闘う革共同に圧倒的カンパを 機関紙改革と印刷所建設で革命勝利を切り開くために

週刊『前進』06頁(2708号03面03)(2015/11/30)


闘う革共同に圧倒的カンパを
 機関紙改革と印刷所建設で革命勝利を切り開くために


 戦争と革命の時代が始まっています。大恐慌は本格的に激化し「死ぬほど働いても人間らしく生きられない」(韓国・民主労総ハンサンギュン委員長)と、全世界の労働者人民の根源的怒りが爆発しています。死すべきは帝国主義・新自由主義であり、労働者階級こそ社会のすべてを握り、人間的共同性を奪還しなければなりません。15年決戦の偉大な勝利を発展させ、2010年代中期階級決戦から世界革命へ突き進みましょう。革共同へ絶大な冬期一時金カンパを是非集中してください。

世界単一の革命党建設を

 すべてのみなさん! 戦争の時代に反帝国主義・反スターリン主義の世界単一の党を建設するため、ともに立ち上がりましょう。
 11・13パリ襲撃事件を契機に米仏帝国主義とロシアを先頭に「ISせん滅」を掲げた世界大戦級の空爆がシリアを襲っています。数知れないシリア人民が無差別に虐殺され、国民の半分が衣食住のすべてを奪われ難民になっています。パリ襲撃事件の元凶は、帝国主義と大国による中東支配のための侵略戦争です。帝国主義社民オランド仏大統領は「フランスは戦争をしている」と叫び、核空母シャルル・ドゴールからの空爆を始めています。フランス国内には非常事態を3カ月延長し、改憲を打ち出しました。階級闘争抹殺の反革命に出ているのです。
 他方で「イスラム国」(IS)は労働者階級に対する絶望と不信をあおり、攻撃を帝国主義中枢には向けず労働者人民に向け、帝国主義に与(くみ)しています。ISの対極にこそ新自由主義を打倒する道があります。
 すなわち労働者階級自己解放への絶対的信頼をもって国境・民族をこえた国際連帯を発展させ、ゼネストで闘うことです。これこそ帝国主義とスターリン主義が最も恐れていることです。11月14日の韓国・民主労総を軸にした15万民衆決起は世界革命の新時代を開きました。民主労総のゼネスト決起に続きましょう。そして11・1労働者集会で実現された韓国、ドイツ、トルコの労働者との国際連帯を力強く発展させましょう。
 安倍は19日、オバマ米大統領と会談し「航行の自由作戦」への全面支持を表明しました。「作戦計画5015」は核先制攻撃を発動する朝鮮侵略戦争計画です。国際連帯とゼネストで戦争を阻止しましょう。求められているのは世界単一の革命的労働者党です。

国鉄決戦貫き革命へ進む

 団結破壊の新自由主義を打ち破り、国際連帯とゼネストで世界革命を切り開く展望をつくりだしてきたのが30年にわたる国鉄決戦です。11・1労働者集会は国鉄決戦の新段階を開きました。革共同は動労総連合建設を全力で進め「国鉄決戦でプロレタリア革命を」の不動の路線を突き進みます。
 国鉄決戦とは階級的労働運動と革命的共産主義運動をめぐる国家権力・資本との非和解的攻防です。動労千葉は00年シニア制度以来の組合解体攻撃を打ち破り、外注化阻止・非正規職撤廃の路線で正規・非正規の団結を打ち立ててきました。国労の同志はこれと一体で02年5・27臨大闘争弾圧=暴処法弾圧を完全にはね返し、「党の革命」を先頭で牽引(けんいん)し、階級的原則を守って闘ってきました。こうした力が10年の4・9政治和解という反革命を根本で打ち破ったのです。そして11年の3・11以降、動労水戸は被曝労働拒否という世界が注目してやまない歴史的な闘いを切り開き、福島原発事故と対峙し、生きるために闘う地域住民・労働者の希望の星となっています。
 ここには権力中枢のどんな弾圧をも打ち破る階級的底力が脈打っています。全学連の同志たちは国鉄決戦の地平から学び、あらゆる弾圧を完全黙秘・非転向でうち砕き、新自由主義大学に学生自治会を次々によみがえらせ、10・27京都大学バリケードストライキを実現しました。学生戦線指導部が階級のリーダーとなって生き生きと闘っています。ここに革命的共産主義運動の真骨頂があります。

16年参院選決戦勝利へ!

 16年決戦の最大の焦点は安倍の改憲攻撃です。安倍には余裕や成算など何もありません。7〜9月の安保国会決戦の1千万人の怒りの決起に追い詰められ、改憲が全人民決起に転化することに本当は震え上がっています。
 16年参院選決戦は世界戦争情勢のもとでの改憲との生死をかけた階級決戦です。マスコミ各紙は衆参ダブル選挙の可能性が大きいと報じています。11月22日の大阪府知事・市長のダブル選挙における大阪維新の会の「圧勝」を受け、安倍は直ちに「ともに改憲を」と秋波を送りました。有象無象(うぞうむぞう)の反革命どもが労働者との決戦を身構えています。
 革共同は14年、15年決戦で培った革命的選挙闘争戦術を爆発的に実践して、鈴木たつお弁護士とともに1千万人と結合する参院選を闘います。労組拠点建設を猛然と推進し、ソビエトを射程に入れた地域拠点建設に突入しましょう。
 参院選は日本共産党スターリン主義との大党派闘争です。「自衛戦争賛成」の共産党は「国民連合政府」構想のもとで「日米安保容認」「日米共同対処」「自衛隊の積極活用」を打ち出すなど、完全に朝鮮侵略戦争に政権の一角として参戦するつもりでいます。だからパリ襲撃事件にも「テロ弾劾」を絶叫し、米仏ロの無差別空爆を一切弾劾しません。共産党の言う「戦争反対」「改憲反対」はすべてマヤカシであり、労働者を分断するための詭弁(きべん)でしかありません。青年・学生の獲得と決起で共産党を打倒しましょう。
 参院選へ向かう過程は5月沖縄闘争と伊勢志摩サミットが焦点です。党と労働組合の一体的建設で不抜の団結をつくりだしましょう。敵階級との力関係を革命的に一変させ、星野文昭同志を奪還しましょう。

『前進』は党・労組建設の環

 16年決戦、中期階級決戦の勝利に向かって何よりも求められているのは機関紙『前進』の改革と宣伝・扇動の飛躍です。『前進』を労働者階級の新聞、1千万人と結合する新聞にするために革共同は全身全霊をかけて闘う決意です。ここに拠点建設と地区党建設の飛躍の環があります。党と階級の力で必ず実現しましょう。
 『前進』は編集局、印刷局、経営局の同志を先頭に全党の同志の力、支持者のみなさんの英知を結集して作られています。このかけがえのない新聞をこれまでの数倍、数十倍の労働者に伝えるためには、どうしても印刷機を始めとする革命的設備投資が必要です。それは1億円規模になります。この資金をなんとしても集めましょう。ここに労働者階級自己解放の闘いが凝縮されているのです。
 すべての同志、支持者のみなさん! 冬期大カンパ闘争に総決起し、16年決戦勝利の一切の準備をやり抜きましょう。
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