『前進』週2回発行で革命勝利を開く 時代・情勢に迅速に対応し1万読者網を建設しよう 前進編集局

週刊『前進』12頁(2712号07面01)(2016/01/01)


『前進』週2回発行で革命勝利を開く
 時代・情勢に迅速に対応し1万読者網を建設しよう
 前進編集局

大恐慌・世界戦争情勢下の大挑戦

 今年から『前進』の週2回発行が始まる。これは革命的共産主義者同盟の機関紙活動における大挑戦であり、大飛躍を要する事業である。これは、世界大恐慌のもとで世界戦争危機が切迫し全世界的に革命情勢が成熟している中で2010年代中期階級決戦に勝利し、プロレタリア世界革命を切り開く壮大な過程の始まりだ。
 週2回発行の意義は計り知れないほど大きい。報道の即応性が高まり、時代・情勢の進展・変化に迅速(じんそく)に対応することができる。激動情勢と真っ向から切り結ぶ『前進』を自信を持って広く多くの労働者人民に持ち込むことができる。
 週2回発行の『前進』紙面をより一層充実させることが編集局の直接の任務だ。発行のテンポが速まり、回数が増える中で、内容をより豊かで水準の高いものに向上させていくことは簡単ではないが、断固挑戦し成し遂げる決意である。
 週2回発行、紙面内容の充実・向上、宣伝・扇動の大変革をもって2016年国鉄・参院選決戦に躍り出よう。1万の『前進』読者を獲得し、1千万の労働者人民と結合しよう。圧倒的に強大な革共同、革命勢力を形成し、その力で2010年代中期階級決戦の勝利、プロレタリア世界革命を実現しよう。
 世界大恐慌の全面的深化の中で中東、ウクライナ、東アジアの3焦点で第3次世界大戦勃発の危機が深まっている。
 しかし他方で、労働者階級人民は労働者階級の分断を目的とした排外主義攻撃を打ち破って、資本の搾取強化と自国政府の戦争に反対する国際連帯闘争に立ち上がっている。
 パククネ打倒を掲げる韓国民主労総ゼネスト・民衆総決起闘争が波状的に闘われ、日本の労働者階級人民も韓国労働者階級に連帯して闘っている。非常事態宣言下のフランスでは、パリ交通労働者がストライキを敢行した。トルコ政府のイラク・シリア侵略戦争、クルド人弾圧、新自由主義攻撃に反対して、トルコ・クルド労働者の反戦と国際連帯のデモが闘われている。
 到来している世界戦争危機、全世界的な革命情勢を実際のプロレタリア世界革命に転化するには、労働者階級の意識が革命に向かって大規模に一挙的に変化し、大量の労働者階級人民が革命的大衆行動に総決起することが必要である。そのためには、革命党が機関紙などによる宣伝・扇動で革命情勢の到来を広く大衆に訴え、闘いの方針、勝利の展望を示さなければならない。そして革命党が革命情勢に対応した組織へと自己変革し、革命的行動の先頭に立たなければならない。

宣伝・扇動の変革で現状の突破を

 革命党の機関紙は、革命情勢を革命に転化するための大量宣伝・扇動、革命的行動の組織化、党の建設・強化のための最大の武器である。そのような機関紙への飛躍の突破口が『前進』週2回発行である。
 『前進』はまだまだ一部の少数の労働者人民にしか届けられていない。しかし1万の定期購読者を獲得することができれば、1千万の闘う労働者人民と結びつくことができる。週2回発行・配布、宣伝・扇動の大変革をもって現状を革命的に突破しよう。
 『前進』は1912年のプラハ協議会後のボルシェビキの合法的日刊労働者新聞『プラウダ』の性格と非合法・非公然の党機関紙『ソシアル・デモクラート』の性格を併せ持った機関紙である。労働者の新聞であると同時に共産主義者の新聞である。この『前進』をもって全国全産別の労働組合の中に党を建設し、階級的労働運動をつくり推進すると同時に、地区党を広大に建設していかなくてはならない。
 ボルシェビキは1917年2月革命後の自由空間において『プラウダ』を党の中央機関紙として発行した。そして「4月テーゼ」で党を再武装し、プロレタリア革命に向かって説得・宣伝・扇動活動を強め、ソビエト少数派から多数派へと組織拡大をかちとり、10月革命=武装蜂起に勝利した。その武器は機関紙『プラウダ』であった。

日本共産党との党派闘争の武器

 今日、7〜9月安保国会決戦に立ち上がった1千万の人びとは、戦争法成立後も暴力的に改憲と戦争への道を突進する安倍政権を打倒し、戦争を阻止する意思を一層強固にしている。この1千万の人びとにマルクス主義に基づく階級的な時代認識、闘いの路線・方針を提起し、宣伝・扇動すること、とりわけ日本共産党スターリン主義との党派闘争、イデオロギー闘争に勝ちぬくことが決定的だ。この闘いの最大の武器が『前進』だ。
 編集局は絶えざる自己変革と紙面改革をもって全党全人民の期待に応えうる『前進』を毎号送り出す決意を固めている。読者の皆さんの投稿と批判を歓迎します。『前進』をすべての労働者階級人民の共同の政治新聞へと飛躍させよう。
 16年国鉄・参院選決戦―2010年代中期階級決戦に勝利し、プロレタリア世界革命を切り開こう。
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