鈴木弁護士、鈴コン前に登場 職場や駅頭で安倍打倒訴え

週刊『前進』02頁(2714号01面04)(2016/01/14)


鈴木弁護士、鈴コン前に登場
 職場や駅頭で安倍打倒訴え

(写真 鈴木コンクリート工業で働く労働者に工場前で訴える鈴木たつお弁護士【1月7日 東京都板橋区舟渡】)
(写真 韓国民主労総と連帯して安倍を倒そうと訴えた【8日 東京都港区新橋】)


 1月7日午前8時、東京都板橋区・浮間舟渡(うきまふなど)の鈴木コンクリート工業舟渡工場前に、鈴木たつお弁護士、全学連の斎藤郁真委員長、東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長が勢ぞろいして登場した。生コンを積むミキサー車、セメントや砂を運ぶ大型車が頻繁に出入りする工場正門前に宣伝隊は陣取った。
 3年間の不当解雇を打ち破り職場復帰を果たして1年余りとなる東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長の吉本伸幸さんの新年あいさつから情宣は始まった。吉本さんは、労働者が生きる権利と職場の安全を、職場の先頭で守る分会の決意を明らかにした。
 鈴木弁護士は、年末年始、日本と朝鮮半島を最大の焦点とする戦争の危機を訴え、慰安婦問題での「日韓合意」と北朝鮮核実験の本質を、大恐慌と帝国主義・大国の支配の崩壊として明らかにした。そして、この社会を変えることができるのは労働者の団結だけであり、鈴コン分会とともに闘うこと、7月参院選で安倍打倒の先頭に立つと表明した。
 斎藤全学連委員長は、「安倍が偉そうにしようとも、やつらがいる建物も使う道路もすべてコンクリートでできており、労働者がすべてをつくっている。戦争も止められるのは労働者だけだ」と呼びかけた。
 北島さんの司会のもとで、繰り返し「鈴木コンクリート資本は今も不当労働行為を続けている。すべての仲間は鈴コン分会に加入してともに闘おう」と呼びかけ、1時間にわたる社前集会を貫徹した。
 分会組合員を始め労働者が次々とあいさつしていく。管理職は奥に引っ込んだままだ。周りの工場に出勤する労働者も注目し、新年の宣伝行動は意気高く打ちぬかれた。
 この後宣伝隊は、王子駅前と北区役所前にも登場し、多くの労働者市民と合流した。

新橋駅前・銀座郵便局で街宣

 鈴コン前での街宣に続き、8日午後には新橋駅前で「許すな改憲!大行動」と全学連の街宣が行われ、鈴木たつお弁護士と斎藤郁真全学連委員長がアピールを行った。
 「本日正午から、韓国パククネ政権は北朝鮮に向かっての宣伝放送を再開しました。すさまじい戦争挑発です。北朝鮮の核実験は断じて許されるものではない。しかし、ここまで北朝鮮を追い込んだのは誰か。昨年、米韓連合軍は7万人の兵力を投入して過去最大規模の軍事演習を行い、日本の安倍政権は戦争法を強行しました。このような戦争政治が朝鮮半島に戦争の危機を生んでいる。本日、ゼネストに立ち上がっている韓国・民主労総のゼネストと連帯し、この戦争政治を断ち切りましょう。今こそ闘う労働組合をよみがえらせましょう!」
 鈴木弁護士の訴えに、背広姿の労働者が何人も足を止めて聞き入った。
 その後、銀座郵便局前でも街宣を行い、鈴木弁護士と斎藤委員長がマイクで労働者に訴えた。

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