となれ合う姿に金沢大学学生は心底怒っている。この怒りと結びつき、戦略的前進を実現する。富山大学当局は法政大と同様の警察権力との学生支配を振りかざしてきたが、京大事件でグラグラになっている。学生自治会建設の絶好のチャンス到来である。
 原発再稼働を許さず、福島の怒りと結びついて、高浜原発再稼働阻止闘争やもんじゅ闘争の先頭で闘う。そして北陸の今年の新たな挑戦として、星野同志奪還のために、星野絵画展を開催する。
 一切は組織、組織、組織である。機関紙『前進』を軸にプロレタリア革命へ。ともに闘おう。
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