不当判決弾劾! 武田君処分撤回裁判

週刊『前進』06頁(2688号05面03)(2015/07/06)


不当判決弾劾!
 武田君処分撤回裁判


 6月29日、法大文化連盟委員長・武田雄飛丸君の無期停学処分撤回を求める民事裁判で、まったく不当にも東京地裁民事第25部・矢尾渉裁判長は請求棄却の判決を下した。武田君は2012年10月に、悪名高い御用学者大久保利晃(放影研理事長)の講演会を弾劾したことを「授業妨害」とデッチあげられ、停学処分を下された。
 判決は昭和女子大事件判例をも持ち出して、武田君が「静ひつな教育環境を侵害」したとして、大久保への抗議も飲酒規制反対のキャンパス集会も「授業妨害」「迷惑行為」で片付けている。
 一方で武田君への不当な入構チェックや鈴木良則(当時の学生センター長)による「有形力の行使」=暴行を認定した。しかし「そのことを考慮に入れても処分は裁量権の範囲内」であるという度しがたい内容だ。
 戦争や原発を推進する授業が「静ひつ」に行われていること自体おかしい。それに対して武田君は怒って立ち上がったのであり、「静ひつな教育環境」など粉砕あるのみだ。
 総括集会で鈴木達夫弁護団長は「『静ひつな環境』で学問は成り立たない。大学を騒然たる状況にたたき込もう」と檄(げき)を発した。
 武田君は「安倍政権の戦争法案と一体の反動判決であり、控訴して闘う。7・15国会闘争の爆発で反撃する」と決意をみなぎらせた。家族や闘う仲間からも不当判決への怒りのアピールが発せられた。
 法大当局・裁判所・国家権力一体となった処分攻撃を打ち破る力は職場・キャンパスでの団結した闘いであり、何より韓国・民主労総と連帯して日本でもゼネストを巻き起こすことだ。
 7・1法大デモ―国会行動の高揚をバネに、7・15国会包囲一日行動に総決起しよう!

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