11・1労働者集会への大結集で朝鮮有事=侵略戦争阻止しよう 東京で動労総連合建設かちとれ

週刊『前進』06頁(2700号05面01)(2015/10/05)


11・1労働者集会への大結集で朝鮮有事=侵略戦争阻止しよう
 東京で動労総連合建設かちとれ


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 11・1全国労働者総決起集会まで1カ月を切った。すべての労働者人民は11・1集会に総結集し、戦争と民営化・非正規職化に突き進む安倍政権を打倒しよう。職場や街頭で大量のビラをまき、チケットを売り、仲間を組織しよう。動労千葉と動労水戸は、「JR全面外注化粉砕! 仕事と仲間をJRに戻せ!」を掲げストライキに決起した。このストライキは、朝鮮侵略戦争を阻止する戦争絶対反対のストライキでもある。戦争と民営化・非正規職化を止める力は労働者のストライキだ。ゼネストだ。動労総連合を先頭にストライキで闘う労働組合をつくろう。11・1労働者集会への大結集をかちとろう。

戦争法強行の安倍倒そう

 安保国会決戦の大爆発に追い詰められた安倍政権と警視庁は、国会闘争を最先頭で牽引(けんいん)した全学連に対するデッチあげ弾圧を強行した。4人の学生を不当逮捕し、前進社や大学への不当捜索をも行った。絶対に許さない!
 これは戦争絶対反対で闘うすべての労働者人民への政治弾圧だ。不当逮捕の学生を直ちに奪還しよう。弾圧に対する怒りを、11・1労働者集会の大結集へと転じよう!
 11・1労働者集会は第一に、朝鮮侵略戦争阻止・安倍政権打倒の大闘争だ。安倍の戦争法が成立したことを受け、米日帝国主義による「朝鮮有事」=朝鮮侵略戦争が切迫している。それは北朝鮮スターリン主義の体制転覆と同時に、韓国・民主労総を先頭としたゼネストと革命闘争の鎮圧を狙う侵略戦争だ。
 韓国国防部は9月21日、「日本の安保関連11法案が参議院を通過し、自衛隊の集団的自衛権行使が法的に可能になった」とし、この朝鮮侵略戦争での自衛隊の活動範囲などを議論する日米韓の実務者協議を、10月中旬に開催すると発表した。22日には韓国海軍のチョンホソプ参謀総長が「北朝鮮を抑止するために日本の自衛隊と協力する必要がある」と述べ、米韓合同軍事演習に自衛隊を参加させようとしている。すでに米帝と韓国は今年6月に、北朝鮮を狙った侵略戦争計画=「作戦計画5015」を調印しているのだ。
 これは、南北間で局地的衝突が発生した時点で直ちに北朝鮮の指揮部を総攻撃することや、北朝鮮の核やミサイル発射の兆候が見られた時点で30分以内に核兵器などを総動員して先制攻撃するという内容だ。これに対応して10月1日には、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」が横須賀基地に配備された。これは朝鮮侵略戦争の中核を担う実戦配備だ。安倍政権はこの戦争に、成立した戦争法をもって全面参戦しようとしている。
 防衛大臣・中谷元が「敵基地攻撃も法文上可能」と公言し、安倍が「これで抑止力が高まる」などと言っているのは、米日韓による対北朝鮮の先制攻撃が念頭にあるからだ。11・1労働者集会に全国から大結集し、朝鮮侵略戦争阻止・安倍打倒へ闘い抜こう。
 11・1労働者集会は第二に、新たな国鉄闘争の始まりを宣言し、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否の大闘争に突入する総決起集会だ。動労千葉は9月9日、最高裁決定が国鉄分割・民営化を不当労働行為と認定した地平に立って、JR東日本本社に対し解雇撤回・JR採用を求める申し入れを行った。JR資本そのものに解雇撤回を迫る新たな国鉄闘争が始まったのだ。これは「最高裁が不当労働行為を認めたのだから、解雇撤回しかない」という労働運動の原則を貫く闘いだ。
 この闘いを全国の労働組合に持ち込み、解雇撤回・JR採用の新たな国鉄闘争の出発として11・1集会をかちとろう。
 それは同時に、安倍政権による解雇自由と全面民営化・総非正規職化への怒りを総結集し、総反撃を宣言する闘いだ。通常国会で成立した改悪労働者派遣法が9月30日に施行された。企業は3年ごとに派遣労働者を別の派遣労働者に入れ替えれば、いつまでも派遣労働者を使い続けられる。派遣労働者は3年で職場を事実上解雇される。「生涯派遣」「総非正規職化」のとんでもない攻撃だ。11・1大結集の力で打ち破ろう。

