【速報版2面-3】IJBS支援共闘会議総会 解雇撤回1万署名達成へ 沖縄・本土の青年が固く団結

週刊『前進』08頁(2682号08面03)(2015/05/25)


【速報版2面-3】
IJBS支援共闘会議総会
 解雇撤回1万署名達成へ 沖縄・本土の青年が固く団結

(写真 IJBS門前で仲宗根書記長への解雇撤回を訴え、出勤する労働者に「ともに闘おう」と呼びかけた【18日 うるま市】)

(写真 IJBS労組支援共闘会議・第2回総会で基調提起を行う仲宗根光洋書記長【16日 那覇市】)


 5・15沖縄闘争2日目の16日夕方、IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組支援共闘会議第2回総会が沖縄県青年会館で開かれ、180人が結集した。第2回総会は、IJBS労組と支援共闘会議の青年労働者が沖縄全島ゼネストの指導部として登場していく画期的な総会としてかちとられた。
 「『貧困の島』=『非正規職の島』=『基地の島』という沖縄の現状を打破するには、沖縄の労働者、とりわけ基地労働者と全国の労働者が団結し、この現状を根底から覆す以外にない」
 解雇当該の仲宗根光洋書記長が基調提起を行い、この1年の闘いを振り返った。
 14年6月には組合員の解雇に対し組合結成以来初のストに立った。また県内の労組まわり・署名活動を精力的に行い、解雇撤回署名は2500筆を超えた。5回の裁判闘争では会社の偽装派遣・偽装請負を暴いてきた。国鉄闘争とともに民営化・外注化絶対反対、非正規職撤廃で闘うIJBS労組の路線と、解雇撤回と職場闘争を一体的に闘ってきた実践が、「振興策」の破綻を暴き、沖縄の労働者人民の深い怒りと結びついてきたのだ。
 仲宗根書記長は、〝観光やITといった平和産業で沖縄は食っていけるから基地はいらない〟と言う「オール沖縄」勢力に対し、「観光産業もIT産業も90%以上が非正規だ。どこが食っていけるんだ。9割非正規である限り沖縄の現状は変わらない」と真っ向から批判。「オール沖縄」をのりこえ全島ゼネストに立とうと呼びかけた。
 総会では富田晋委員長と、辺野古新基地建設反対と解雇撤回を闘う組合に感銘を受けて加入した組合員が司会を務めた。
 呼びかけ人から、かつてゼネストを闘った元全駐労マリン支部副委員長の水島満久さんが「IJBS労組の闘いは沖縄の労働運動を変えていく闘いだ」とあいさつ。
 闘いの報告と決意表明では、沖縄南部一般合同労組・協同リネンサービス分会の高橋徳臣書記長が「僕も雇い止めにあい、1年前の結成総会に参加した。非正規職でも誇りをもつ労働者だと胸に誓った」と語った。動労千葉、動労水戸、動労西日本の青年労働者に続き、港合同の木下浩平執行委員と高槻植木団地労組、精研労組が発言に立った。国鉄闘争と沖縄闘争が固く結びつき、ゼネスト実現へ闘う青年指導部の団結を打ち固めた。
 富田委員長が「辺野古の行政訴訟の裁判官がIJBS裁判の裁判官になった。辺野古とIJBS労組の闘いは一体だ。解雇撤回の1万筆署名と支援共闘100人賛同をただちに達成しよう」とまとめを提起、呼びかけ人で元沖縄県高教組副委員長の崎浜秀俊さんの音頭で団結ガンバローを三唱した。支援共闘会議の2年目の闘いが始まった。

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