「50年史」と私 『現代革命への挑戦』を読んで 共産主義的団結こそ財産 海野健太郎

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週刊『前進』06頁(2700号06面04)(2015/10/05)


「50年史」と私
 『現代革命への挑戦』を読んで
 共産主義的団結こそ財産
 海野健太郎


 「革共同の50年史」は、この50年の闘いの歴史―激闘のすべてが「無駄なことは何ひとつなかった」と言い切る地平を切り開き、「現代革命への挑戦」を開始していることを心の底から実感させる。自分自身の闘いの歴史として感慨をもって読み込んだ。
 70年安保・沖縄闘争の勝利と革共同の前進に恐怖したカクマルは、「首根っこ・急所論」と警察=カクマル連合により、本多延嘉前書記長暗殺を頂点にして革共同への反革命襲撃に打って出た。これに対して革共同は二重対峙・対カクマル戦、先制的内戦戦略を決断し、党自体の存亡と革命の未来をかけて本格的な非合法・非公然組織の建設と革命軍建設の闘いに踏み込んでいった。まさに対カクマル戦争の主戦場である国鉄戦線・動労千葉の攻防と一体の闘いであった。私自身、反戦派労働者として70年決戦と獄中闘争を闘いぬいて迷うことなく非合法・非公然体制と革命軍建設の闘いに飛び込んだ。

非・非活動の核心

 そこでの活動内容を逐一紹介はできないが、つかんだ核心をいくつか述べたい。
 一つは、非合法・非公然組織は、党の路線を最も厳格に体現する組織として建設されたということ。制約された会議の中で、党の路線で武装し、政治課題・決戦課題をつかみ取り、党の組織(軍)として自らを形成する闘いだった。任務遂行上生じる技術的深化・緻密(ちみつ)化はあくまでもこれを前提にしている。
 二つ目は、非合法・非公然活動は、集中と分散を基本とし、厳格な防衛戦争の貫徹によって成り立つということ。それなしには攻撃・作戦も形成されない。だからこそ「点検と報告」「自己批判と相互批判」を通した厳格な実践が求められる。自己を守ることは、仲間を守り、党と党の路線を守ることである。この自覚に立って防衛原則や生活律を確立して防衛戦争を闘いぬいたのである。分散地における闘いは、孤立の闘いであり、自己研鑽(けんさん)と革命家魂の発揚が求められた。
 三つ目は、非合法・非公然活動は、「人民の海」「階級の大地」によって支えられるということ。非合法・非公然体制と階級的労働運動は一体の闘いである。
 非合法・非公然部門の全同志は、それぞれの部署でこれらの闘いを全力で闘いぬいてきた。こうした闘いをとおして形成された共産主義的団結の形成、「類に生きる」精神こそ、党の貴重な財産である。
 70年代、80年代の激闘を通して、反革命の白色テロ襲撃、国家権力の「5・7体制(革共同絶滅攻撃)」弾圧をうち破り、ついにカクマル戦闘力を解体し総反攻を完遂し、三里塚・国鉄決戦、激烈なゲリラ戦を戦い、91年「5月テーゼ(労働者の中へ)」の地平に到達したのだ。
 ともに闘いぬいた多くの同志たちは、新たな決意を持って「労働者の中へ」の闘いに踏み込んでいった。

血債主義を放逐

 私は28年間の非合法・非公然の闘いをやりぬき公然活動に復帰し、直ちに杉並選挙闘争を闘った。東京西部地区党に所属し、選挙活動中心で形成されていたそれまでの地区党のあり方を、動労千葉に学び階級的労働運動を実践できる地区党への転換を目指して闘いぬいてきた。
 06年「党の革命」の先頭に立ち、結柴・新城らの市民運動主義、腐った議会主義と闘いこれを放逐し、階級的労働運動に敵対する血債主義者との闘いを完遂して、地区党の強固な団結をうち固めてきた。この闘いの中で新たに多くの労働者を同志として迎え入れ、地区党と東京西部ユニオン運動を前進させてきた。
 革共同から脱落・転向していった連中(塩川一派や岸・水谷・岩本ら)が、こぞって非合法・非公然体制の解体を言い、同時に階級的労働運動への憎悪をあからさまにしている。労働者階級を革命の主体とせず、労働者階級の決起を信頼せず否定する彼らは、今現在も階級の大地に根ざした不抜の非合法・非公然体制を確立して闘っている革共同への恐怖と打撃感でうちひしがれ、「国鉄決戦でプロレタリア革命を」の闘いが動労総連合建設として結実していることに根底から打ちのめされている。
 革命運動である限り非合法・非公然闘争と非合法・非公然党建設は本質的な形態である。なぜなら「国家転覆」の大事業は、国家権力の革命党根絶攻撃と激突しつつ、広大な労働者階級と結びつき、ゼネストを組織しプロレタリア革命を戦取する闘いであり、階級的労働運動と堅く結びついた非合法・非公然闘争と非合法・非公然体制の強力な確立なしにはありえないからである。

「革命の魂」肝に

 私は「党の革命」に励まされ、「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」のテーゼに鼓舞され、革命家として再出発した思いがある。
 「綱領草案」と「50年史」には革共同の闘いと教訓の一切が凝縮されている。安倍戦争政権への怒りを突破口に始まった1千万の決起と結合し、「ゼネストと革命」の時代に踏み込んでいることに感動し奮い立っている。大原同志が言うとおり「星野同志をはじめ獄中の同志、非合法・非公然体制を守りぬいている同志たちは『革命の魂』である」。このことをあらためて肝に銘じ、ともに最後の勝利まで闘いぬきたい。
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