【速報版1面-2】ともに立ち上がろう 8・30国会前の発言から

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週刊『前進』08頁(2697号07面02)(2015/09/14)


【速報版1面-2】
ともに立ち上がろう
 8・30国会前の発言から

労働組合はストを構えて闘う 動労千葉委員長 田中康宏さん

 戦争だけは絶対にさせてはならない。これは戦後の悲惨な状況から立ち上がった日本の労働者と市民の深い怒りに根ざした誓いでした。
 これを踏みにじる安倍政権を絶対に許さない。
 安倍政権が参院で強行採決しようとしている戦争法案。これは何のための戦争ですか。国民の命と財産を守るため? まったくのうそです。横浜で世界中の兵器産業が集まって兵器の展示会が行われました。また、三菱や石川島などの日本の企業が海外の兵器産業に出資したり買収したりして海外で兵器を生産することを、政府が解禁しようとしています。この戦争は一部の資本家どもが人殺しで金もうけをするための戦争です。
 戦争はマスコミが支配された時、教育が支配された時に起きます。戦争のための教育を絶対にやらせない、戦争のための報道なんか絶対にさせない闘いが必要です。かつて戦争が現実になったのは労働組合が戦争協力したからです。労働組合がストライキを構えてでも戦争反対に立ち上がる。そういう時に戦争はできません。
 労働者一人ひとりが社会の主人公であり、歴史をつくり、二度と戦争などさせないという力をもった存在です。その誇りを取り戻し、闘う労働運動をよみがえらせたい。
 1980年代の国鉄分割・民営化から戦争や非正規職化の問題が始まりました。動労千葉は30年間、分割・民営化反対闘争を貫いてきました。
 すべての怒りの声を結集して安倍政権を倒し戦争法案を葬りましょう。

戦争をする自国政府を倒そう 弁護士 鈴木達夫さん

 戦争法案を葬り去るために絶対にゆるがせにできない原理原則が二つあります。ひとつは、一切の戦争は「自衛」の名によって行われてきたという事実です。「自衛戦争だったらいい」と言う政党があるが、許しがたい。侵略戦争も「自衛」の名によって行われるんだ。われわれは一切の戦争に反対する。
 戦争とは別の手段をもってする政治の継続である。中国、朝鮮人民との対立をあおり、憎しみあわせる戦争政治が戦争を引き起こしていくことをはっきりさせよう。
 二つに、「自衛のため」と称して戦争をやろうとする自国政府のトリックに絶対にだまされず、それぞれの国の人民が国際連帯をもって戦争に突き進む自国政府を倒すこと、これが現実的な戦争阻止の道です。
 今日の戦争は、1%の資本家や1%のスターリン主義官僚が生き延びるための戦争です。朝鮮危機の本質は、パククネ打倒のゼネストに立ち上がる韓国労働者の闘いを、アメリカや日本が圧殺しようと軍事的に介入を狙っていることにある。
 安倍を実際に倒す力は労働者のゼネストだ。この社会をまわしているのは誰かということを、一斉に支配階級に突きつけよう。俺たちの言うことを聞け、聞かなければお前たちを倒してしまうぞと迫ろう。それがゼネストだ。
 堕落した労組幹部どもに恥をかかせて労働組合から追放し、労働運動を再建してゼネストをかちとり、安倍を倒そう。
(許すな改憲!大行動代表呼びかけ人)

全国大学で戦争反対のストを 全学連委員長(法政大学) 斎藤郁真さん

 安倍政権による参院での強行採決に反対して、もっともっと怒りの声をあげ、その怒りを私たちの職場やキャンパスで友人に、仲間に広めましょう。
 政府はこの戦争法案を「国民の生命と財産を守るために、安全保障環境が変化しているから必要だ」と言いました。国民の生命と財産を破壊してきたのは、どこのどいつだ! 安倍政権の言う国民の中に、99%の民衆は含まれていません。
 安倍政権の戦争政治は私たちの大学でも進んでいます。防衛省が巨額の補助金を出して大学との共同軍事研究をしようという制度がつくられました。
 また学生の貧困を利用した戦争動員が行われようとしています。奨学金を返済できない学生は自衛隊にインターンシップに行かせようと文科省内で議論されています。
 こういう現実を絶対に打ち破ろう。そのために問われていることは、学生が大学の中から団結して立ち上がることです。
 大学キャンパスの中で戦争反対のビラを配ること、集会をやることが禁止されています。こんな大学のあり方を打ち破ろう。ストライキで戦争に反対する闘いに立ち上がろう。
 全国300万学生のストライキをもって、国会前に大学生が集まり、安倍首相を実力で引きずり下ろす。こういう闘いを実現したいと思います。
 全学連は、全国大学で戦争反対・大学の戦争協力阻止のストライキを実現する決意です。全国の学生のみなさん、ともに闘いましょう。

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