星野奪還9・6徳島刑務所デモへ ① ゼネスト情勢で勝利開こう 各地の絵画展が歴史的な成功

週刊『前進』06頁(2690号06面02)(2015/07/20)


星野奪還9・6徳島刑務所デモへ ①
 ゼネスト情勢で勝利開こう 各地の絵画展が歴史的な成功


 安倍政権は7月16日、労働者人民の怒りに追い詰められて衆議院本会議で戦争法案の採決を強行した。まったく許せない。動労千葉・動労水戸を先頭とする階級的労働運動を全労働者人民の怒りの結集軸とし、「60日条項」を粉砕して戦争法の制定を絶対阻止しよう。韓国ゼネストと連帯して安倍打倒の7〜8月決戦へ突き進もう。星野絵画展で安倍打倒のゼネスト情勢を促進し、星野文昭同志を絶対に奪還しよう。

愛知で新たに救援会を結成

 全国の星野文昭絵画展がうなりをあげて開催され、かつてない成功をかちとっている。その多くで実行委員会がつくられ労働組合を軸にした決起が実現している。まかれたビラはこれまでの水準を超え、来場者数、署名数、カンパ額などのすべてで飛躍している。愛知県では新たな星野救援会がつくられ、会員も各地で増えている。
 会場では「獄中で描いたとは思えないほど優しい絵に心が癒やされる」「希望をもらった」と感動が寄せられている。会場は安倍政権に対する怒りであふれ、星野同志の絵にはその怒りと結びつく力が宿っている。
 星野同志の闘いは不屈で原則的でありながら、しなやかで柔軟だ。この生き方が絵に表現されている。絵を通して人びとは星野同志が無実だとつかむ。無実であるにもかかわらず獄中にとらわれていることへの怒りがわき起こり安倍政権への怒りとどこまでも一体化する可能性を示している。
 時代が激しく動いている。労働者人民が安倍の戦争政治を打ち砕こうと本気で決起し、連日、国会を包囲している。その情勢の中での星野絵画展成功なのだ。

動労千葉物販の関係てこに

 絵画展成功は、地区党が星野同志奪還を労働者階級の正面課題として全力で取り組み始めたことが何よりも大きい。幾つかの絵画展に典型的なように、動労千葉物販で築き上げてきた関係の上で、絵画展に賛同し全証拠開示要求100万人署名に取り組む労組が出てきている。労働運動の地殻変動的な動きが絵画展によって加速している。
 JR労働者との感動的な合流もあった。JR労働者が星野同志の絶対反対の闘いに触れることが、体制内幹部の制動を打ち破り動労総連合建設の闘いを促進している。
 星野同志が反帝国主義・反スターリン主義世界革命をめざす革共同そのものとして屹立(きつりつ)し、獄中40年の闘いを非転向で闘い抜いていることが、人びとの感動を呼び起こしている。
 星野同志の原則的な闘い、暁子さんとの愛と団結を軸にした闘いは、すべてを奪う無期攻撃に対して「すべての人間が人間らしく生きられる社会をつくる」という革命を貫く闘いであり、日本帝国主義を追い詰めている。それは、革命の人間性、素晴らしさを突き出し、対極に帝国主義の非人道性、非人間性を暴き出している。日本階級闘争の金字塔である70年安保・沖縄闘争の地平を、星野同志への殺人罪デッチあげ、無期懲役の攻撃で破壊しようとした日帝のもくろみは打ち破られた。

地区党は一層の取り組みを

 帝国主義は最末期を迎えている。「恐慌の中の恐慌」情勢は全世界の帝国主義をぎりぎりと締め上げ、絶望的な新自由主義攻撃を激化させて、世界戦争・核戦争に突っ込もうとしている。
 国鉄闘争を基軸とする階級的労働運動と国際連帯は、世界の戦争情勢を根底からひっくり返す闘いとして圧倒的に前進している。動労総連合を全国に建設する闘いを今こそ推し進めよう。改憲阻止1千万人署名を一気に拡大しよう。
 星野絵画展は闘いを求める来場者との白熱的な交流と議論の場となっている。それはゼネスト情勢の促進につながる。星野同志の闘いと生き方が労働者人民との革命的結合をつくりだしていく場が星野絵画展だ。無限の可能性を秘めている星野絵画展に地区党が本格的に取り組むことによって、ゼネストに向かう階級闘争の熱気は確実に高まり、全証拠開示要求100万人署名運動を推進できる。
 9月6日、星野同志との獄壁をこえた団結を三たび実現しよう。徳島刑務所・法務省を串刺しにして、星野同志奪還へ闘おう。
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