【特報版】2面-2 韓国・民主労総がゼネスト 4・28決起で国際連帯を

週刊『前進』08頁(2676号08面02)(2015/04/06)


【特報版】2面-2
韓国・民主労総がゼネスト
 4・28決起で国際連帯を

(写真 昨年11月の民主労総労働者大会【ソウル】)


 南朝鮮・韓国の労働組合のナショナルセンターである民主労総(全国民主労働組合総連盟、約80万人)は、パククネ政権の「大資本優遇・首切り・賃下げ・非正規職化」攻撃と対決し、4月24日からゼネラルストライキ(全社会的な一斉スト)に突入する。5月1日のメーデーには、首都ソウルに組織の総力を投入して大規模闘争に決起する。
 全学連が呼びかける戦争法案粉砕の4・28国会デモ(沖縄デー闘争)は、この韓国労働者階級の感動的な闘いと一体の国際連帯闘争だ。
 労働者民衆に一切の矛盾と犠牲を押しつけて「戦争と大失業」攻撃を進める新自由主義と非和解的に闘ってきた世界最強の労働組合が、民主労総だ。日本における新自由主義攻撃の始まりであった1980年代の国鉄分割・民営化攻撃にストライキで対決し、今も外注化阻止・非正規職撤廃闘争を闘う動労千葉と国境をこえて団結し、毎年11月の東京での全国労働者総決起集会に参加している。
 かつてマルクスは、『共産党宣言』で「万国の労働者、団結せよ!」と訴えた。労働者はストライキに立ち上がることで、「社会の生産を担う主人公」としての誇りと団結を取り戻す。政府・資本の振りまく愛国主義や排外主義をのりこえ、国境・人種・国籍をこえた団結をつくり出す中に、「1%」の資本家の利益のための戦争を止める力がある。日韓の国際連帯の発展が「革命の現実性」だ。学生の未来も、労働者階級とともに闘い、資本主義・帝国主義を打倒する中にある。

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