関空労働者の組織化を 泉州住民の会総会 7・12全国集会を決定

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週刊『前進』06頁(2681号05面05)(2015/05/18)


関空労働者の組織化を
 泉州住民の会総会
 7・12全国集会を決定


 4月26日、関西新空港絶対反対泉州住民の会は、大阪・泉佐野市泉の森ホール大会議室で今年の総会を開きました(写真)。会員や関西合同労働組合の組合員ら55人が参加し、成功しました。
 総会は、役員の小林順子さんの司会で始まり、来賓あいさつは関西労組交流センター代表の深町加代子さん、全国水平同盟委員長代行の久原正子さん。深町さんは韓国・民主労総のゼネストを報告し、世界が変わる情勢が来ていることを熱く訴えました。総会の成功を祈るメッセージが前代表の森田恒一さん、杉並区議選を闘う北島邦彦さん、三里塚現闘本部から寄せられました。この日は東京杉並区議選の投票日。連帯して闘おうと司会が呼びかけました。
 活動報告と会計報告を会計の中山綾子さんが行いました。中山さんは、昨年5月の泉佐野市議選で国賀祥司代表が8回目の当選をかちとったことについて、「住民と労働者の団結を取り戻し、戦争と貧困をなくそう」「千代松大耕市長を打倒しよう」という呼びかけが多くの支持を得た、とりわけ自治体労働者の決起が圧倒的に進んだと報告しました。
 新役員が推薦され、全員が承認されました。
 活動方針の提案を国賀代表が行いました。方針の第一は、安倍政権の戦争政治に反対することです。「5〜6月国会闘争へ決起する。米軍・辺野古基地建設に反対する沖縄県民の全島決起が安倍政権を追い詰めている。連帯して闘う」と強調。さらに4月24日に韓国・民主労総が27万人のゼネストを行い、闘いのうねりがそこまで来ていることを明らかにしました。
 第二は、関西空港で働く労働者を関西合同労組に獲得し、関空をその中から変えていくことです。関空では1万4700人が働いています。20〜30代が多く、非正規で低賃金です。青年労働者が働かなければ動かない、金もうけできない関空。LCC(格安航空会社)がその象徴で、ドイツでも広島空港でも事故を起こし、安全が崩壊しています。闘いは必ず起きると確信しています。
 第三に、千代松市政と闘うこと、闘う自治体労働運動をつくることです。千代松市長は安倍、橋下をまねる新自由主義者で、労働組合を破壊することを目的に職員の給料を下げ、職員を減らし、民営化と外注化を進めています。自治体労働者の怒りは爆発寸前です。日本共産党との党派闘争に勝つことが決定的です。
 具体的な行動方針として、関西空港反対全国闘争を7月12日(日)に末広公園で開催することが提案され、その場で決定されました。
 決意表明は泉州住民の会と関西合同労組泉州支部が行いました。関合労からは、計画倒産による組合つぶしに対して怒りを燃やして立ち上がり、解雇撤回を求めて闘うサンボー分会の西村美由紀分会長が、熱烈に決意を表明しました。
 最後に、井上敏幸役員が閉会のあいさつで締めくくりました。
(K)
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