5・29 反原発金曜行動 再稼働と戦争させない 〝火山の噴火は予測不可能〟

週刊『前進』06頁(2684号04面03)(2015/06/08)


5・29 反原発金曜行動
 再稼働と戦争させない
 〝火山の噴火は予測不可能〟

(写真 安倍政権の原発再稼働と安保関連法制定攻撃に怒りがあふれた【5月29日 首相官邸前】)

 5月29日、首相官邸前、国会前で反原発の金曜行動が行われた。途中で雨となったが、参加者はさらに声を高め、「原発反対!」「再稼働やめろ!」と闘いぬいた。
 官邸前でスピーチの時間となり、最初にマイクを握った男性は「安倍首相! 鹿児島で火山が噴火した。予兆はなかった。いきなり今朝、噴火した。専門家の方々が言っているように、火山噴火の予測はできないんだ。川内原発の近くには、噴火で火砕流が到達した跡がある。再稼働すべきじゃない。原発のリスク、戦争のリスクと、日本を脅かしているのは政府のほうだ。すべての原発を廃炉にしろ! 日本を戦争をする国になどさせるものか!」と心の底から叫んだ。
 国会前でもたくさんの人が発言した。横浜から参加した男性は「横浜市と隣の藤沢市では中学校で育鵬社の教科書を使っています。原発に関する部分を紹介すると『原発は二酸化炭素をほとんど出さず、燃料となるウランを繰り返し利用することで、大きなエネルギーを安定的に供給できる』と記述し、放射性廃棄物や、事故の危険性は書かれていません。こういう安倍の意向に沿った教科書が使われています。育鵬社の教科書を使わせない運動を行っています」と報告。
 東北の被災地から参加した女性は「私は家族3人が津波に流されました。原発はいったん事故が起こればものすごい代償を払わなければならない。こういう危険な原発は絶対にやってはいけません。福島は置き去りにされてしまっています。皆さん、声を上げ続けてください。命を守るために頑張りましょう!」と呼びかけ、多くの人が拍手で応えた。
(H)
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