植木団地追い出し絶対反対1周年 自主管理で誇り高く 高槻市の暴挙と徹底対決

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週刊『前進』06頁(2708号06面02)(2015/11/30)


植木団地追い出し絶対反対1周年
 自主管理で誇り高く
 高槻市の暴挙と徹底対決

(写真 組合事務所の前で団結を守りぬいた1年間の勝利を確認した)

(写真 集中して発言に聴き入る参加者【11月22日 高槻市・植木団地】)


 11月22日、「植木団地追い出し絶対反対!自主管理闘争で誇り高く生き抜くぞ!1周年闘争」が、120人の結集で、高槻市の追い出し攻撃をうち破って植木団地のど真ん中で開催されました。植木団地の仲間と地域の労働者が朝から集会場を整備し、全国水平同盟高槻支部や植木団地労働組合などののぼりが林立する中で、全国の仲間が結集してきました。
 全国水平同盟西郡支部、京都の崇仁(すうじん)支部準備会、杉並支部、北摂地域を始め関西の労組がかけつけました。立ち退き期限の昨年11月30日から1周年の自主管理闘争の勝利の地平を、労働組合―労働者階級の団結の勝利として意気高く確認しました。

代表が報告・決意

 冒頭、植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部の代表が報告と決意を述べました。「高槻市は3月の議会で水平同盟高槻支部・植木団地労働組合を結成し闘っているから協議を打ち切ると言っていますが、くじけず諦めず労働者階級の団結に生きることを決意した真紅の荊冠旗・労働組合旗が植木団地に翻っていることが高槻市を追い詰めているのです。私たちはゼネストをめざした自主管理闘争という新しい闘いに踏み出しています。私たちは必ず勝利します」
 関西地区生コン支部は組織決定で参加し、植木団地の闘いを「みなさんの雇用・仕事の確保と富田(とんだ)地域のコミュニティーの破壊をやめさせていく闘いと位置づけ、連帯していきたい」とあいさつしました。
 全国水平同盟本部は、「労働組合と一緒になって仕事や住宅を奪い返していく拠点をつくる闘いの第一歩を切り開いた」と、かちとった部落解放運動の新たな地平を明らかにしました。また、西郡や高槻に続いて京都・崇仁や東三条、奈良でも大きく前進していると報告しました。

地域の仲間から

 10月12日に植木団地労働組合とともに北摂地域労働者集会を共催した高槻医療福祉労働組合と大阪北部ユニオンや婦人民主クラブ全国協議会大阪北摂支部も、団結して闘うことを表明しました。
 半世紀にわたり自主管理闘争を闘ってきた全国金属機械港合同は、11・1労働者集会の主催団体としてお礼を述べ、11・14韓国民衆総決起闘争を動労千葉訪韓団としてともに闘ったことを報告しました。そして、民主労総と連帯し、国鉄闘争を軸に労働運動に結集して闘おうと訴えました。
 関西合同労組は「全国水平同盟や闘う労働組合が団結を崩さず闘いぬいてきたから今日がある。植木団地の広大な敷地を全関西・全国の闘う労働者のコミューンにしていこう」と決意を表明しました。動労西日本近畿支部や広島連帯ユニオンも発言しました。大阪星野文昭さんを取り戻す会は6月に植木団地で星野絵画展を行い、地域との交流を深めたことを報告しました。

当該全員が発言

 植木団地労働組合の仲間が登壇し、集会は最高潮に達しました。
 「この1年、組合に助けられて頑張ってこれた。これからも闘います」「今日という1周年、すばらしい仲間たちとともに迎えられてよかった」「これからもみんなで頑張っていきます」と組合員全員が発言しました。最後に、植木団地の仲間が、「優しさをもって、ちょっとずつでもいい、団結という言葉をかみしめて前へ進んでいこう」とまとめを提起しました。
 その後、鏡割りをして酒を酌み交わしながら、にぎやかに和気あいあいと交流を深めました。
(北摂労働組合交流センター・上園耕作)

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