反原発金曜行動 避難者の男性が発言 「原発推進は間違いだった」

週刊『前進』10頁(2680号03面02)(2015/05/04)


反原発金曜行動
 避難者の男性が発言 「原発推進は間違いだった」

(写真 「過ちを繰り返さない!」。「原子力明るい未来のエネルギー」の看板撤去に反対する避難者が首相官邸に向け抗議【4月24日】)

 4月24日夜、首相官邸前と国会前で恒例の反原発金曜行動が闘われ、多くの労働者民衆が原発反対の声を上げた。
 今回は福島県双葉町から避難している男性が「原発PR看板の撤去反対」の訴えを熱烈に行った。「小学校の時に双葉町の原子力PR看板『原子力明るい未来のエネルギー』を考案した者です。きょうは官邸に向かって、原発推進は間違っていたと直接言いに来ました」「標語は間違っていたと、避難生活の中で自責の念でずっと悩んでおりました。私はやはり原発事故により考え方が180度変わりました」「これでも川内原発を再稼働するということは、われわれ双葉町民を無視している証拠だ。双葉町では原発PR看板を撤去するという話になりました。都合の悪いものは撤去する、何か政治が絡んでいるとしか思えません。人間の愚かな過ちを二度と繰り返さないためにも、双葉町の原発PR看板を残せ!」。男性の発言は参加者の大きな共感を呼んだ。
 戦争を体験した年配の女性は、「この国が、広島・長崎で世界の中で最も放射能そのものの恐ろしさを知っているはずなのに、放射能製造工場以外の何物でもない原発をまだやめないのは言語道断」と、核と原発の廃絶を激しく求めた。
 別の女性は安倍内閣の民意を無視した暴挙の連続に対して怒りもあらわに「沖縄のこともしかり、戦争法案もしかり、原発もしかりです。今すぐやめてください」と安倍打倒を訴えた。
(K)
このエントリーをはてなブックマークに追加