迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判 最高裁で無罪判決を 4同志先頭に2・21集会へ 福嶋同志再審へ新証拠を提出

週刊『前進』06頁(2668号06面01)(2015/02/09)


迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判
 最高裁で無罪判決を
 4同志先頭に2・21集会へ
 福嶋同志再審へ新証拠を提出



(写真 4人の爆取被告は全員無実だ!〈上〉5・31いわき闘争で左から板垣宏同志、十亀弘史同志、須賀武敏同志〈下〉福嶋昌男同志【府中刑務所在監】)


 2月21日、「迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判最高裁で無罪を! 福嶋再審勝利へ!/2・21総決起集会」が「迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会」主催で開催される。全力で結集し集会を成功させよう。
 爆取デッチあげ弾圧と28年にわたり、不屈・非妥協で闘い抜く無実の須賀武敏同志、十亀弘史同志、板垣宏同志の差し戻し上告審闘争は、昨年8月28日に上告趣意書を提出し、本格的攻防局面にある。28年にわたる裁判闘争の集約として被告・弁護団が渾身(こんしん)の力で書き上げた上告趣意書は、「有罪判決」における事実認定すべてがデッチあげであることを全面的に明らかにした。さらに、趣意書に添付した5人の専門家の意見書は、3同志の無実を事実に基づき客観的に証明している。3同志の無実は完璧に立証されている。
 昨年末には補充書を提出し、最高裁に無罪立証の攻勢をかけている。さらなる補充書提出で最高裁を攻め続け、早期結審=上告棄却(有罪維持)策動をうち砕き、最高裁を無罪判決を出すしかないところに追い込もう。
 福嶋昌男同志の再審闘争も昨年12月26日、ついに再審請求書を提出し闘いの新たな段階に突入した。再審請求書では、福嶋同志の無実を明らかにする「新規・明白」な証拠として筆跡と指紋に関する新証拠を提出した。
 「筆跡鑑定書」は、鑑定資料として、デッチあげ逮捕以降、福嶋同志が獄中で書いた学習ノートを新たに加え、より多くの筆跡資料にあたって、科学的・客観的分析を行い、メモの筆跡が福嶋同志のものではないことを明らかにした。
 「指紋検証報告書」は、警視庁が作成した「石川指紋鑑定書」の指紋画像を最新の画像処理ソフトを活用して精確に解析し、情報処理技術を駆使して徹底的に分析した結果、メモに付着していた指紋が福嶋同志のものではないことを明らかにしている。
 この二つの新証拠によって、有罪認定は根底から覆されたのだ。無実の福嶋同志を直ちに釈放し、再審を開始せよ! 無罪判決を出せ!
 1・7フランス紙襲撃事件と1・20「イスラム国」人質事件は世界情勢を一変させた。〈戦争か革命か〉の時代への突入だ。全世界で新自由主義と対決し、体制内労働運動をのりこえる労働者の階級的決起が始まっている。これに対する各国支配階級の恐怖とあせりこそが、「テロ撲滅」を掲げた侵略戦争と治安弾圧に帝国主義を駆り立てている。爆取デッチあげ弾圧との闘いは、中東侵略戦争・世界戦争に参戦する日帝・安倍を打倒し、戦争を阻止する闘いだ。
 1月22日「現代の治安維持法と闘う会」が結成されたことは決定的だ。安倍政権の特定秘密保護法、盗聴拡大、新捜査手法導入など治安弾圧体制の強化策動は、戦争国家化攻撃そのものだ。
 1・22集会の革命性・戦闘性・大衆性を引き継ぎ、一層発展させるものとして2・21総決起集会を総力でかちとろう。

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迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判最高裁で無罪を!
福嶋再審勝利へ!
2・21総決起集会
 2月21日(土)
 午後1時開場 1時30分開会
 カメリアプラザ2階大研修室
 JR総武線亀戸駅北口徒歩2分

特別講演 
 金元重さん(千葉商科大学教授)
 「韓国の治安弾圧状況と人権の闘い」
裁判報告
 山本志都弁護人 上告審
 青木秀樹弁護人 再審
 被告団決意表明

主催 迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会

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