熱烈な夏期カンパを革共同に 1千万人の怒りと結びつき革命で戦後史に決着つける

週刊『前進』06頁(2691号03面03)(2015/07/27)


熱烈な夏期カンパを革共同に
 1千万人の怒りと結びつき革命で戦後史に決着つける


 すべての『前進』読者の皆さん。革共同に熱い支持を寄せる皆さん。15年後半戦の激戦激闘の勝利へ、さらに熱烈な圧倒的夏期カンパを訴えます。

革命の引き金ひいた安倍

 7月15日、衆議院特別委員会での戦争法案の与党単独での採択強行に対し、国会周辺を埋め尽くした万余の労働者人民は「戦争反対!」「安倍倒せ!」と怒りをたたきつけました。夜には、10万人以上の労働者人民が国会を包囲しました。結集した労働者人民は「もう許せない」と随所で警察機動隊と激突しました。
 労働現場で非正規職化、労働強化で労働者が過労死や自殺に追い込まれています。安倍はその上に「戦争に行って死んで来い」と言っているのです。新自由主義が崩壊し、アベノミクスは完全に行き詰まっています。国会では、戦争法案と一体で労働者派遣法改悪、労働基準法改悪が強行されようとしています。「金銭解決」で解雇を自由にし、残業代も支払わず過労死を激増させるというのです。もうがまんの限界です。
 7・15は戦争への道ではなく、新しい闘いの始まりです。「60日ルール」でしか、戦争法案を成立させることができないのが安倍ら支配者の追い詰められた姿なのです。しかしそのもくろみも労働者人民の怒りの前に完全に粉砕されるしかありません。ゼネスト―プロレタリア革命への最後の引き金を安倍は引いたのです。
 60年、70年闘争を超える戦後最大の決戦を迎え、戦後史の決着をつける闘いが開始されました。時代の転換点にふさわしい闘いを貫徹するために圧倒的なカンパをお願いします。労働者の団結で革命に勝利しましょう。

ゼネストで安倍倒そう

 労働者の戦争動員、そのための労働組合の戦争協力なしには戦争を行うことはできません。総力戦体制がつくられるのは、第2次世界大戦突入過程でのように、労働組合が自ら解散して産業報国会となる時です。逆に労働者が職場で団結して闘えば、戦争を止め社会を変えることができるのです。
 たしかに今の現実は労働運動や労働組合に対する絶望や不信があり、団結した労働者の真実の姿が曇らされています。しかし階級的団結を総括軸に絶対反対で闘った時にものすごい勝利を切り開くことができることを、動労千葉を先頭とした階級的労働運動の闘いと前進は指し示しています。
 安倍や葛西(JR東海名誉会長)は労働運動の持つ力をいやというほど自覚しています。何よりも国鉄闘争が、動労千葉=階級的労働運動が彼らを恐怖のどん底にたたき込んでいるのです。桜井よしこは「連合を分裂させよ」とわめきました。安倍は次期連合事務局長に就任予定のUAゼンセン会長の逢見直人と密談し、連合を分裂させ産業報国会に完全に転換させようともくろんでいます。
 一切の核心は労働運動、労働組合をめぐる激突です。国鉄分割・民営化攻撃に対する30年余の闘いで、動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁決定では、国家的不当労働行為を認定せざるを得ないところに安倍・葛西を追い込みました。
 これまで国鉄改革法23条で「国鉄とJRは別法人」として国鉄分割・民営化という国家的不当労働行為を居直ってきたやり方がひっくり返ったのです。新自由主義攻撃の出発点であった国鉄分割・民営化攻撃、民営化・外注化攻撃、何よりも非正規職化攻撃を私たち労働者の側からひっくり返し決着をつける闘いの始まりです。
 今こそ国会攻防とひとつになって、新自由主義攻撃を根底的に打ち砕こう。そのための圧倒的なカンパをお願いします。

動労総連合建設を青年と

 「動労総連合を全国に」の闘いと合同労組建設こそ、階級的労働運動路線を貫く職場・地域における実践方針です。
 新自由主義の崩壊の中で、非正規職にたたき落とされた労働者を合同労組に組織する闘いは、動労総連合を全国に建設する闘いと完全にひとつです。「非正規職撤廃」は革命のスローガンです。
 JRの全面外注化と非正規職化という第2の国鉄分割・民営化攻撃は、JRとJR関連の青年労働者から未来を奪う攻撃です。動労神奈川の結成のように、闘う以外に生きていけない青年労働者の決起が始まっています。青年労働者の怒りを糾合する決定的な闘いが動労総連合建設です。階級的労働運動派が労働運動全体の主導権を握り、JR体制を鉄道ゼネストで打倒する国鉄決戦が、日本におけるプロレタリア革命の具体的な水路です。動労総連合建設を軸に、全産別・職場で階級的労働運動派が体制内勢力と激突し、拠点建設・組織拡大の闘いに挑戦しています。すべての労働組合にストライキをよみがえらせ、ゼネストを実現し革命を切り開きましょう。

国際連帯闘争は新段階

 「恐慌の中の恐慌」が深まる中、ギリシャの労働者階級が緊縮策=新自由主義政策を拒否し「もうがまんの限界だ!」と立ち上がりました。ヨーロッパ革命が始まりました。労働者階級は労働組合のもとに団結し、職場生産点を支配し、政治権力を握り、世界の労働者階級と連帯することで生きていくことができます。
 韓国労働者階級は、パククネ政権打倒までやむことのないゼネストに決起しています。民主労総は7・15第2次ゼネストを打ち抜き、11月労働者総蜂起へと攻め上っています。
 安倍は「朝鮮半島有事」が「存立危機事態」だと言い、戦争法案の狙いが朝鮮侵略戦争にあることを暴露しています。北朝鮮キムジョンウン体制の壊滅だけでなく、パククネ政権打倒に立つ韓国の労働者人民の弾圧、虐殺さえも狙っているということなのです。
 国際連帯闘争は新段階に入りました。プロレタリア世界革命が歴史の日程に上っています。命脈の尽きた資本主義を打倒しよう。
 今年前半の「動―反動―動」の全過程は、情勢の主導権を私たち革共同が握っていることをはっきりと示しました。
 1千万人の労働者が闘いの指針と行動方針を求めて、職場や街頭で政治討論を始めています。『前進』速報版があらゆる職場・地域でプロレタリア革命の宣伝・扇動を行っています。

非合法・非公然の党建設

 しかし、本当に1千万人の怒りと結びつき、ひとつの力に組織することはこれからです。そのためには、数千万枚のビラ、宣伝カーなど、巨大な物量とそのための資金が必要です。
 大恐慌と戦争情勢をプロレタリア革命に転化するには革命を起こす労働者階級の組織、革命党と労働組合が必要です。この党と労働組合の一体的建設の路線を唯一掲げて闘う革共同とともに未来を切り開きましょう。
 非合法・非公然体制の圧倒的な強化が死活的です。革共同に未来と人生を託す絶大なカンパを寄せていただきますよう、重ねてお願いします。
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