2016年国鉄・参院選決戦勝利へ熱い大カンパ訴えます

週刊『前進』08頁(2710号03面03)(2015/12/14)


2016年国鉄・参院選決戦勝利へ熱い大カンパ訴えます

世界戦争か世界革命か

 11・13パリ襲撃事件を引き金に、シリア・中東、ウクライナ、さらには東アジアの3正面が連動し、世界戦争に向かう情勢が目の前で急加速しています。しかし、この対極で韓国・民主労総のゼネストと民衆総決起を先頭に、全世界で革命をめざす闘いが爆発しています。
 世界戦争か世界革命かをかけた2010年代中期階級決戦にあたり、革共同は革命党として時代に要請された責務と役割を果たすべく圧倒的なカンパをすべてのみなさんに熱く訴えます。
 11・13パリ襲撃事件以降、米仏ロが「イスラム国」(IS)掃討を掲げたシリア空爆を強化するなかで、11月24日にトルコ軍がロシア軍機を撃墜するという重大事態が発生しました。かつてロシア・トルコの激突がクリミア戦争となり、さらに第1次世界大戦の導火線となったように、今や事態は新たな世界戦争へと向かっています。イギリスもシリア空爆に突入し、ドイツも派兵を決めました。
 これは、日本共産党スターリン主義・志位和夫委員長が言う「憎しみの連鎖」「テロと戦争の悪循環」なのか? 断じて否です。事態の本質は、世界大恐慌の激化のもとで、中東の石油を始めとした資源・市場と勢力圏をめぐる帝国主義間・大国間の争闘戦なのです。同時にこの戦争は、トルコ、ロシア、ヨーロッパ諸国における労働者人民の階級的反乱を圧殺する階級戦争として発動されています。これに対置すべきは、11・1全国労働者総決起集会で発せられた「ゼネストと国際的団結で戦争を止める」プロレタリア世界革命の大進撃です。
 今や「国連安保理決議にもとづきテロ撲滅」「急迫不正の時には自衛隊を活用する」と公然と主張し、国家主義をむき出しにして戦争と改憲の手先と化した日本共産党や体制内労組幹部を打倒する大党派闘争に決起すべき時です。

『前進』の週2回発行へ

 革共同は、新年冒頭より『前進』の週2回発行に移行します。機関紙発行体制の大変革と機関紙自身の変革をもって革命情勢と切り結び、1千万労働者人民と結合する飛躍を成し遂げる決意です。
 『前進』週2回発行の大事業は、革命的共産主義運動50年の歴史をかけた党の全面的な変革と挑戦であるとともに、ほかならぬ『前進』読者のみなさんの協力と決起をもって初めて成就します。これまでの多大なご支援に深く感謝するとともに、本格的な印刷工場を建設する1億円の特別カンパを心から訴えます。宣伝・扇動の大変革のための強固な財政基盤の確立へ、支持者、読者ご自身の拠出とともにぜひ周りの方々にも呼びかけて集めてください。同時に紙代の改定にご理解とご協力をお願いします。
 韓国の11・14民衆総決起に打撃を受けたパククネ政権は、11月21日に民主労総本部など8カ所に家宅捜索を行うとともに、12・5第2次民衆総決起に対して「覆面デモ禁止。覆面した参加者は全員逮捕」を絶叫しました。パククネ政権は体制危機のりきりをかけ、米・日帝とともに北朝鮮転覆の全面戦争を発動するために国内階級闘争を鎮圧しようと必死なのです。しかし韓国の労働者人民はこの攻撃を真っ向から打ち破り、マスクに代えて仮面を着け、5万人が再びソウル都心で大集会とデモを敢行しました。ハンサンギュン委員長は「2015年、労働改悪を防ぐ強力なゼネスト闘争を必ず成功させること、それ以外に別の道はありません」と12・16ゼネスト突入を打ち出しました。
 新自由主義を打ち破り、民主労総を始めとした全世界の階級的労働運動潮流と固く結びついてきたのは、30年にわたる国鉄闘争です。12月5~6日に開かれた動労総連合大会は、青年労働者を先頭に、JR本体から委託、下請け関連全体まで、正規・非正規を問わず獲得していく新たな出発点を築きました。
 革共同は「国鉄決戦でプロレタリア革命を」「動労総連合を全国に」を合言葉に、動労総連合建設と合同・一般労組全国協建設を両輪として、非正規化と貧困と闘う労働運動をあらゆる職場につくり出します。全学連の4学生弾圧を完全黙秘・非転向で打ち破った若き同志たちが階級のリーダーとして立ち、京都大学バリストに続き、12月拡大中央委員会を成功させ、全国大学ストに進撃しています。

戦争・改憲攻撃粉砕を

 そして2016年は安倍の戦争・改憲との激突の年です。7月参院選は、戦後階級闘争の一切をかけた大決戦です。革共同は、鈴木たつお弁護士とともに1千万人と結合し、首都東京に労組拠点と地域拠点をつくり出す決戦に打って出ます。獄中41年、無実の星野文昭同志の奪還へ、『星野新聞』の発行と全国津々浦々での星野絵画展の開催、救援会の組織化に総力で決起します。
 2016年はあらゆる意味で戦争か革命かをかけた決戦の年です。本格的な労働者党建設の歴史的挑戦へ、革共同は必要な全飛躍を命がけで成し遂げます。すべての同志、支持者、読者のみなさん。冬期大カンパ闘争に決起し、ともに2016年の国鉄・参院選決戦に進撃しましょう!
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