アピール 植木団地の追い出し絶対反対! 11・22高槻現地闘争へ

発行日:

週刊『前進』06頁(2706号06面01)(2015/11/16)


アピール
 植木団地の追い出し絶対反対!
 11・22高槻現地闘争へ

(写真 11・1労働者集会をかちとり銀座デモへ。日比谷公園を後にして労組旗をひるがえしながら進む植木団地労組員)

(写真 10月25日、地域の労働組合の仲間も加わって植木団地を整備した)


 大阪府高槻市が植木団地の労働者に一方的に立ち退きを通告してから2年、立ち退き期限とした昨年の11月30日から1年を迎えようとしている。卑劣な市当局の切り崩し攻撃をはね返して自主管理闘争を継続している植木団地労働組合と全国水平同盟高槻支部が11・22高槻現地闘争を呼びかけている。アピールに応えて全国から結集しよう。(編集局)


●自主管理闘争は、全国の労働者と未来を切り開く拠点だ!
 私たちは、今、ゼネストをめざした自主管理闘争という新しい闘いに踏み出しています。
 自主管理闘争は、労働組合の団結と管理のもとに、全国の労働者・労働組合の支援を得て、「植木団地追い出し=職場を奪う全員解雇」の攻撃に負けず、植木団地を根城に、明るく元気に、生きていく闘いです。
 大恐慌で、職を奪われ、住むところもなく、食べるものもない労働者が街頭にあふれる時代です。その時、自主管理闘争は「労働者が団結すれば生きられる。労働者がすべてを奪い返す闘いここにあり!」と、ゼネストに向かう拠点です。
●労働組合や水平同盟の団結を恐れる高槻市と安倍政権
 今年3月の高槻市議会で、高槻市は、私たちが「全国水平同盟高槻支部、植木団地労働組合を結成して抗議しているから提訴することを決めた」と述べています。高槻市も安倍政権も、労働者人民が水平同盟や労働組合のもとに団結して立ち上がることを心底恐れているのです。だから、自主管理闘争は、沖縄で、福島で、全国で、世界中で、「生きさせろ、戦争反対!」と立ちあがるすべての労働者人民とつながり、この社会の未来を切り開く闘いです!
●大資本には大盤振る舞い、植木団地からは追い出し!
 高槻市は、関西大学という大資本に対しては、「40億円も大盤振る舞い」をしています。JR高槻駅前関西大学新キャンパスの施設建設に12億円の補助金を出し、28億円の市費を出してグラウンド用に約9千平方メートルの土地を購入し、それを20年間タダで貸すのです。
 問答無用で私たちから職場を奪おうとしておきながら、大資本には破格の優遇をする。こんな不公平、不正義がまかり通っていいはずはありません。高槻市は、組合員の生活、植木園芸業をはじめて間もない青年たちの生活や将来をどう考えているのか!
●高槻市・安倍政権の命を奪う攻撃に全国の仲間と闘う!
 安倍政権は安保・戦争法を強行成立させ、朝鮮侵略戦争に突き進もうとしています。韓国・民主労総は、「戦争反対、労働法の改悪反対、パククネ打倒」を掲げゼネストを闘っています。その民主労総が、東京で開催された11・1全国労働者総決起集会に大挙駆けつけ、「戦争と民営化に反対」してストライキで闘っている動労千葉をはじめ日本の労働組合・労働者と固く団結しました。この国際連帯があれば朝鮮戦争は阻止できる!
 高槻市による植木団地からの追い出しは、安倍政権が、すべての労働者を非正規職にして、首切り「自由」・低賃金の使い捨てにし、戦争で命まで奪おうとしているのと同じです。だから、私たちは、全国・世界の仲間と団結し、誇り高く闘い生きぬく決断をしたのです。
 私たちは、11月22日午後1時から植木団地で一周年闘争を開催します。全国の闘う仲間のみなさん、ぜひ結集してください。
 植木団地労働組合
 全国水平同盟高槻支部

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▼植木団地労働組合
同和対策事業として高槻市に土地を提供させて造成した植木団地で園芸を営んできた労働者たちが13年11月の市の一方的な立ち退き通告に絶対反対で立ち向かう中で結成された。大阪北部ユニオンをはじめ地域の労働組合との団結のもと、大阪地裁で二つの民事裁判を闘いながら自主管理闘争を続けている。

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植木団地追い出し絶対反対!
自主管理闘争で誇り高く生きぬくぞ!
11・22一周年闘争
 11月22日(日)午後1時
 植木団地(大阪府高槻市川添1丁目)
 JR東海道線高槻駅、阪急高槻市駅から高槻市営バス「富田団地行き」で「富田団地中央」下車、北西へ徒歩5分
 主催 植木団地労働組合/全国水平同盟高槻支部

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