国際連帯・ゼネスト実現を

 11・1集会は第三に、動労総連合を先頭に、ストライキで闘う労働組合が総結集し、日本でもゼネストを実現する総決起集会だ。朝鮮侵略戦争を阻止し、民営化・非正規職化を粉砕し、安倍政権を打倒する力は労働者のストライキであり、とりわけゼネストだ。戦争への怒り、雇用破壊・生活破壊への怒り、原発再稼働への怒り、沖縄辺野古新基地建設への怒り、すなわち安倍政権へのすべての怒りを11・1集会に総結集しよう。
 8月の米韓合同軍事演習では、韓国軍5万人、米軍3万人のほか、公務員労働者40万人が動員された。米日韓による「朝鮮有事」=朝鮮侵略戦争は、軍隊だけでなく膨大な労働者人民を戦争動員する。安倍が強行採決した安保戦争法でも、労働者の戦争動員が明記されている。中央省庁や都道府県庁、市町村役場の戦争協力に加え、日本赤十字、NHK、民間放送局、通信、電力、ガス、商船、航空、JR、私鉄、バスなど152社と機関が「指定公共機関」として戦争協力を義務づけられている。成田をはじめ空港や港湾が戦争のために使われ、そこで働く労働者と航空機や船舶が戦争動員される。
 だがこれは逆に言えば、労働者が戦争協力を拒否し、ストライキで闘えば戦争を阻止できるということだ。戦争を止める力は、社会を動かしている労働者にある。労働者が職場・生産点で団結し、ストライキで社会の機能を止めれば、戦争はできない。今こそ職場にストライキを闘う労働組合をつくろう。動労総連合建設の闘いを先頭に、11・1労働者集会に全国から大結集しよう!
 11・1労働者集会は第四に、大恐慌の本格的激化のもと全世界で吹き荒れる戦争と民営化・非正規職化の攻撃を、労働者国際連帯で打ち破る大集会だ。11・1集会には、韓国・民主労総を先頭に、ドイツ、トルコ、アメリカなど全世界から闘う労働組合が結集する。全世界の労働者たちは、戦争と民営化・総非正規職化という同じ課題と闘っている。
 朝鮮侵略戦争を止める力は、戦争に突き進む自国政府を打倒する労働者のゼネストであり、とりわけ日本、韓国、アメリカの労働者の団結と闘いだ。韓国・民主労総は、すでに今年3波のゼネストを闘い、パククネ政権打倒の11・14民衆総蜂起に突き進んでいる。日本での安保国会決戦の歴史的な大爆発と、韓国・民主労総のゼネストが、安倍とパククネを打倒寸前にまで追い詰めている。
 だからこそ米帝国主義と日帝・安倍とパククネは、残存スターリン主義・北朝鮮の体制転覆の侵略戦争発動と同時に、韓国の労働者人民の革命的なゼネスト決起を、戦争をもってたたきつぶそうとしているのだ。日本と韓国の労働者を先頭とした国際連帯とゼネストで、朝鮮侵略戦争を絶対に阻止しよう。

10・11三里塚全国大集会へ

 世界大恐慌は「中国ショック」を引き金に本格的な爆発過程に突入した。資本主義・帝国主義、新自由主義的帝国主義を打倒し、労働者が主人公の新しい社会をつくり出す時がついに来た。すでに全世界で労働者が労働組合で団結し、戦争と民営化・総非正規職化と対決して、ゼネストに立ち上がっている。
 これに対しスターリン主義の日本共産党は「国民連合政府」構想を打ち出し、労働者人民の怒りを資本主義の枠内に抑え込み、ゼネストとプロレタリア革命を圧殺する反革命として登場した。だが安保戦争国会で始まった労働者人民の闘いは、ゼネストからプロレタリア革命に向かって必ず爆発していく。
 国会決戦の最先頭に立った全学連は、膨大な労働者人民に希望と勇気を与え、国家や資本と絶対反対の実力闘争で闘う意欲と展望をつくり出した。これに恐怖した安倍政権と警視庁によるデッチあげ弾圧を必ず粉砕し、全国の職場・キャンパス・街頭から11・1集会に大結集しよう!
 朝鮮侵略戦争阻止・第3滑走路粉砕・市東さんの農地死守の10・11三里塚全国闘争に総決起しよう。『前進』を読み、拡大し、闘いの武器にしよう。青年・学生を先頭に革共同に結集し、ともにゼネストと革命勝利へ進もう!

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