絶大な夏期カンパ訴えます プロレタリア革命の勝利へ 戦後最大の決戦闘うために

週刊『前進』06頁(2688号03面03)(2015/07/06)


絶大な夏期カンパ訴えます
 プロレタリア革命の勝利へ
 戦後最大の決戦闘うために


 すべての『前進』読者のみなさん。革共同は、戦後史上最大の階級決戦に突入した7月安保国会決戦とJR駅外注化阻止の大決戦への総決起を訴えるとともに、それをプロレタリア革命に転化するための圧倒的なカンパを訴えます。

安倍政権に怒り渦巻く

 ギリシャのデフォルト(債務不履行)が世界を揺るがしています。国際帝国主義は「恐慌の中の恐慌」に恐れおののき、すべてをギリシャの労働者に押しつけようとしています。しかしそれは「ギリシャの悲劇」ではありません。ギリシャ労働者はさらに巨大なゼネストで闘おうとしているからです。ギリシャ危機は資本主義の終わりを示しています。もはや労働者が権力を取る以外に何も解決できない。世界革命の絶好のチャンスです。ギリシャの現実は明日の日本の姿です。日本帝国主義はギリシャ以上の危機にのたうちまわっています。安倍・黒田の「異次元金融緩和」は破綻し、派遣法改悪や労基法改悪など労働者への大攻撃で延命しようとしているのです。ギリシャ労働者と連帯してゼネストに立ち上がる時です。
 戦争法をめぐって激しい怒りが渦巻き、自民党が呼んだ憲法学者や歴代の内閣法制局長官も「違憲」と明言し、世論調査も戦争法反対が圧倒しています。追いつめられた安倍・自民党は、極悪の右翼作家・百田尚樹に「沖縄の二つの新聞をつぶせ」と叫ばせ、「マスコミを懲らしめろ」と言論弾圧宣言を行いました。それは戦争法と改憲の本性を白日のもとにさらし、労働者人民の一挙的覚醒(かくせい)をつくり出しています。安倍の仕掛けた戦後最大の階級決戦は、プロレタリア革命の最大の好機に転化しました。今こそゼネストと革命を実現する強力な革命党が必要です。革共同を力ある革命党に飛躍させるために絶大なカンパを寄せてください。

労働運動の反転攻勢へ

 問題は、労働組合をめぐる攻防です。安倍は桜井よしこに徴兵制を主張するUAゼンセンを持ち上げさせ、「連合を分裂させよ」と連合の産業報国会化をあからさまに策動し、新事務局長に就任する予定のUAゼンセン会長・逢見直人と2時間も会談しました。雑誌『選択』で「動労千葉主敵」論を展開した安倍・葛西敬之(JR東海名誉会長)らの意を体して、警察や右翼による動労千葉への破壊策動も強まっています。ここに攻防の核心があります。
 「国鉄分割・民営化で改憲までやり遂げる」という中曽根の攻撃を30年間にわたって阻止してきたのが動労千葉と国鉄闘争です。2010年の4・9政治和解を打ち破って解雇撤回10万筆署名を達成し、国鉄100万支援陣形の再生に向けて進撃しています。今や動労総連合建設を全国で進めて日本の労働運動を大転換させる闘いに突入しました。全面外注化と非正規職化という第2の分割・民営化攻撃で青年労働者が未来を奪われ、闘う以外に生きていけないところに追いやられています。駅の全面外注化・転籍は青年労働者への大攻撃です。動労総連合、動労東京建設の闘いは、この怒りを糾合し国鉄労働運動の反転攻勢に打って出る決定的闘いです。全都・全国で全面的に始まったこの闘いのためのカンパを訴えます。

外注化阻止・非正規撤廃

 公務員労働者のみなさん。日本でも韓国でも欧米でも、攻撃の核心は民営化・外注化と非正規職化です。大阪都構想が「国鉄・郵政に続く全国自治体の全面的な分割民営化のためだった」と橋下一派みずからが自白しました。その橋下と都構想を粉砕したのが国鉄闘争を闘う現場の青年たちでした。
 労組役員選挙に立候補した組合員に対し、体制内勢力が立候補の辞退を強要する事態も発生しています。暴挙を働いた体制内勢力の正体が暴かれ、闘う労働者への支持が一気に拡大しています。階級的労働運動の威力がここにあります。ともに闘い、圧倒的なカンパを寄せてください。
 非正規職化攻撃のもとで苦闘する民間労働者のみなさん。非正規職労働者のみなさん。組合をつくり、ストで反撃しましょう。結成してただちにストに決起し、雇い止め阻止の大勝利をかちとった動労神奈川の闘い。連続して解雇撤回をかちとった合同一般全国協・東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会やアメリカン・アパレル分会の闘いを先頭に、階級的労働運動はその力を示しています。韓国の民主労総ゼネストと真に連帯する、日本のゼネストを実現できるのは階級的労働運動派だけです。その中心に強力な革共同の細胞をつくることが勝利の核心です。ともに新しい労働者の政党、革共同をつくるために、圧倒的なカンパを訴えます。

1千万と結合する挑戦

 革共同は、ゼネストと革命の情勢に対して、国鉄闘争と階級的労働運動を基軸に、1千万の労働者階級・人民との結合を求めて新たな闘いに打って出ています。
 「戦争絶対反対!許すな改憲!1000万人署名」の先頭に立ちます。入管闘争、部落解放闘争、障害者解放闘争、女性解放闘争など全戦線の闘いを地区党の正面課題として展開します。児童館廃止などで子どもたちの生活を奪い、年金や郵便貯金を株に横流しし、医療や社会保障を破壊し、労働者人民、高齢者の命を奪う安倍に決定的な反撃を組織します。革命的選挙闘争を進め、革命の宣伝・扇動と組織化の闘いに敢然と挑戦します。そのためにこれまでをはるかに超える財政基盤が必要です。

弾圧を絶対に打ち破る

 革共同の闘いと階級的労働運動が台風の目になっています。動労水戸の被曝労働拒否の闘いは反原発運動に本物の力と展望を示しています。続々と新しい学生が結集する全学連の国会前への登場に、全国の労働者が希望を感じコールに呼応しカンパを寄せています。
 そうであればあるほど、権力中枢は革共同に弾圧を集中します。しかし弾圧は広範な怒りと憤激を呼び起こしています。今年前半の闘いは、弾圧と反動をことごとくうち破って実現したのです。
 「自衛戦争容認」の日共スターリン主義を始めとする反動勢力との党派闘争が激化しています。労働者階級を裏切り、党から除名された最悪のスパイ分子=岸・水谷・岩本の反革命本は、『前進』での根底的批判と労働者の怒りで完全に粉砕されました。これら反動勢力をうち破る労働者の事業は待ったなしです。
 拠点建設と機関紙拡大、そして強力な財政が必要です。『前進』速報版は全国の職場で活用され、革共同への新鮮な共感を呼び起こしています。さらに何倍もの『前進』を印刷する体制が必要です。1千万人を対象にした出版・イデオロギー活動の飛躍も始まっています。なにより非合法・非公然の党が絶対に必要です。
 すべての労働者・農民・学生・市民のみなさん! プロレタリア革命の絶好機の到来に、それを実現する労働者の党・革共同建設のために絶大なカンパを訴えます。
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