関西 東北 革共同集会が成功 8・6広島―8・9長崎、8・15集会へ

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週刊『前進』10頁(2692号01面01)(2015/08/03)


関西 東北 革共同集会が成功
 8・6広島―8・9長崎、8・15集会へ


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 7月26日、関西革共同集会と東北革共同集会が開かれ、大成功を収めた。安保国会決戦が大爆発し万余の労働者人民の決起が始まる中、1千万人の労働者人民と結びつきゼネストで革命を切り開く革共同の決戦態勢が整えられた。

関西 ゼネストで安倍倒す
 〝地区党建設し革命を〟


(写真 関西 地区党建設の課題を鮮明にさせ団結を固めた。最後にインターナショナルを合唱【7月26日 大阪市】)

 関西革共同集会が大阪市立中央会館で開かれ、180人が結集した。ゼネストで革命を切り開くための地区党建設の課題を鮮明にさせ、1千万人と結びつく労働者党への大飛躍が開始された。
 冒頭、2015年前半の闘いのDVDを上映し、2月に逝去した高秀雄同志、高山巌同志への黙祷(もくとう)を行った。集会は、青年と学生の司会で始まった。

15年前半戦で拠点建設前進

 基調報告を「国鉄決戦と国際連帯で安保法制粉砕し、安倍政権打倒! ゼネスト―革命勝利へ」と題して夏美優一同志が行い、「7・15―16国会決戦で時代は決定的に転換した。中期階級決戦で革命に勝利する大展望を切り開いた。1千万労働者階級と結びつく本物の労働者党をつくり出そう。青年・学生の階級の指導部を形成しているのは革共同だけ。中期階級決戦を、1917年ロシア2月革命から10月革命に勝利した闘いとして、われとわが身でかちとろう」と訴えた。
 その上で、国鉄決戦が今日の階級関係を規定し民主労総との国際連帯をつくり出している巨大な地平を強調し、「社会の隅々まで組織する時が来た」と提起した。
 さらに、「恐慌の中の恐慌」に対して世界で労働者の決起が始まり革命情勢が急接近していることを明らかにし、15年後半の階級決戦への突入を宣言。「パククネ政権打倒の朝鮮革命の圧殺とアジア侵略戦争への動員を狙う安倍を倒そう。1千万人と結合する地区党建設、党と労働組合の一体的建設、労働組合を軸にソビエト建設を」と、民主労総ゼネストと連帯し8〜9月国会決戦に総決起しようと訴えた。
 関西地方委員会の報告と決意では、地区党建設・拠点建設が圧倒的に前進した15年前半戦を、入管闘争、全国水平同盟建設、橋下打倒闘争の勝利、拠点職場攻防に絞って総括し、「職場闘争を路線的に闘い巨大な党をつくり出そう。党の団結の基礎は徹底した路線議論。あらゆる戦線の課題を地区党の正面課題に据えよう」と提起した。
 連帯あいさつを全国水平同盟新委員長の久原正子さん、高槻支部、西郡支部が行った。久原委員長は「昨年8月、300人の国家権力による西郡住宅強制執行に対して、団結を崩さず闘いぬき、支部を次々建設してきた。西郡住宅闘争を労働者階級の『生きさせろ』の住宅闘争として闘うことをはっきりさせた。高槻での自主管理闘争に勝利しよう」と語った。

路線討論徹底し党の団結を

 カンパアピールを保育労働者が行い、後半は「ソリダリティ」の演奏と合唱から始まった。星野闘争組織委員会の同志は、星野文昭さんのアピールを紹介した後、「関西各地で星野絵画展が拠点建設と結びついて成功している。9・6徳島闘争へ」と訴えた。
 続いて国鉄委員会、京都府委員会、東大阪地区委員会の同志が特別報告を行った。
 国鉄委員会の同志は「4・9政治和解を打ち破って階級的労働運動が前進してきた。7・15衆院強行採決と6・30動労千葉鉄建公団訴訟最高裁決定をもって階級闘争は新段階に入った。新潟、福島で動労総連合を立ち上げ、動労水戸は被曝労働拒否で常磐線全面開通阻止を闘う。動労西日本は中西副委員長の指名ストに入る」と宣言。
 京都府委員会の同志は、「新たな同志が結集し地区党の変革が迫られた。地区党、とりわけ三役が路線と方針を徹底議論し責任を取り切る立場で臨めばどんな失敗も宝の山だ。地区党が動労西日本建設、反原発舞鶴闘争、全水同盟建設を正面課題に据えた。婦民京滋支部結成、星野絵画展の成功をかちとった。党の魅力的団結があれば新たな人びとが党に結集する時代だ」と述べた。
 東大阪地区委員会の同志は、「八尾北労組を中心にNAZEN建設をかちとり、全国水平同盟第4回大会も成功した。ソビエト建設をめざす闘いだ。生き生きとした地区での討論が拠点建設を前進させる」と報告した。
 続いて、中央労働者組織委員会の同志が党の変革の課題について明らかにした。「どういう時代か、目の前の攻撃はどういう攻撃なのかを議論する党に変わろう。4大産別をめぐる攻防は全員解雇・総非正規化との闘いだ。路線論議を繰り返し橋下を打倒した闘いは、われわれの金字塔だ。資本との激突を見て労働者は党に結集する。会議で思っていることを言い、党の団結をつくろう」
 マルクス主義青年労働者同盟が「7・15国会包囲の中心は青年。青年の中に革命の指導部ができるかが歴史を決する」と発言し、マルクス主義学生同盟中核派は「大学に軍事研究募集、防衛医大に苦学生求むとある。戦争は大学から始まっている。一つのクラス、自治会がストを実現したら全国に広がる情勢だ」と先頭で闘う決意を表明。
 まとめと行動提起を労働者同志が行い、「ゼネストで革命を切り開くために党の何を変えていくのかというテーマの集会にした。革命的激動の時代、目に見える拠点が必要だ。安倍が破綻しているのは、国鉄闘争を軸に労働者の団結が維持されたままだからだ。8~9月大決戦、国鉄決戦、11月集会で安倍を倒そう」としめくくった。

