団結を拡大した選挙戦  北島邦彦さん

週刊『前進』06頁(2679号01面02)(2015/04/27)


団結を拡大した選挙戦
 北島邦彦さん


 本当に悔しい。地団太を踏むほど悔しいです。しかし、今回の選挙闘争の成果は巨大です。
 一つは、党と闘う労働者・人民の団結した力で、自分たちの課題をのりこえていく展望を確実につかむことができたということです。
 団結力があるから闘えるというのではなく、選挙闘争を闘う中でもっともっと団結が強化され、豊かになった。私は、選挙闘争は団結の拡大に大いに資するという確信を持てた。だからもっともっと選挙闘争をやろう。われわれの力をつけるためにも選挙闘争をやらなければいけない。
 二つ目に、階級的労働運動の前進をかちとってきた地平で選挙闘争を闘うことができたことの大きさです。
 合同・一般労組全国協議会に代表されるユニオン運動をつくって、日常的に闘いを積み重ねる中で選挙に突入したし、選挙の中で、これが闘う労働者の拠点づくりなんだ、地域における拠点づくりなんだと、自信をもって言えた。自分たちの闘いの実績、経験、到達地平をもって訴えることができた。韓国民主労総のゼネスト連帯を真正面から訴えて闘いました。
 東京西部ユニオンの組織拡大へ、具体的な課題が志向できるようになったことも非常に大きい。
 だから児童館廃止絶対反対闘争を根拠を持って訴えることができた。民営化・外注化反対の署名が1カ月半ぐらいで2700筆集まった。
 どうやって路線を選挙闘争の中で貫徹していくのか。階級的労働運動の前進で地域に労働者の闘う拠点をつくるんだと、路線的に位置づけて一歩一歩やってきたことが、大きな力を自分たちに与えてくれたと思います。
 三つ目に、杉並区議会の状況は、「おしゃべり小屋」という言葉がありますが、おしゃべりどころじゃない。しゃべる内容なんか持っていない。
 だけど、次の選挙で議席を取ってひっくり返そうということじゃない。児童館廃止反対闘争などを中心にしながら、この杉並区の自治体労働者の中に階級的労働運動の拠点をつくって、その労働者とともに、区議会なんか労働者の闘いで根本からぶち壊すんだと、こういう闘いをやる。一つひとつ実践として具体化させていく。
 候補者として革命的選挙闘争をやりきれたことを誇りに思います。明日からの新しい闘いを、皆さんとともに闘っていく決意をしています。
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