【速報版2面-1】「朝鮮有事」=米日帝の侵略戦争阻止へ 民主労総が大挙来日する 日韓連帯で非正規職撤廃を

週刊『前進』08頁(2702号08面01)(2015/10/19)


【速報版2面-1】
「朝鮮有事」=米日帝の侵略戦争阻止へ
 民主労総が大挙来日する
 日韓連帯で非正規職撤廃を

(写真 民主労総本部前の街路を占拠した9・23民主労総ゼネスト大会。手配中のハンサンギュン委員長が登場し「野蛮の政権をひっくり返す闘争にのりだそう」と11・14民衆総決起闘争を呼びかけた)

(写真 9・23ゼネストへ「労働悪法、安易な解雇、生涯非正規職」などの文字を燃やし集会・都心デモ【9月19日 ソウル】)

(写真 昨年11・2全国労働者総決起集会で発言するロサンゼルス統一教組のセシリー・マイアトクルスさんと在日・滞日外国人労働者【日比谷野音】)


 11・1労働者集会には、世界各地の闘う労働者・労働組合が参加します。特に韓国からは、パククネ政権の戦争と非正規職化の攻撃にゼネストで立ち向かっている民主労総(全国民主労働組合総連盟)の労働者が多数、日本の闘う労働者との連帯を求めてやってきます。民主労総はこの11月、パククネ政権打倒の全民衆総決起を呼びかけ、一層大規模なゼネストに立ち上がろうとしています。11・1集会を、労働者階級の国際連帯で戦争を阻止する闘いの新たな出発点としましょう。

民営化・労組破壊攻撃にゼネストで闘う民主労総

 民主労総は今年、4月24日、7月15日、9月23日と、3波にわたるゼネストを闘ってきました。そしてこの11月から12月にかけ、80万組合員の総決起で、全社会を揺るがす巨大なゼネストを闘いとろうとしています。このゼネストは、パククネ政権の打倒を真っ向から掲げて闘われる政治ゼネストです。
 11月14日には首都ソウルに10万人を集めて「パククネ退陣」を求める民衆総決起大会を開くことが呼びかけられています。スローガンは、「集まろうソウルへ! 行こう青瓦台(大統領官邸)へ! ひっくり返そう世の中を!」です。
 パククネ政権が推進する新自由主義の「命より金」の政治は今日、労働者階級に多大の犠牲を強いるだけでなく、韓国社会全体を崩壊のふちにたたき込んでいます。最大の焦点は、「労働市場の構造改革」の名で進められる「より安易な解雇、より低い賃金、より多数の非正規職」をつくりだそうとする攻撃です。それは労働組合を破壊し、労働運動を一掃して労働者を完全な無権利状態にたたき落とす攻撃と一体であり、そのことを通して一握りの大資本がこれまで以上に全社会を独裁的に支配する体制を狙うものです。
 民主労総はこれと全面対決し、逆に、「ひっくり返そう! 財閥の世の中、終わらせよう! 資本家政権」と叫んで立ち上がっています。そして今や、パククネ政権と絶対非和解で闘う民主労総の周りに、未組織労働者も含めた全労働者が結集して立ち上がろうとしています。さらに、農民や都市の零細自営業者、セウォル号遺族、障害者団体や女性団体など多くの社会団体、学生、大学教授、宗教者などすべての人びとが合流して、韓国社会の根底からの変革を求める大闘争へと突き進んでいます。労働組合に組織された労働者がその中心に座り、職場からストライキをもって闘いぬいていることが、あらゆる人民の怒りを解き放ち、体制変革の一点に向けて結集する大きな力となっているのです。

差し迫る戦争の危機と対決

 この闘いは、韓国を支配する巨大財閥と結託してすべての矛盾を労働者人民に押しつけているパククネ政権に対するやむにやまれぬ決起であり、「生きさせろ!」の切実な叫びです。それと同時に、米韓の「作戦計画5015」のもと朝鮮半島をめぐって差し迫る戦争の危機と正面から対決する闘いでもあります。
 9月22日には、民主労総など58団体によって構成される民衆総決起闘争本部が発足しました。その記者会見の場で読み上げられた宣言文(別掲)では、パククネの暴政への怒りとともに、日米両政府による戦争策動への強い危機感が表明されています。とりわけ安倍政権の「朝鮮有事」をふりかざした戦争法の制定が、米オバマ政権の対中国・対北朝鮮の軍事対決政策と並んで、朝鮮半島での新たな戦争の危機をあおっていることを鋭く弾劾しています。
 1950年に始まった朝鮮戦争は、南北朝鮮人民に400万人から500万人の膨大な死者、1千万人の離散家族という癒やしがたい傷を残しました。民主労総は、この歴史を二度と繰り返させないという固い決意で闘っています。
 日本でも同じ闘いが今こそ求められています。パククネ打倒へ突き進む韓国・民主労総と固く連帯し、労働者のストライキで戦争を止め、安倍政権を打倒する闘いに立ち上がりましょう。

11・1大集会は労働者が国際的に団結し闘う場だ

 戦争と大失業・非正規職化の攻撃は完全に一体です。この二つをともに打ち破ることは、まさに今、全世界の労働者がひとしく直面している課題です。
 戦争も、首切り・賃下げ・総非正規職化の攻撃も、1%の資本家階級が労働者人民をひたすら犠牲にして生き延びるためです。資本主義・帝国主義の最末期の絶望的な延命形態である新自由主義は、99%の労働者人民への徹底した搾取と収奪によって、わずか1%の支配階級のもとに巨額の富が集中する構造をつくりだしました。しかし今、その新自由主義の破産が世界大恐慌として爆発する中で、彼らはこぞって国内の労働者階級に対する極限的な搾取に走っています。それと同時に、世界の資源・市場・勢力圏をめぐって奪い合い、互いに対立を深め、第2次大戦をも上回る新たな侵略戦争・世界戦争の道にのりだしているのです。
 中東ではすでに米欧やロシアなど世界の大国による介入と参戦で戦火がとめどなく拡大し、恐るべき虐殺と破壊が繰り返されています。11・1集会には韓国・民主労総とともに、ドイツ、アメリカ、トルコの闘う労働者や、世界各地から来日して働いている多くの外国人労働者が参加します。トルコのUID―DER(国際労働者連帯協会)の代表は「中東は今、火の海です」と語り、「労働者階級の国際的団結、連帯と共同の闘いが、かつてないほど緊急に求められています」と訴えています。
 11・1集会を、労働者階級の国際連帯の力で戦争を阻止する全世界的な闘いの出発点としてかちとりましょう。支配階級は自分たちの利益を「国益」として押し出し、そのもとで労働者階級を戦争に動員しようとしますが、労働者が拒否すれば戦争はできません。そもそも労働者階級に国境などありません。そして生産を担い、社会を実際に動かしているのは労働者です。ゼネストと国際連帯で戦争を止めよう!
 世界の労働者の団結した決起で、新自由主義を打ち破り、資本の支配を最終的に打ち倒す闘いに進みましょう。11・1日比谷野外音楽堂に大結集して闘いましょう。

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