動労福島 「賭博」の悪宣伝に反撃 第2の分割・民営化粉砕の決戦に突入 独鉄道労働者と工場門前ビラ

週刊『前進』06頁(2706号02面01)(2015/11/16)


動労福島 「賭博」の悪宣伝に反撃
 第2の分割・民営化粉砕の決戦に突入
 独鉄道労働者と工場門前ビラ

(写真 動労福島とドイツの仲間が郡工の労働者へビラまき【11月5日 郡山】)

(写真 郡工前でドイツの仲間と連帯を確認)


 11月5日、動労福島と11・1労働者集会に参加したドイツ機関士労組の仲間たちが郡山総合車両センター(以下、郡工)で「賭博」キャンペーンを吹き飛ばすビラ(別掲)まきを行いました。
 いま郡工では、職場内でやられていた賭け事を「賭博」と称して全国紙と全国放送で大々的に報道することによって、1987年の分割・民営化時と同じような労働者に対するネガキャンペーン攻撃がやられています。
 工場にある四つの門すべてでビラ配布体制をつくり、クルト・シュナイダーさんたちが「怒/外注化阻止」「NO Fight NO Safety(闘いなくして安全なし)」の横断幕を持って青年労働者が最も通る北門に登場。動労福島の組合員は「ドイツの鉄道労働者が来ています」「『賭博』についての動労福島の見解」と懸命に声に出しながら配布しました。転轍(てんてつ・信号に合わせてレールの切り替えを行う)の仕事をしているビッキーさんも、自ら郡工労働者にビラを手渡しました。
 ドイツ労働者の登場に、いつもは受け取りを遠慮している労働者が受け取ったり、照れながら通り過ぎたり、積極的に受け取ったりと、「賭博」問題で閉塞(へいそく)感を強制されている職場の雰囲気を打ち破る行動になりました。この日ばかりは職制もただ黙って見ているだけでした。
 さらにクルトさんの提案で機関士労組のスローガンである「(資本は)われわれの職場に手を出すな!」を全員でイタリア語で唱和♪。最後に「何かあったらいつでも呼んでくれ。すぐに駆けつける。それが俺たちの組合のやり方だ。郡工までの道順も覚えたよ」とクルトさん。職場では橋本光一委員長に「動労福島ってどんな組合? 全国組織なの?」と聞いてきた同僚がいたということ。ドイツ機関士労組の仲間の登場は郡工労働者と動労福島を激励する最大の行動となりました。
 この「賭博」キャンペーンの中で、郡工で働くJRと関連会社の社員、計602人全員が呼び出されて個別面談を受けました。処分も狙われています。絶対に許すことはできません。問われているのはわれわれ自身です。会社との関係は完全な非和解関係に突入したとともに、当局との関係も同僚との関係もこれまでの延長線上には存在しません。真っ向から立ち向かい、組織拡大で反撃しよう!
(郡山市・倉岡雅美)

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