東北 動労総連合の建設へ
 人生かけた決意を表明

(写真 東北 動労総連合の結成へ地区党の総決起を誓い合った。最後に団結ガンバローを三唱【7月26日 仙台市】)

 東北革共同集会が仙台市内において150人の参加で開催された。司会は、マル学同中核派の同志と福島の合同労組の女性同志だ。圧巻は、7人の同志が「動労総連合を自分が担って闘う」と登壇したことだ。
 「動労福島をつくると宣言したチラシは職場で大反響を呼び起こした。福島に『動労千葉、動労水戸』をつくる。党と労働組合を一体で建設する」(A同志)
 「自分がストライキの主体になれると実感している」(B同志)
 「核心は労働、仕事の誇りを取り戻すこと。国労の中で長くやってきたが、一度脱ぎ捨てる。動労総連合・新潟は自己変革、党変革なくしてはできない。革命の旗が1千万人と結合すると確信する」(C同志)
 「動労総連合を決断したのは若者に責任を取り切るためだ」(D同志)
 「新しくつくる組合は会社に怒りをぶつける組合。職場での労働者いじめに対して労基署と法務局にやってもらうのではなく、ともに会社に怒りをぶつけることが必要と話している」(E同志)
 「階級的労働運動で革命を実現できる時代が来た」(F同志)
 「国労ではダメだとはっきりさせたい。社民党、日本共産党は骨が折れた。労働組合とは何の保護もない非合法の時代から始まった、生きていくための団結体。動労総連合建設に一丸となって進もう」(G同志)
 人生をかけてぶっ立つ姿は、それだけで美しい。7人の同志の動労総連合結成への決意は、全同志を奮い立たせた。

1千万人と結びつく党へ

 集会冒頭に基調報告を行った東北地方委員会の岡崎康史同志は、「課題はゼネストで安倍を打倒すること。動労総連合を全国に。全勢力が労働者階級人民と革共同との合流だけは阻止しようと躍起になっている。国鉄決戦こそ推進力。地区党建設で1千万労働者と結びつこう」と訴えた。
 五つの特別報告では、まず、許すな改憲!大行動・呼びかけ人の椎名千恵子さんが「福島への帰還強制は死ねということ。許すな改憲!1000万署名で安倍を打倒しよう。闘う旗が求められている」と語った。
 星野文昭同志奪還へ秋田で闘う同志が星野文昭同志のメッセージを読み上げ、決意を表明。
 さらに、動労水戸の石井真一委員長が発言に立った。「最高裁の上告棄却で採用差別の不当労働行為が確定した。ものすごい勝利だ。事故が多発し、国鉄分割・民営化が命を奪うところに来ている。国労共闘が動労総連合を建設する闘いに入った。ストライキができるようになる。社民党・日本共産党が敵対してくる。動労総連合・東京をつくろう。楢葉町帰町宣言、補償打ち切り、常磐線開通攻撃に対して、8・29いわき集会・デモを闘う」
 東北労働者組織委員会は、「戦争法案強行採決で居ても立ってもいられない人がいっぱいいる。1千万人とつながるには地区党が変わることだ。『1人ではできない』が団結の原点」と訴えた。
 革共同書記長の天田三紀夫同志は「2010年4・9政治和解、訴訟取り下げに対し国鉄全国運動を旗揚げして闘ってきた。『3・11』が転換点、新時代を開く過程だった。国鉄闘争を闘うわれわれが国会闘争を闘う。動労総連合の闘いは、新しい階級闘争全体をこじ開ける」と熱い決意を明らかにした。

各産別・戦線から決意表明

 最後に、各産別・戦線の同志が決意表明に立った。
 「ストライキを心から望んでいる」(教労)。「仙台市職労をゼネスト拠点にする。自衛戦争賛成の社民党・日本共産党か、戦争絶対反対の革共同かの選択。丸ごと民営化、人事評価制度、保育所・児童館解体は戦争のための攻撃とはっきりさせる」(自治体)。「党の路線を薄めずに闘えば必ず労働者を獲得できる」(郵政)。「車の両輪として動労総連合建設を自分の課題として担い、合同労組を地区党総力で建設する」(合同労組)。「帰還強制のために労働者が被曝しながらインフラを整備させられる。動労水戸の被曝労働拒否の闘いに学ぶ」(NTT)。「職場を組織するために合同労組に入った。路線で一致して闘うことは自己解放的だ」(女性解放戦線)。「戦場のような職場の現実をひっくり返す」(マル青労同)。「スト指導部を京大、東北大で確立した。『キャンパスから戦争反対』が物質力を持つ」(マル学同中核派)
 労働運動の実践が党の一層の団結を求め、党の団結が職場・学園での闘いを生み出している。党と労働組合の一体的建設を推し進め、動労総連合結成をかちとろう。

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