NAZEN関西集会 動労水戸・照沼さんの訴え圧巻 130人の結集で大成功

週刊『前進』08頁(2670号04面03)(2015/02/23)


NAZEN関西集会
 動労水戸・照沼さんの訴え圧巻 130人の結集で大成功

(写真 動労水戸の照沼さんの講演に参加者は勝利の確信を深めた【2月11日 大阪市】)

 2月11日、「反原発集会in大阪」(NAZEN関西主催)が大阪市の弁天町生涯学習センターで開催され、130人の参加で大成功しました。
 集会は、2011年の3・11から4周年を迎えるフクシマの怒りと結びつき、階級的労働運動を根拠地とする反原発闘争の大前進としてかちとられました。動労水戸・照沼靖功さんの講演を軸にし、全関西の闘いが豊かに報告されました。
 一つ目に、照沼さんの講演が圧巻でした。①被曝労働拒否の闘い、②フクシマの現状への怒り、③中東参戦―戦争との闘い、④動労総連合を全国に、新組合員の加入と動労水戸建設の前進と展望、⑤福島大弾圧は福島県民の総決起をつくりだしている、⑥3・11反原発福島行動へ、の6点です。怒りと路線がかみあい、動労水戸と階級的労働運動への確信と自信に満ちた発言でした。
 二つ目に、基調報告がフクシマの現実への怒りを徹底的に据えた素晴らしい内容でした。直前の全国労組交流センター総会で動労水戸の決起、原発労働者の決起を目の当たりにし、いわきを拠点に壮大な労働者・住民の決起と団結が生み出されつつあると報告されました。被曝労働拒否の闘いをとおした国鉄闘争・階級的労働運動の無限の可能性が明らかにされました。戦争と大恐慌の時代にこの力で勝利していこうと呼びかけられました。方針として、3・11―15と地域NAZEN建設を確認しました。
 三つ目に、関西におけるNAZEN運動が具体的に始まっていることです。八尾北医療センターは甲状腺エコー検査に取り組んでいます。灰垣美佐子・労組書記長は福島県内の第2次検査実施率が3割に満たない現実を「不信と怒り、恐怖」として弾劾し、全国の団結で勝利していこうと訴えました。末光道正医師が全国医師の団結を拡大すると表明しました。
 川内原発再稼働阻止闘争、もんじゅ闘争(NAZEN京都)、大飯・高浜原発との労働組合としての闘い、教組女性部での学習会(婦民)、高槻医療福祉労組、大阪市職、動労西日本など、動労水戸、ふくしま共同診療所とともに闘ってきたことが報告されました。
 〈被曝労働拒否〉と〈動労総連合を全国に〉をひとつのものとしてつかみとった集会でした。
(関西・M)
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