武田君弾圧裁判 3・18判決公判へ! 暴行デッチあげ許さない

週刊『前進』06頁(2671号05面05)(2015/03/02)


武田君弾圧裁判
 3・18判決公判へ!
 暴行デッチあげ許さない


 2月23日、法政大学文化連盟委員長・武田雄飛丸君の「暴行」デッチあげ弾圧裁判の第8回公判が東京地裁刑事第10部(田邊三保子裁判長)で開かれました。
 学生の飛び入り参加などもあり、傍聴席がほぼ満席になる中、4人の弁護士が約70分にもわたって圧倒的な最終意見陳述を行い、本弾圧の不当性を明らかにしました。
 続いて武田君本人が意見陳述を行い、安倍政権の戦争政治に屈服して学生弾圧に手を染める体制内「左派」・田中優子総長体制を徹底弾劾しました。
 武田君は意見陳述の冒頭で「本事件は、法政大学・田中優子総長と国家権力=警視庁公安部が結託したデッチあげの政治弾圧であり、その狙いは、法大闘争を始めとする全国学生運動への攻撃だ。今や大学は、戦争へ突き進む安倍政権にとって最も重大な焦点と化している!」と、弾圧の階級的犯罪性を明らかにしました。
 そして「資本主義の最末期形態である新自由主義を打倒対象として規定することで、資本主義の延命を許す立場に立つ限り、どこまでも腐敗していかざるを得ない既成『左翼』の本質を暴き出し」、「田中優子や山口二郎(法大教授)などが提示する『お願い路線』や新自由主義イデオロギーがまき散らす『能力主義』と『自己責任論』をのりこえ、学生の『一人の仲間も見捨てない』団結にのみ依拠することで、キャンパスで大学当局・国家権力と非和解的に闘うことを可能とした」と、あらためて法大闘争がいかに決定的な闘いであったかを全体に訴えました。
 最後に武田君が「裁かれるべきは法大当局・警察権力だ。今問われているのは、裁判所が戦時下弾圧に加担し、『かつて来た道』を歩むか否かということだ。裁判所が示すべき判断は『無罪』以外にありえない。裁判所はただちに公訴棄却、もしくは無罪判決を出せ!」と裁判所に対して満腔(まんこう)の怒りをたたきつけると、法廷には割れんばかりの拍手が鳴り響きました。
 総括集会では斎藤郁真・全学連委員長が発言し、「武田君へのデッチあげ弾圧は、福島大学での不当逮捕や京都大学の作部羊平君起訴にも示されているように、安倍政権が追い詰められたがゆえに強行した戦時下の弾圧である。だからこそ3・11反原発福島行動'15の大結集でその弾圧をはね返そう!」と、まとめと方針提起を行いました。
 次回はいよいよ判決(第9回公判)です!
ともに勝利判決をかちとりましょう!

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法大武田君弾圧裁判
第9回公判(判決公判)
 3月18日(水)午後1時半 東京地裁
 (傍聴券配布のため30分前に裁判所脇に集合)

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