韓国・民主労総が2・15国鉄集会へメッセージ 無限の信頼と連帯のあいさつ

週刊『前進』06頁(2671号06面01)(2015/03/02)


韓国・民主労総が2・15国鉄集会へメッセージ
 無限の信頼と連帯のあいさつ

(写真 韓国の全国民主労働組合総連盟【民主労総】は、定期代議員大会を開き、4月にパククネ政権に対する先制的政治ゼネストに突入するなど闘争計画を決定した。4月ゼネストから6月へ、波状的ストライキを闘い、11月ゼネストへと上り詰める【2月12日 ソウル】)


 国鉄分割・民営化の不当解雇から28年目の2月15日(関西は16日)、国鉄闘争全国運動などが主催する国鉄集会が全国10カ所で開催された。この国鉄集会に韓国・民主労総ソウル地域本部のソヒョンソク本部長、全国鉄道労組ソウル地方本部のパクチョンソン本部長から連帯メッセージが届いた。一昨年12月、鉄道分割・民営化阻止の23日間の大ストライキを闘い、パククネ政権の大弾圧をはね返して闘う鉄道労組は、「国境をこえた労働者の連帯で新自由主義と闘おう」と、力強く呼びかけている。全文を紹介します。(編集局)

非正規職と核・戦争のない世界へ共に闘う
 民主労総ソウル地域本部 ソヒョンソク本部長

 政権と資本の民営化攻撃に屈することのない同志たちの闘いを支持します。
 政権と資本は絶え間なく民衆と労働者を搾取して死に追いやる民営化、外注化、非正規職化を推進しており、民衆の生活を脅かす核と戦争の策動と動きを見せています。
 動労千葉の同志たちの長い間の民営化反対闘争は、新自由主義がもうこれ以上成りたたないことを証明しているようです。
 新自由主義が労働者、民衆に対する搾取を要求しており、労働者間の絶え間ない競争なしには生存が不可能であるので、絶え間なく労働者、民衆に攻撃をしてきているのだと考えます。
 現場では外注化の方式が、子会社を増やしていこうという計画と、既存の人員を減らして分割していく方式で進められるなど、さまざまな形態の危険で過激な方式で進められており、民衆の生命と安全に問題を起こしていると考えます。
 動労千葉の同志たちの闘いが韓国の労働者に多くの意味を与えており、その志を継いで韓国でも民営化反対闘争と非正規職闘争、整理解雇撤回闘争、労働弾圧粉砕闘争、戦争のない安全な暮らしのための民衆の闘争の戦線でともに闘います。

国境をこえた団結で新自由主義打ち破る
 全国鉄道労組ソウル地方本部 パクチョンソン本部長

 同志の皆さんこんにちは。私は韓国鉄道労組ソウル地方本部の本部長パクチョンソンです。
 新自由主義に対して絶え間なく団結して闘う動労千葉の同志たちと田中委員長に、無限の信頼と連帯のあいさつを送ります。
 また、民営化と解雇に対して長い歳月の間闘っておられる1047名解雇労働者たちにも敬意を表します。
 私たち鉄道労働者はストライキ闘争の時、動労千葉と日本の同志たちが示して下さった国際連帯の模範を心の内に深く刻んでいます。
 また、先のストライキ時の業務妨害罪容疑に対する裁判で無罪判決を受けたのですが、これもまた国際的な連帯と関心が大きな影響を与えたと考えます。
 この場を借りて田中委員長と同志たちに再度感謝のあいさつを送ります。
 尊敬する日本の労働者同志の皆さん!
 私たち韓国の鉄道労働者は1年あまり前、民営化に反対して23日間のストライキを行いました。
 去る十数年の間続いた民営化及び構造調整に反対して闘いながら、弾圧によって数百名が解雇され、数千名が重懲戒を受けて、現在120名の解雇者がいます。
 政権が変わっても新自由主義攻撃は止まらずにいます。
 今も日常化した構造調整に対する闘争と合わせて民営化に対する闘争を準備中です。
 新自由主義は国家と国境もなく、労働者民衆を絞りとっています。
 日本の労働者が掲げている「1047名解雇撤回!」「民営化と外注化粉砕、非正規職撤廃」の要求と今の韓国労働者の要求は異なるものではありません。
 異ならないばかりか、あまりにも同じです。結局これは、一つの国の労働者の闘争だけでは解決することができないということを反証するものでなくて何でしょうか。
 したがって私たち労働者も国境をこえて連帯して闘わなければなりません。
 同志のみなさん。私たちは動労千葉の同志たちの闘いを支持して、同志たちの勝利を念願します。
 頑張ってください。同志たちの闘いの状況を広く伝えるようにします。
 直接行ってごあいさつし、ともに闘争を決意すべきところですが、私たちの労組の日程上、直接参加することができないことをご了解ください。
 同志の皆さんの健勝を祈ります。
 トゥジェン(闘争)!

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